17話 セイバーズ死す?!

・穏やかな授業中に、突然ダイレクターがピッピッピと鳴る。ただ音がしただけなのに、星史は「あっ」と胸ポケットを押さえて慌てる(行動が不自然すぎるから、怪しまれるのよ)。
・南アメリカでシャトルセイバーが敵を感知。命令を出してくれと頼む。「ラッキー♪どっか行きたかったんだ〜」と、楽観的な星史。まるでピクニック気分だ。一瞬、螢の「今日は何処へも行っちゃだめ」の忠告が頭をよぎるが、「まっさか〜」と笑ってごまかす。
 南アフリカに向かっている時も、「アマゾン目指して全速力〜」と、完全に旅を楽しんでいる。不謹慎だけど、私は何故か星史を憎めない。危険?敵?怯えてピリピリしたって意味無いよ。何か遭ったら遭った時考ればいい。今を楽しんで行こうよ♪という感じなのだろう。いいな〜星史の性格って(笑)。
・不気味な森の中で、ブッチョのメカ獣を発見する星史。ブッチョは、星史達が現れたのを確認し、捕獲作戦開始。緑の液体を地面に這わせる。
 緑の液体が、星史の背後に迫る。星史は警戒心0なので、あっけなく捕まってしまった。足が地中に埋もれていく星史。どうやら緑の液体に浸かると、底なし沼のように沈んでいくようだ(どういう仕組みなんだろう?)。
 捕まった星史を見て驚いたジャンボセイバーは、星史を助けようとして焦ってしまい、自分も罠にかかってしまう。
 みるみる沈んでいくジャンボーセイバーと星史。このままでは2人とも沈んでしまう。「何とかしてくれよー」と泣き言を言う星史(アンタが警戒心0だったから、とっ捕まったんだろう?と言いたい)
・既に、ジャンボセイバーは腰辺りまで沈んでいる(あの底なし液体って一体‥‥?)。
 ジャンボセイバーは、星史に襲い掛かってきた敵メカを倒す為、咄嗟にジャンボアローを発射。敵は倒せたが、反動で後ろに倒れてしまった。こうなってしまったら、もうジャンボセイバーは自力で底なし沼の脱出は不可能だ。そう悟ったジャンボセイバーは、ロープ付のアローを自身が倒した敵に放ち、ロープを伝って星史だけでも逃げるようにと叫ぶ。
 星史は、「お前も一緒に逃げるんだ」と言うが、どうみてもそれは無理っぽい。急いで助けにやって来たダ・ガーン。まずは隊長の星史を助け、次にジャンボセイバーを助けようとロープを引っ張るも、途中でブチンッと切れてしまった。あんなでっかいジャンボセイバーが沈んじゃうなんて‥‥凄い液体だ(怖)。
・拷問に遭っているジャンボセイバー。なるほど、底なし沼の底はこうなっているのか。
 痛くて叫ぶジャンボセイバー。あぁ〜あ、可哀相に。
 ブッチョは、苦しみから解放されたかったらチョロチョロの正体を明かすようにと脅す。ブッチョ‥‥もはや自分で調べるのを諦めたか(笑)。
 ジャンボセイバーは『見損なうな』と言い、苦しみに負けて話すことは無かった(かっこいいですね〜♪)。
・星史は大慌てでランダーズを呼ぶ。エッ‥‥今から呼ぶのか?間に合うかな(汗)。
 星史が通信を終えると、ブッチョが星史の前に現れた。ジャンボセイバーは、メカの頂上に吊し上げられている。ブッチョは、ジャンボセイバーの手足を左右に引っ張る。引き千切られるような激痛が走っているのか、ジャンボセイバーは絶叫!このままではヤバイ!
 どうしたらいいのか分からず困る星史。ジャンボセイバーは『自分に構わず攻撃して下さい』と言うが、そんな事ができる訳がない。命令のしようがない。
・いい気になったブッチョは、星史にヘルメットを取れと命令。さすがにあせる星史。「え‥‥、戸惑っていると、「やらないなら‥‥」とジャンボセイバーを苦しめる。
 仕方ない‥‥。星史はヘルメットを脱ごうとする(交渉下手だなぁ〜星史って)
・雨が降ってきた。ブッチョの視界が悪くなったのに気づいた星史は、「今だ!」とダ・ガーンに攻撃命令。だが‥‥ブッチョに見抜かれ、ブチ切れたブッチョは星史達を攻撃してきた。
 怒り狂ったブッチョに攻撃されるダ・ガーン達。そんな中、ブッチョは星史を発見し、怒りの矛先を今度は星史にぶつける。セイバーズは、攻撃される星史を身を呈して必死で庇う。健気ですね〜セイバーズは。それに比べて星史は‥‥。星史、もっと作戦計画立てたほうがいいよ。こんな姑息で行き当たりばったりの命令ばかり出してたら、そのうち全員捕らわれて共倒れになるよ。
・ジャンボセイバーを救い出し、がっしりと抱きかかえるランダーズ。ジャンボセイバーは、苦しみながらも星史を必死に気にかけてたのか、まず星史に「心配をかけてすみませんでした」と謝り、「キャプテンの正体は明かしていないから心配なさらないで‥‥」と伝える。その姿勢に星史は胸を打たれる。‥‥そこまでして、彼らは星史を守ってるんですよね。星史も自分の立場となすべきことを自覚してほしいものです。
・セブンチェンジャーが登場。
ダ・ガーンとランドバイソンが全力で立ち向かっているのに全く歯が立たない。2対1なのに圧倒的にセブンチェンジャーが強い。「つぇぇー」と素直に関心する星史。そこへボロボロになったジャンボセイバーが、「合体させて下さい」と頼みにやってきた。当然、「ダメだ」と即答する星史。だが、セイバーズの熱意に押されて戦闘を許可してしまう。
 あぁ〜あ‥‥絶対止めたほうが良いのに‥‥。私だったら、絶対に許可はしません。セイバーズは「空中戦なら勝算があります」とか言ってるけど、セブンチェンジャーだって空を飛べるじゃん。勝算なんてある筈が無い。それでも星史は、彼らに賭けてみたいと思ったのだろう。危険な賭けに出た星史ではあったが、賭けに外れた場合の事も考えたのか、「ヤバくなったらすぐ逃げろ」と命令する。しかし‥‥勇者が『危ない』という理由だけで、戦闘から逃げるとは思えない。
 フェイバリットディアのゲームでもそう。「危なくなったらすぐ逃げるから心配しないで」って言う奴に限って、最後まで逃げずに結局死ぬのだ(笑)。勇者特有の困った性格っていうか‥‥頑固というか‥‥(ノ_-;)
・セイバーズは、セブンチェンジャーと1対1になり、腹を突き刺されて殺されてしまう。あぁ‥‥やっぱりこうなったか。ほらね星史、逃げるって言う人ほど逃げないものなのよ。
 今回は、星史の判断ミスがセイバーズの死を招いたと言っても良いでしょう。あの時こうしていれば‥‥こんな命令を出していれば‥‥‥‥いや?螢の忠告さえ聞いていれば‥‥こんな悲惨な結果にならなかったかもしれない。星史は、螢の朝の忠告を思い出し、言うとおりにするんだったとガックリと膝を落とした。自分のせいだと責めるが‥‥今更遅い。

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