30話 謎の少年

・ダ・ガーンを仕留めそこなった事で、敵はそれぞれビオレッツェからお仕置きを受けていた。
レッドロンはサイボーグにさせられていた。さてピンキーは‥‥?
「どんな姿にされるのが一番怖い?」と聞かれたピンキーは、「子供の姿にされるのが一番嫌」と叫び、そのお仕置きだけはしないで〜と嘘くさい芝居で懇願する。
ビオエッツェは、ならば‥‥とピンキーを子供の姿に変えてしまう。わぁわぁと泣き出したピンキーだったが、こんなお仕置きはピンキーにとっては痛くもかゆくもないものだった。
ビオレッツェは、ピンキーの嘘を見抜いていたのかなぁ。あれだけ頭が切れる人だから、きっと分かっていた筈だから、軽めのお仕置きにしてあげたのかも。
・新学期も始まり、星史もヒカルもテンションが上がっている。新学期に関係ないはずの根本さんもダ・ガーン扮するパトカーを撫で撫でして、再会を喜んでいた(パトカーが無かった期間、根本さんはどうしてたんだろう)
 ダ・ガーンが帰ってきたことを喜んでいる根本さんを眺めていると、星史も嬉しくなってくる。学校も始まり、テンションはMAXである!
 バカみたいにはしゃぐ星史をヒカルは咎めることなく、ピンキーさんの事件で落ち込んでいた星史がようやく立ち直ったと胸をなで下ろしていた。
・螢が、「誰かに追われている」と逃げているところに出くわした。犯人を捜していたところ、螢を付け回している少年を発見する。
一時は見失ったものの、なんとその少年(ヤンチャー)は、大胆にも教室の窓をけ破って現れたのである(よく誰も怪我しなかったな)。
「俺と一緒に来い!」って、初対面でそんなこと言われて来るわけないでしょうよ。すると螢は、ヤンチャーを怖がることもなく、笑顔で首を横に振って拒否。
・星史は、竹刀を振り回して「螢を守る」といって躍起になっているが、その星史の横に肝心の螢は‥‥いない(爆)。
 螢を守るなら螢の近くいないといけないんじゃないの?ヒカルに指摘されて星史は「あっ!」
 今更、星史は螢を守るために走りだしたが、螢はまんまと攫われてしまった(バカすぎる)。
・螢を攫ったヤンチャーを追い詰めた星史。星史は、目の敵にしてヤンチャーを責めるが、螢は攫われたというのにニコニコしている。多分、“敵”ではないことはわかっているのでしょう。まぁ‥‥知らない人は、あのヤンチャーの態度を見る限り、「良い人」には全く見えないから仕方ないですが。
 2人は取っ組み合いのけんかにを始めてしまい、ヤンチャーは体制を崩してしまう。そこにたまたま仲裁に入ってきたヒカルが現れて‥‥キャー!キスをしちゃった〜♪
※因みにこのキス事件から派生したドラマCD「ミステリアスベル」
星史が寝ている隙に誰かにキスをされてしまう。星史はダ・ガーンにその事を相談し、それを聞いたダ・ガーンが「我らが隊長が──!」と、セイバーズやランダーズと共にバカ正直にキスの犯人を探すコメディである。
「大将の相手はヒカルに決まり」「キャプテンが好かれている証拠だから嬉しい」とか‥‥とにかく脚本家のタガが思いっきり外れたCDだった(汗)。
・ヒカルがキスされてやきもちを妬くどころか、すかさず囃し立てまくる星史。2人が真っ赤になってへたり込んでいるところを、よせばいいのにクラスメイトを集めてまでいじり倒し、「なんならもう1回」と煽る始末。
 これにはさすがのヒカルもブチ切れ、星史を殴って帰ってしまう。しかし、お調子者の星史は一発殴られたぐらいじゃぁへこたれない!
 ヒカルの背中を指して、ヤンチャーに「追いかけなくていいのか?行っちゃうよ」と、これまたいじる。
 ついにヤンチャーは涙目になって逃げだしてしまった(可哀そうに)。
・螢を付け狙っていた奴も逃げたことだし、もう安心〜と気を抜いていた星史は、まんまと大男に螢を攫われてしまう。
 真の犯人はヤンチャーじゃなかった!と、必死に後を追いかける星史。その男は、なんとデ・ブッチョだった。星史にとっては散々苦労させられた敵だが(セイバーズも倒されちゃったしね)、なんとなくブッチョが小さくて違和感があり困惑していると、星史の周りを8人のブッチョが囲んでゆく。
驚くこともせず、冷静に「分身の術ってやつか」と判断し、瞑目して本物を見抜こうとする星史(‥‥出来るの?)。う〜ん、普通だったら冷静に「分身の術」なんて発想は起きないけれど、ダ・ガーンの世界観が何でもありな為、それもアリだと思えてしまう不思議。
・装甲獣に、自身と螢を掴まえさせて退散するブッチョ。敢えて螢を目につかせ、「撃てるものなら撃ってみろ」と開き直る。
 しかし、パワーアップ形態に変形した際、ブッチョ達を掴んでいた足が消えてしまい、螢とブッチョは地面へ真っ逆さま!すかさずガ・オーンが助けに行くが、セブンチェンジャーが螢を助けたのである。
・「ありがとう」と言われたのが初めてだと照れるヤンチャー。ヒカルと事故とはいえキスしてしまった唇を拭い(笑)、今日起きた出来事を思い出している。
 ヤンチャーにとってこの星は『やかましい星』だそうだ。彼はどこから来たのでしょうね。
※因みに、前述のドラマCD「ミステリアスベル」では、各キャラの過去についても触れており、幼くして王とならざるをえなかったヤンチャーに、スパルタ式で王の自覚を出させようとするセブンチェンジャーが面白かった。
しかし、私が一番笑ったのは星史の両親。高杉夫婦は料理が苦手。じゃぁ産まれてくる子供を料理上手にしよう‥‥って、何かが違う気がする(爆)。

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