29話 空に散った貯金箱

・J・ローンの写真集を買うために貯金をしているフーコは、お手伝いをしてママからお駄賃をもらうコウタのお金を狙っている。「ケーキと貯金箱のお金を交換しよう」と、とんでもない交換条件を出し、買い物で外出する為、コウタが貯金箱をおいて離れようとすると、そのお金をとりあげようとしてコウタに怒られる。フーコは、「どケチ!金の亡者!」と大非難するが、フーコの方が金の亡者である。
・ゲームセンターのコインを盗んできたガイスター。ゲーム機もついでに盗んできたらしく、早速ゲーム機で夢中になって遊んでいる(可愛いなぁ)。
 コウモリは、「オモチャのコインがお宝になるか!」と怒鳴り、10万円金貨を盗んでくるよう指示した。日本のお金を盗んで、どうするのか分からない‥‥。
・造幣局へ行く徳田さんにくっついていくフーコとコウタ。コウタは単純に造幣局へ行きたいというのが動機だが、フーコは‥‥お金を作っている所ならば、ひょっとしたらお金が落ちているかもしれないという、とんでもない動機。造幣局へついてからも、札束やコインを見て目を輝かせ、床を這いつくばって「どうしてお金が落ちていないの?」と嘆いている(怖)。
・お金が生まれた理由をコウタ達に説明する職員。お金が無い頃は物々交換だったが、自分が欲しい物を相手が持っていれば問題ない。しかし、欲しい物を相手が持っていなかった場合──そこでお金が生まれたのだと説明する。
 原始人を例えにし、視聴者層が子供ということもあり、非常に分かりやすく説明されている。
・象のガイスターロボが現れ、鼻でコインを吸っていく。10万円金貨を盗もうとするロボに、フーコは「ロボに盗られるくらいなら私達が頂くこう」とコウタを誘った。コウタが叱ると、フーコは冗談だと言ったが──恐らく本音であろう。
 フーコは、お金を守れば謝礼で1割ぐらい貰えると、さっそく電卓で計算すると──なんと5億円!!これは、絶対に守りに行くべきだとして急ぐのである。
・貯金箱を抱えながら、10万円金貨が入った箱を運ぶのはさすがに無理があり、コウタはヘロヘロである。
 フーコは、どうせ謝礼は貰えるし、その謝礼は5億円で、貯金箱の金額など微々たるものであるから、捨てて行くべきだと言うのである。
 フーコとコウタが言い争いをしている間にガイスターロボが追いつき、金貨を持って行ってしまった(笑)。
・ドラゴンカイザーがガイスターロボにつかまってしまった。象の鼻で巻き取られ、締めつけられてしまう。
 コウタはどうやったらドラゴンカイザーを助けられるのかを考えた末、きっと貯金箱のお金を投げつければ、象ロボはお金を吸おうとドラゴンカイザーを放すのではないかと考え、貯金箱を叩き割って投げつけようとする。
・フーコは、コウタに「金貨よりも大切なんでしょ?」と思い留まらせるものの、コウタは貯金箱ごと象ロボに投げつけ──狙い通りに象ロボはドラゴンカイザーを放した。
・ドラゴンカイザーは、自分の為に大切なお金を使わせてしまってすまないと謝るが、コウタは「お金よりエクスカイザーの方が大事」だと言い、ドラゴンカイザーは嬉しそう♪。
 お金はまた貯められるけど、エクスカイザーは1人しかいないからそうはいかない。子供ながらに出来た子です。
・見事、50億円分の札束を盗むことに成功したガイスター。敵ながら「おめでとう!ついにやったね!!」と拍手したくなる瞬間です。
 ダイノガイストもニュースを見ながら、とても喜んでいらっしゃる。
 一方ガイスター4将は‥‥「ゲッ紙切れじゃね〜か!」と嘆いて、なんとマグマの中に捨ててしまった!!キャー勿体ない。
 直後、コウモリがやってきて「札束を持ってこいとダイノガイスト様が仰っている」と命令‥‥(笑)。まさか捨てたのか!?と聞くコウモリに、「プテラが捨てろと言った」「捨てたのはホーマーだ」と罪をなすり付け合いを始めた。こんな4バカに、ダイノガイストは独り、悔しそうに大きく咆哮するのみ。こんなおバカな4将を責めないなんて、偉いわダイノガイスト様。
 コインだけではなく、“紙”もお宝であると伝えなかったダイノガイストが悪いのか、ろくに調べもせずに適当に盗めばいいとした4将が悪いのか──。

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