10話 必殺!合体破り

・美鈴さんは久しぶりに家に帰って料理をしている。怖い包丁さばき。危なっかしいし、切ったニンジンもお粗末だし、美鈴さんって切るのに力入れすぎでは無いでしょうか?自然体でやれば良いんですよ。上手く切ろうと思うから失敗するんですよ(ある方の受け売り)。
・「深海調査艇を探し出して見せるぜ〜」と意気込むランダーズ。〜元気だねぇマッハランダーとターボランダーは。
 人間の見ている前で堂々とチェンジして海にドボン!本当に『我々の正体はあくまでも秘密』なのだろうか(笑)?秘密だったらこんな派手な行動出来ないよ〜。
何だか慌ただしかったこの話。まるで‥‥‥‥そう!最終回のような忙しさ。何かとてつもない非常事態でも起こったのかと思わせる回でした。怪しい飛行メカをドンドン見つけるセイバーズ。ハイライトもガンガンだったし‥‥‥本当にハラハラしました。
・何事も無く日本海溝の上を通り過ぎてしまった星史。ランダーズに「そっちの様子はどうだ?」と尋ねると、彼らは深度7千mにいた。結構深く潜れるのねランダーズって。
 ランダーズはかなりの長時間海に潜り続けているのか、マッハランダーが「どこまで潜りゃ良いんだ大将!」と愚痴っている。あんたって本当にワガママでグチグチグチグチ言うのよね〜。他の勇者なんて、隊長に愚痴なんて言ったこと無いですよ(ターボランダーは時々言うけど)。
 まだグチグチ文句を言っているマッハランダーを、ビックランダーが「待て、何かが見えるぞ!」と制止。深海調査艇がレッドロンのメカに捕まっていた。どうやって深海調査艇を救い出そう。自ら作戦を立てるビックランダー。でも一体彼らがどんな作戦を立てるのか心配‥‥‥セイバーズは慎重に作戦を立てるでしょうけど、ランダーズは‥‥‥何か、適当に立ててしまいそうで(笑)。力任せに『壊してしまえ』というおおざっぱな作戦かと心配した。
・ダ・ガーン達の合体シミュレーションを見ているレッドロン。合体の合間の僅かなスキが弱点。へぇーレッドロンにしては良い作戦ですね〜これは絶対成功するでしょう。でもそれって汚いやり方。合体ロボには避けては通れない合体時のスキ。それを叩こうとするなんて‥‥‥‥‥そういえばエクスカイザーも、合体時のスキをつかれてキングローダーボコボコに壊されてしまいましたからね。キングローダーを捕まえたのはあのボケ(失礼)のサンダーガイスト。あの彼が成功したのですから、合体時って本当に皆、無防備でスキだらけなのでしょうね。
・レッドロンの戦艦らしきデカ物を見て「あれは!」と驚くのダ・ガーンの表情は格好いい。そのデカ物を見て、合体しようとするセイバーズとダ・ガーンだが、彼らの合体パターンはレッドロンに読まれているので合体できない。
・ダ・ガーン達が合体出来ずに困っている間に、小さいタコメカがドンドン出てきては、ダ・ガーン達を容赦なく襲い始める。「どうすれば良いのでありますか?」と聞くジェットセイバーに、星史は「とにかく攻撃しろよ」と命令する。
 そのタコメカは本当にタコみたいで、背後からセイバーズに絡まっては自爆!至近距離で自爆されたら、とても痛そうですね。背後から絡まりつかれ、ジャンボセイバーは「何だ!?」とビックリ。そりゃいきなり背後から絡まりつかれたらね〜。
・ダ・ガーンとセイバーズが悪戦苦闘中、ランダーズの方はようやくカタがつき、超特急で星史の元へ向かおうとしている。でもその影で、不気味に動く解放点活性化装置。その存在に誰も気付かないランダーズ。帰る前に、一度でも誰かに振り返って欲しかった(泣)。
・ジェットセイバーとシャトルセイバーがタコメカに絡みつかれ爆発。特にシャトルセイバーは前から2つのタコメカに絡みつかれ自爆された為、相当なダメージでしょう。その状況に気づき、『アオリ』で「ジェットセイバー!シャトルセイバー!」と遠くから走り寄ってくるダ・ガーンの姿はとても格好良かった。そこで初めて手元に有る資料の演出の欄を見たら、なんと初代で幻の技をいくつも見せてくれたあのふくだみつお氏だった。この方が演出された話は『幻の技の宝庫』。それ以外でも色んな所で面白い演出をみせてくれたので、このアオリもまさかふくだみつおさんの演出?
