太陽の勇者ファイバード

●2代目勇者シリーズ。

 エクスカイザーに続く第2作品。
 今回のリーダーは、宇宙から来た生命体が博士の作ったアンドロイドに融合。ロボットなのに人間の姿をしている為、日常生活は人間と一緒に生活している。
 前作は、エクスカイザーみたいにガレージで大人しくして、あんまり人間社会に溶け込まない勇者でした。
 でも今回のファイバードは、人間と一緒に生活をして、人と触れあい、「人間というのはこういう感情を持つ生き物なんだ」と肌で感じ取っていきます。
 他の宇宙警備隊のメンバーも、前作とは違い、人間と協力しあう場面が多々あります。
 人間がロボットから学ぶ強さや勇気。対して、ロボットが人間から学ぶ優しさや強さ。
 「人間って凄いね」と素直に感動し、ケンタやハルカに「今日、人間と接してこんな事を学んだよ」と伝えます。これはカイザーズみたいに正体を証さず隠密活動(?)をしているだけでは、決して気付かなかった事でしょうね。エクスカイザーの話し相手はコウタ一人。でもそれでは「人間と接した」とはとても言えない。「コウタ=人間」じゃない。人間には色んな人が居る。それぞれいろんな考え方・感じ方を持っている。マンツーマンでは、人間の本質は分からない。

★ファイバードはエクスカイザーに憧れて入隊したと噂される。
 確かにエクスカイザーは正義感に燃え、犯罪撲滅に力を入れている(仕事熱心でいつか過労で倒れないか心配)から、憧れるのも分かります。でも、ファイバードはエクスカイザーと同い年なのに、若干あどけなさが残るのは何故?。
・火鳥さんとファイバードとのギャップは凄いです。眼鏡を取ると性格一変。ハンドル握ると性格変わる某女友達と同じ現象なのでしょうか?

★今回の敵はドライアス。微笑ましかったガイスターとは違い、タダの悪?地球を暗黒世界にして、果てには移住しようかと目論んでいるようだった(デビルの塔が出来た時、確信した)。だが何故、地球に移住しようと思ったのか、理由は最後まで分からなかった。
 Dr.ジャンゴはドライアスと手を組み、暗黒世界を築こうとしていた。それで、人間が住めなくなるように、策を練っていたドライアスに全面協力していた。だけど、もし本当に人間が地球に住めなくなる危機に陥ったら、Dr.ジャンゴは今まで通り、笑ってドライアスに協力しているだろうか?Dr.ジャンゴ自身も人間である。自分も同じく危機に陥るでしょう。ドライアスは晴れて移住できて目的達成かも知れません。でもDr.ジャンゴは人間が住めない環境に陥ったらどうするつもりなのでしょうか?


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