8話 南海の大決戦

・ヒカルから贈られたビデオレターを見る星史。ヒカルの「星史君も来れたら良いのに〜お気の毒」の言葉にムッとなる星史。「羨ましいでしょ〜」と自慢げなヒカル。星史君もどこか行きたいでしょうね〜まだ小学生だものね。親と一緒に旅行とか行きたいのも当たり前。
・ビデオレターを見終え、「俺も行きてーな‥‥‥行きゃいーじゃん!」と、またまた勇者(ジャンボセイバー)を私用で使う星史。良いご身分だねぇ(笑)。
 ジャンボセイバーの「乗り心地はいかがですか?キャプテン」の問いに、「大変結構。これでスチュワーデスでもいたらもっと結構なんだけど‥‥」と、星史は冗談で言ったのに、冗談が通じないジャンボセイバーは本気に取ってしまい、つい謝ってしまう(ランダーズなら冗談は通じるでしょうがね)。
・「南太平洋で異変が有るのは本当か」とダ・ガーンに聞かれ「ああ。地震も起こってるし何かあるね」と星史。しかしそれだけでは絶対とは言えないのではないか?とダ・ガーンは言うが、当の星史は全く聞いていない様子。「珊瑚礁に行け」だの、「鯨の上を飛べ」だの、その目的の無い命令に「ひょっとしてこれは遊覧飛行では?」とジャンボセイバーが呟く(ひょっとしなくても遊覧飛行です)。
 ジャンボセイバー、口調からしてちょっと怒ってますね〜やる気有るのだろうか‥‥キャプテンは‥‥‥という心境かも。
・星史は島におりてダイレクターを置いたまま遊びに出て行ってしまう。「調査に向かおうと思う」と言うジャンボセイバー(早速お仕事熱心ね)に、「適当にやっていて」といい加減な事を言う星史。でもね星史君。セイバーズのような生真面目な人って、なかなか『適当』に物事をこなすことは出来ないんですよ。
・遊んでいる星史を見て、「本当に異変を調べる気があるのだろうか?」‥‥と徐々に疑いの目を傾け始めたジェットセイバー。それに対し、「あれも調査の一環じゃ無いのか?」と、隊長の行動を信じていたいシャトルセイバー。でも「私にはそうは見えない」とジェットセイバー。ここでわかるのは、ジェットセイバーとジャンボセイバーは、シャトルセイバーより数段真面目ということ。
 何故なら、真面目者ほど、不真面目者の行動を気にするらしい(笑)。妙にその人の行動を観察したり、要らぬ手助けをしたり(いわゆるお節介)‥‥‥ジャンボセイバーを見ていると、その典型的タイプのよ<うな気がします。でもセイバーズも、星史の行動をブツブツ指摘するより、石から目覚めて間もないのだから、これを機に観光でもしたらいいのに‥‥ま、それが出来ないから生真面目なんですけど(汗)
・敵のロボが現れても、反撃をしないセイバーズ。ひょっとして星史の命令が無いと反撃も出来ないのでは‥‥‥と思ったらそうだった。呆れてしまった(もうちょっと自分から行動しても良いのでは?そりゃ隊長の命令は絶対だけどさ‥‥‥)。
・星史は津波が迫っているのに魚を捕って呑気な子(貴方はもうちょっと真面目になりなさい!)。
 そこへダ・ガーンがやって来て状況を伝え、一気に星史の顔がくもる)。
・ダ・ガーンはセイバーズの変わりに敵と闘うと決め、「セイバーズは島へ急げ」というと、セイバーズはアッサリ「了解」。あら?ダ・ガーンの命令は聞いちゃうわけ?多分隊長が星史で、副隊長がダ・ガーンという関係なのでしょうか?
・レッドロンは海底で大爆発する自分の基地の映像を見て、「素晴らしい、こちらもなかなか」と言っている。学者ロボが「助けなくて良いのですか?」と聞くが応じない。この人は、絶対改心なんか出来そうもないですね。仲間を思いやる気持ちゼロ。ガイスターも敵だったけれど、仲間を思いやる心はちゃんと持ってました。FONT color=#2f4f4f >4将がダイノガイストを思いやったり、逆にダイノガイストが4将を思いやるシーンが多々有りました。あんなに四六時中ケンカばかりしている4将同士でも、互いを思いやる場面は有りました(敵ながら、とても良い関係だなぁと思いました)。
・星史は人々を避難させようとするが、動物が置き去りになってるのを知り「仕方ない」と助けに行こうとする。仕方無しに戻ろうとする星史に向かって、ジェットセイバーは「キャプテンは!?」と心配そう。隊長としての素質を疑いながらも、何だかんだ言っても隊長の身が心配なんですね。
 そして、動物を助ける星史。犬猫を逃がすのは良いとしよう。でも‥‥‥トラやライオンまで逃がすのはどうだろうか(汗)。
・ダ・ガーンXがピンチなのに、セイバーズでは全く歯が立たない。それを見ていて星史が、「何かバーンと強くなる方法は無いのか!?」と聞くと、「有ります。合体出来るのです」だって。‥‥‥何それ。
  私は星史と一緒に「だったら初めからそうすれば良いじゃんか!」とハモって叫んじゃいました。本当に融通聞かないなぁ〜。セイバーズ達、単体では歯が立たなくても、「隊長からの合体命令が来ないから、仕方ないので個々の力で頑張る」と歯を食いしばって開き直って闘っててはダメ。今回は運良く単体で乗り切れたとしてもこの次はどうするの?星史は、セイバーズが合体できることは知らないのだから、あなた達から星史に自分達の事を教えてあげる必要が有ります。一言「隊長!我々個々の力では奴らには敵いません。しかし、私達は合体できるのです。ですからキャプテン!是非合体の命令を頂きたいのです。」と言うべき。そう言えば星史だって「そうか。じゃぁ合体しろ!」となるでしょう?言われなければいつまで経っても分かんないんですよ。「聞かれたら答える。だから聞かれるまで答えなくて良い」ではなく、聞かれなくても伝えておかなければならない情報は、「例え聞かれなくても、自分から伝える」も、これはとても大事なこと。
・帰りのジェットセイバーの中、星史は余程疲れたのかグッスリですね。ダ・ガーンの「日本に着くまで眠らせてやろう」の言葉に、ジェットセイバーは「エンジンの音は抑えて」と気遣い。優しいね、ジェットセイバー。他のセイバーズも優しいけれど、ジェットセイバーは他の勇者より、心なしか星史にとても優しい。他のセイバーズは『上司と部下』という関係だけだったが、ジェットセイバーと星史の接し方は、『上司と部下』というだけの関係では無かった気がする(隊長として星史を慕っていた?)。
星史に唯一、セイバーズながらほぼ対等の地位に立って話すことが出来たのはジェットセイバーだけだったと思う。星史に気配りをし、助言を与え、時々は愚痴を言い、星史のことをよく理解し、尚かつ信頼していた。星史が傷ついた時、星史に渇を入れ励ましてあげたのも他ならぬ彼だった。さすがリーダーだけの事はある(「闘いに勝ち負けは付き物ですよキャプテン!」)。ちょっとした思いやりや優しさが、ジェットセイバーには凄く有ると思います(現に、ジェットセイバーが星史に向ける優しさは他にも沢山有りました。本当に彼はとても優しかった。ダ・ガーンやランダーズの存在感に押されていたけれど、私は彼のその優しさが好きでした)。

戻る 次へ トップ ホーム