23話 僕の妖精(フェアリー)

・研究所に火を放って逃げた犯人。‥‥証拠隠滅か。
 なんでも、バイオ研究で妖精を作ってしまったらしい。どうせ作るんだったら、思い切って人間作りなさいよ!?と叫んでしまうが、さすがに子供番組。倫理的に妖精に抑えたのね(笑)。
 しかし、人魚の妖精を作るなんて、けっこう研究者もファンタジーよねぇ〜♪ ←そういう趣味があるのかしら?
・勇太のプリンを隠すドリルボーイ。「隠してないよ!」と言い訳するが、彼の下手な演技はとっくに見破られていた。
メンバーの皆から『子供』と言われてショックを受け、「そんなの酷いよ!」と言うが、「今日限りでブレイブポリスをやめてやるー!」と家を飛び出したり、妖精を見つけても、仲間に連絡せず、「皆には、絶対教えてやんないもんね〜」と、意地を張っている時点で、ドリルボーイは十分子供っぽい(^▽^;)
・妖精は、ドリルボーイと対面した途端に威嚇をするが、光を浴びせるだけなので、ほとんど意味が無い。
 ドリルボーイは、そんな儚げな妖精が可愛いのか、「良いもの持ってるんだ」とプリンを差し出す(やっぱりアンタが持ってたんか!)。
・妖精と一緒に過ごすドリルボーイ。「僕はドリルボーイ。君は?名前が無いんだよね。僕がつけてあげる。フェイはどう?」
 『犬も3日いれば情がうつる』というもので、すっかりフェイの保護者となり、夢中になっているドリルボーイである。
・ドリルボーイは、一度ブレイブポリスに戻り、デッカードと会った。
 デッカードは、先ほどの皆の態度は行き過ぎたと反省し、ブレイブポリスを代表して詫びる。
 ドリルボーイは、今はフェイに夢中なので、「良いよ良いよ」と適当に笑い、「ところでさ、妖精って見つかったらどうなるの?」と、聞いてみた。「例えば、うちで引き取るとかさ」
 するとデッカードは、「法に基づいて‥‥」と言いだすではないか!「そんなのダメだ!」と叫び、ドリルボーイはブレイブポリスを後にした(因みに、この一言で全てがバレている(おバカ))。
「絶対フェイは渡さない。僕が必ず守ってあげる。ずっと二人で一緒にいようね」byドリルボーイ。
‥‥‥‥ここまで情が移ってしまったら、こりゃもうダメだな。
 ドリルボーイは、この感覚が子供である。捨て犬を見境無しに拾う子供と一緒。可愛いから、可愛そうだから、守ってあげたいから──。『守ってあげられるのは自分しかいない』とかくまい逃げ続けるだけでは、根本的な解決には結びつかないってことが分かっていない。
 デッカードは、フェイを保護するから寄越すよう伝えたのに、ドリルボーイはデッカードの話なんか聞いちゃいない。
 本当にフェイを守りたいなら、一刻も早くブレイブポリスのメンバーにフェイを見せ、ブレイブポリスでかくまってもらうべき。そして、そこで、正直に自分の気持ちを吐き出すべきだった。
・研究者は、フェイが手に入らないなら、フェイを殺すことを決断し、フェイをかくまうドリルボーイごと攻撃する。
 瀕死の状態のドリルボーイを助けるように、フェイは光を放って助けようとするが‥‥敵ロボットの手にかかって亡くなってしまう。
 絶望し、何度も何度も名前を呼び続けるドリルボーイ。
 
・フェイを埋葬するドリルボーイ(こうなってくると、さすがに可哀想)。
 そこに、ドリルボーイの幻覚なのでしょうか?妖精の世界から、フェイを迎えにやってくる仲間の姿を見るのである。
「良かったね。仲間と一緒になれて」と、少し笑顔になったドリルボーイでした。
 幻覚だとしても、ドリルボーイが少しでも救われて良かった

・ドリルボーイは今回は可哀想でしたが、下手なかくまい方をしてしまった為に、起こってしまった悲劇ということでしょうか?

・フェイは、生命としてこの世に存在していたのか?
ジェイデッカーは子供番組なので、それを問うことはしませんが‥‥私にとっては、考えさせられる話でした。

戻る 次へ トップ ホーム