30話 パパは禁煙中

・ヘビースモーカーのコウタのパパ。灰皿は吸殻でてんこもり。会社は煙で充満。
 パパのデスクまで呼び出された徳田は、息を止めてからやってくる始末である(そんなに酷いのか!?)。
 いい加減なんとかしてくれと頼み、徳田は愛妻家のパパに、新聞にも喫煙者を持つ妻は平均寿命が短いと伝えたのである
・買い物帰りのコータ達。青年がタバコをポイ捨て。火が消えていないタバコがマリオの尾の中に入り込み、中でいぶされ‥‥マリオはやけどを負ってしまった。
 コウタは、マリオの尾から飛び出してきたタバコを見て、「熱かっただろう」と慰めた。転倒させられたフーコは、『魅惑の味わい 大人の宝物』というタバコの看板に、「何が宝物よ!」激怒したのである。
・家で火傷の治療を受けているマリオを見ながら、なんとパパははタバコを取り出した。(この状況でよくタバコをふかそうと思うなぁ(-_-;))
 するとフーコとコウタが、「タバコ吸って何が面白いのか」「僕は絶対大人になっても吸わない」と、理解できないと呟いた。
 その言葉を聞いたパパは、なんだか吸いにくくなってしまい(笑)、 「私も止めようかな?」というポツリ。
 そのボソッ‥‥としたパパの言葉を聞き逃さなかった、コウタとフーコは大喜び。「ちょっと言ってみただけだ」というパパの言葉に一切聞く耳を持たず(さっきの呟きは聞こえていたのに(笑))、家族3人から「立派」だと連呼されたあげく、ついに禁煙することになってしまった。
・エクスカイザーにタバコについて説明するコウタ。タバコが何の役に立つのかとエクスカイザーに聞かれ、「何の役にも立たない」と即答するコウタ。
 タバコが無いと落ち着かないから吸っているみたいだとコウタが言うと、エクスカイザーは理解できないと首を傾げている。
※ある意味タバコは麻薬の一種で依存性が高く、一度吸ったら脳が快楽を覚えるそうですね。
・禁煙中のパパ。口にはペロペロキャンディ。机には山のように仕事が溜まっている。
 パパのタバコが無くなったことで職場の空気が澄み(^_^;)、足取り軽やかにパパのデスクにやってくる徳田さん。自分の書いた記事を読ませて「私、文化人。編集長は、過去の文化人」と小馬鹿にして、「あらっ、ここ漢字間違えてますよ!!」と皆のいる前で大声で指摘!
・深夜。パパはどうしてもタバコが吸いたいと車庫へ──。止めようとするマリオだが、『骨付き肉を買ってやる』と物で釣り、マリオを黙らせる。しかし‥‥エクスカイザーがコウタに密告し(汗)、ライターの火をタバコに付ける直前で、コウタとフーコはパパを制止して車庫から引きずり出した。
 禁煙していた筈なのに、タバコを隠し持っていたパパを責めたてるコウタ達。
 こんなに意思が弱いなんて知らなかったと怒るが、止めたいのに止められない段階まで依存が進んでいる場合、病院に行って治療しないと、なかなか治らないものであろう。
・ガイスターがタバコ工場に現れたとの一報を聞き、パパは慌てて工場へ──。
 カイザーズとガイスターロボとの攻撃によって散ってしまったタバコを手に抱え、ダイノガイストが一塊にまとめたタバコをゴッソリ持ち去っていこうとすると、パパは咄嗟にしがみつき──そのまま連れ去られてしまう。
 もはや降りることもかなわず、パパはロープ1本にしがみついて震えるしかない。徳田さんは、これこそシャッターチャンスだとカメラのレンズ越しに編集長を見ながら、あんな情けない姿をカメラに収めることは出来ないと嘆きながらも、結局撮ることに(笑)。
・結局タバコは持ち去られ、ドラゴンカイザーはパパに謝ったが、パパは「あんな体に悪いものは無くなっても構わない」と言って苦笑いを浮かべた。
・1日が終わり、「とにかく疲れた。こういう時にタバコで一服出来たら」と呟くパパに、ママはそっとタバコを差し出した。そんな優しいパパに、「君の為に今度こそタバコを止める」と断言するパパであったが──。
・盗んだタバコを吸いながら、「こんなものを地球人が分からない」とガイスター。価値なし。そりゃそうだ。


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