・プラネットエナジーの探査を行うシアン。彼も、部下と群れて行動はしない。ブッチョもピンキーもビオレッツェも、お互い『協力する』という関係ではないんですね。 でもシアンは、手馴れているのか独りでも仕事が早い!レッドロンやブッチョに任せてないで、最初から自分が探査していれば‥‥。でもそうなったら、地球はとうの昔にTHE ENDだったろう(怖)。 ・まだ、ひたすら走っている気の毒なビッグランダ―。 まさか、日本からオーストラリアまでトラックで移動するとはね。 国が変われば気候も変わるというレベルではなく、北半球から南半球で真逆である。振動で腰は痛く、車内は蒸し暑く、我慢できないとヒカルは愚痴を吐く。 ビッグランダ―は、トラックなので居住性には恵まれていないと謝り、ヒカルは「それでも勇者なのか」と怒りだす。 ブッチョは、ビッグランダーのスピードが「遅い」って言ってたけど、それはおそらくトラックの最大速度。この速度でオーストラリアまで何時間かかるんだろう。 ずっと座ったままで‥‥。ヒカルじゃなくてもキレそうだ(^_^;)。 ・急にトイレにいきたくなったヒカルは、強引にビッグランダーを停車させる。 星史の命令でも螢のお願いでもないが、止まってあげるビッグランダ―である。 だが、密林のために先住民(?)に捕まってしまう。 ヒカルが捕まった事を、螢は察知(そこまでわかるなんてすごいよ)。 ブッチョは、捕まった螢を助けることも心配することなく、「それはいいこと」として先を急ごうとする(酷)。 ・ヒカルと螢が行方不明になった事を責められるブッチョ。 するとビッグランダーが、自分にも責任があると申し出たのである。 このままブッチョ一人に責任をなすりつけていりゃいいのに‥‥。変なところで律儀である。 ・ブッチョが足を滑らせて木にしがみついていた。 ワニが迫り、星史は助けるようランダーズに命令するが、渋るマッハランダーとターボランダー。星史の命令は絶対!ていうわけじゃないんですね(強く「助けろ!」と命令したら聞いたのかなぁ?)。 で、結局、ブッチョを助けたのはビッグランダーだった。 敵同士だけど、なぜか“悪友”みたいになりつつあり、初代・2代目のように『勧善懲悪』と別れていないのが特徴ですね。 ・ヒカルの危機を救った星史。その際、つい「ヒカル」と名前を呼んでしまった。ヒカルに、『自分は星史』だと暴露してしまった(バカすぎる)。そして、芋ずる式にヤンチャ―の正体もばれてしまう。 うぅ、こんなおバカな形で正体がバレてしまうなんて‥‥。 ・ブッチョの身の上話を聞く一同。息の合った掛け合いをみせるビッグランダ―だが、自虐的なオチには、さすがに敵ながら哀れで閉口してしまう。 でも、それは『命をおもちゃにする敵』だから捨てられただけのこと。この星の人たちは優しい人が大勢いる。 ブッチョの優しさを受けとり、優しさを返してくれる人がいるはず。 彼に懐いた猿がそれを証明しており、その様を見れば、悪い人だと思えない。だから意地を張らず、卑屈にならず、素直に自分を愛せばいいと螢は諭し、ヒカル・星史・ヤンチャ―も納得したのであった。 『夢半ば』で敗れたブッチョだけれど、その夢は、『他者を力で従えて自分が頂点に立つ』という夢だった。 ただ、その夢が叶ったとしても、それはブッチョを崇めて従っているわけではない。それで頂点にたてたとして、本当に嬉しいのか?それを螢に見透かされブッチョであった。 |