21話 闇にひそむ猫

・団長がブッチョだったなんて‥‥。ショックを隠せないピンキーさん。悔しがっているピンキーさんに、「お前が言うな!」と、つい突っ込んでしまった私たちです。
・ビオレッツェが猫の姿で登場。う〜ん、カマっぽいな(笑)。でも、なんだか雰囲気が怪しくてカッコいい。声が簗田さんだからかな?すごいドキドキしてくる。
・レディーピンキーにかしずく青年たち。ギリシャ風のコスチュームに、華奢な体。多分、ピンキーの趣味なんだろう。
 1人の青年が、「ブッチョ様の‥‥」と話し始めると、ピンキーは「くされブッチョとお言い!」と怒鳴る。慌てて「くされブッチョの──」と言いなおす青年。つい笑ってしまった。
・ブッチョの秘密を探りにいくピンキー。
 「ブッチョが持っていたデータをお出し」とピンキーは命令するが、「ブッチョ様の命令が無ければお出しできません」と、機械は応えた。
 しかし、首を締め上げられたら、いともアッサリとデータを差し出した。
手も足も無い機械が、どこからデータを出すのだろうと思っていたら──「ゲボェッ」と、口からデータディスクを吐き出した。うえっ‥‥気持ち悪い!
 下僕の男性がディスクを受け取り、頭にセットしたではないか!「えぇ──!?」by私&知人。ロボットだったなんて‥‥。
・ピンキーに情報を出したのに、自爆スイッチのボタンを押されてしまい、大パニックに陥る機械。しかし、ビオレッツェがピンキーと入れ違いに現れ、彼もまた、「データを出せ」と言ってきたではないか‥‥。
 機械は大喜びで首を振り、「助けてくれるのでしたら何でもお出しします!」。
 しかし、ビオレッツェが去った後に基地は大爆発を起したので、きっと助けてもらえなかったんだろうな(可哀想)。
 それにしても、「情報を出しなさい」と、1人ずつ個別にやってくるなんてね‥‥。1つのデータを2人で仲良く共有しようとか、2人でタッグを組んでダ・ガーンを倒そうとか、そういう発想は無いのかしら?
 1人で悶々と考えるよりは、2人で知恵を出し合って戦術を練った方が、はるかに効率が良いと思うんだけどなぁ。
 そこが‥‥やっぱり違うんだろうな。
・高杉大佐は、TVでダ・ガーン達に呼びかける。
 「ダ・ガーンをはじめとするロボットの皆さんには心から感謝する」。そして、「名乗り出てください」とお願いしてきた。「あなた方のおかげで、地球の平和は見事に守られています。貴方達は英雄です」
 今までの勇者シリーズでも、TV番組でロボットの活躍を称えてはいたが、国が直々に感謝の意を述べたり、名乗り出てくれと頼むのは初めての事ですね(2代目は、『お金を援助するから名乗り出てくれ』だったので、ちょっと意味合いは違うでしょうし)。
・高杉大佐の声明を聞いて、ピンキーは憤慨する。「これでは私たちが無能ってことじゃない!」。確かに、「異星人との戦いに連戦連勝」なんて言われたらなぁ(笑)。裏を返せば『異星人は連戦連敗』だもんね。
・隊長を探すビオレッツェ。猫の姿が可愛い〜♪
 路地裏をウロウロしていると、頬をビチッと‥‥!い、痛い。
 振り向くと、隊長服姿の──誰?本人は、正体を隠しているつもりなのだろうが、フフッとほくそ笑んだ声が子安さんだったので、すぐに「ピンキーの下僕」だと正体が分かってしまった(笑)。
 そんな、下僕とビオレッツェの追いかけっこを、モニター越しにゆったりと眺めるピンキー。彼ら異星人に、仲間意識は皆無なんだろうな‥‥。
・緑ヶ浜にダ・ガーンが登場。しかし、すぐに合体(涙)。セイバーズも、到着後にすぐ合体してしまう。星史君‥‥もう少し単体のままでいさせてよぉ。ダ・ガーンのカッコいいお姿を、もう少し見ていたいのに。
 同時刻。ビオレッツェは、隊長服の敵(中身はピンキーの下僕)を倒しながら、「誰の命令でこんな事をしてるの?」と問う。しかし、決して口を割らない健気な男の子。
 必死に隠しているのだが、「レディの御為に‥‥」の一言で、全部バレてしまった(爆)。
・夜。ビオレッツェの冥福を祈り(爆)、ピンキーは嬉しそうにワインを掲げる。しかし、そこにビオレッツェが──!驚くピンキー。
 「私のこと、殺そうとしたでしょ」と、静かに聞くビオレッツェ。少し寂しそうな、悲しそうな顔。もしかして‥‥ピンキーの事が好きなのかなぁ。
 しかしピンキーって、本当に「情」が無いですよね。ビオレッツェがここにいるってことは、下僕は倒されたって事なのに──。彼らが心配じゃないのかなぁ?
 下僕の身を案じるどころか、「私じゃないからね!本当に私じゃないからね!」って ──酷くないか?それは。健気なあの子達が可哀想すぎる。

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