 特に今回は、演出・作監共に素晴らしい方々のオンパレード!どうりでハイライトガンガンの綺麗なクセのある画がてんこ盛りで、最終回のような忙しさがあるわけだ♪
・到着が遅い為、「ランダーズ、まだか!」と急かす星史(仕方ないの。彼らは飛べないし陸上じゃないから走ることも出来ないから)。そこで星史は「あっ」と『合体』の事を思いついた。単体のままランダーズを呼ぶと、また合体を封じられてしまうため、今のうちにランダーズを合体させ、合体した状態で越させようとの事。星史が素晴らしい機転を発揮したのに、ターボランダーからケチをつけられてしまう。でも負けない星史。「良いから!」と怒り口調で押し切る。そしたら「わかった、合体だ!」と鶴の一声で一同をまとめ上げたビックランダー(スゴイ‥‥‥一喝で奴らワガママ達が黙るなんて(^^;))。
・やってきたランドバイソンにダ・ガーンは、マグナムのブラスターを交換しながら話している。この光景はとても面白かった。このようなシーンは、2代目のガードスターは一度も見せてくれなかったですから。何度も言いますが、この話の演出を手掛けられたのは『ふくだみつお氏』。幻の技を次々と生み出してくれる演出は面白い)。2代目では、ふくだみつお氏は残念ながら演出には加わっていらっしゃいませんでした。もし加わっていたとしたら‥‥きっと幻の技はジャンジャン出ていたでしょうし、ガードスターのブラスター交換もお目見えしていたでしょう(少し惜しい)。
 でも、ふくだみつお氏が手掛ける幻の技で一番好きなのは、やはり初代1話の戦闘後に胸のライオンを閉まうシーンですかね。へ〜ライオンの裏ってこうなってんだ〜、しかも回るんだと思わず感心してしまった(汗)。
・レッドロンはついに闘いに負け、「このままでは帰れん。宇宙の果てまで逃げ延びるしか‥‥」と神妙な顔。そこへどでかい戦艦が登場!引力(?)に引き寄せられるレッドロン。恐怖に顔を歪めながら「許してくれぇ」と叫ぶ姿は驚いた。あの自信過剰なレッドロンが‥‥‥‥ボスって相当怖いんですね。失敗したら帰りたくないぐらい‥‥‥
 それに比べたらガイスターなんて、「失敗しましたーダイノガイスト様」と堂々と帰宅していましよね(笑)。多分その違いはズバリ『体罰』ですかね。ダイノガイストは、ガイスター4将がどんなマヌケな失敗をしても、口では怒っていても体罰を加えた事って一度も無いんですよ!私は、悪役の中でも彼は一番偉い方だと今でも思っています。だって他の悪役と言ったら失敗=お仕置きでしょう。そりゃ帰りたくも無くなりますよ〜。
 それに、ボスに従うのも大半は『逆らうと怖いから・従わないと体罰』だからでしょう?だから、この手のボスの部下ってボスの命令には従うけど、「命令以外でボスの為に何かしよう!」という気は起こらない筈。その点ガイスター4将にとっては、ダイノガイスト様は憧れの存在。「ボスのために」と、少ない頭で(笑)必死に考えて頑張っていて、とても微笑ましかったです。
 ガイスター基地が破壊され、空倉庫に移住した際、ボスの身の上をまず思いやり、ダイノガイストに個室を提供しようと提案した4将。敵ながら偉いと思った。ダイノガイストはただのボスじゃないとその時感じた。世の悪役はダイノ様を見習うべき?

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