40話 密林の再会

・プラネットエナジーの探査を行うシアン。彼も、部下と群れて行動はしない。ブッチョもピンキーもビオレッツェも、お互い『協力する』という関係ではないんですね。
でもシアンは、手馴れているのか独りでも仕事が早い!レッドロンやブッチョに任せてないで、最初から自分が探査していれば‥‥。でもそうなったら、地球はとうの昔にTHE ENDだったろう(怖)。
・まだ、ひたすら走っている気の毒なビッグランダ―。
まさか、日本からオーストラリアまでトラックで移動するとはね。
国が変われば気候も変わるというレベルではなく、北半球から南半球で真逆である。振動で腰は痛く、車内は蒸し暑く、我慢できないとヒカルは愚痴を吐く。
ビッグランダ―は、トラックなので居住性には恵まれていないと謝り、ヒカルは「それでも勇者なのか」と怒りだす。
ブッチョは、ビッグランダーのスピードが「遅い」って言ってたけど、それはおそらくトラックの最大速度。この速度でオーストラリアまで何時間かかるんだろう。
ずっと座ったままで‥‥。ヒカルじゃなくてもキレそうだ(^_^;)。
・急にトイレにいきたくなったヒカルは、強引にビッグランダーを停車させる。
星史の命令でも螢のお願いでもないが、止まってあげるビッグランダ―である。
だが、密林のために先住民(?)に捕まってしまう。
ヒカルが捕まった事を、螢は察知(そこまでわかるなんてすごいよ)
ブッチョは、捕まった螢を助けることも心配することなく、「それはいいこと」として先を急ごうとする(酷)。
・ヒカルと螢が行方不明になった事を責められるブッチョ。
するとビッグランダーが、自分にも責任があると申し出たのである。
このままブッチョ一人に責任をなすりつけていりゃいいのに‥‥。変なところで律儀である。
・ブッチョが足を滑らせて木にしがみついていた。
ワニが迫り、星史は助けるようランダーズに命令するが、渋るマッハランダーとターボランダー。星史の命令は絶対!ていうわけじゃないんですね(強く「助けろ!」と命令したら聞いたのかなぁ?)。
で、結局、ブッチョを助けたのはビッグランダーだった。
敵同士だけど、なぜか“悪友”みたいになりつつあり、初代・2代目のように『勧善懲悪』と別れていないのが特徴ですね。
・ヒカルの危機を救った星史。その際、つい「ヒカル」と名前を呼んでしまった。ヒカルに、『自分は星史』だと暴露してしまった(バカすぎる)。そして、芋ずる式にヤンチャ―の正体もばれてしまう。
うぅ、こんなおバカな形で正体がバレてしまうなんて‥‥。
・ブッチョの身の上話を聞く一同。息の合った掛け合いをみせるビッグランダ―だが、自虐的なオチには、さすがに敵ながら哀れで閉口してしまう。
でも、それは『命をおもちゃにする敵』だから捨てられただけのこと。この星の人たちは優しい人が大勢いる。
ブッチョの優しさを受けとり、優しさを返してくれる人がいるはず。
彼に懐いた猿がそれを証明しており、その様を見れば、悪い人だと思えない。だから意地を張らず、卑屈にならず、素直に自分を愛せばいいと螢は諭し、ヒカル・星史・ヤンチャ―も納得したのであった。
『夢半ば』で敗れたブッチョだけれど、その夢は、『他者を力で従えて自分が頂点に立つ』という夢だった。
ただ、その夢が叶ったとしても、それはブッチョを崇めて従っているわけではない。それで頂点にたてたとして、本当に嬉しいのか?それを螢に見透かされブッチョであった。

戻る 次へ トップ ホーム