31話 もう一人の隊長

・地球の事を何も知らないヤンチャー。いや、地球の事だけではなく、そもそもいろんなことを知らないようである。
螢に尋ねたいことがあるが、どうやって伝えたらいいか分からない。
セブンチェンジャーは、一例としてドラマを見せて(オイ)、「そっかこうやるのか!」と納得するが、このドラマのシチュエーションって、なんか違う気がする。
さぁいざ本番!意を決して、「今日は貴方に聞きたいことがあって‥‥」と顔を挙げたら、そこにいたのはヒカルだった!
人違いでパニックとなり、頭を抱えている所に間が悪く星史登場である。星史はヤンチャーがヒカルに渡した花束を見るなり、「またキスしてよ〜」と囃し立てる(こら、よしなさいって)。
涙目になってしまったヤンチャーはその場を立ち去ってしまった。
他の星からやってきたヤンチャー。この子は、オーボスに星を滅ぼされてしまったのですが、それができるオーボスって何者?すごいやつなの?
『宇宙文明』という言葉がある。“何ができるか”によって、知的度はわかれる。オーボスができることは、なんだろう?

仮に、惑星で文明が繁栄したとして‥‥その知的文明タイプは3段階。
段階の基準は、“支配能力”で分かれる。

タイプ1‥‥自らの惑星を支配できる能力を持つ。惑星が持つエネルギーの全てを自在に操ることが可能である。
例:自然を操る(雨が欲しい地域に雨を降らせる)/災害を未然に回避、意図的に起こす

タイプ2‥‥“母星”である恒星(地球でいえば太陽)と、その恒星を周回する惑星(地球でいえば太陽系の惑星)の全てを支配できる能力を持つ
例:太陽核のエネルギーを利用する/他の惑星を地球環境に整えて移住する

タイプ3‥‥“母星”の銀河(地球でいえば天の川銀河(銀河系))の全てを支配できる能力を持つ
例:各々の国が銀河の星々に住み、往来と通信を可能である(銀河連邦)

現在は、例え知的文明が栄えていたとしても、理論上タイプ3までが限界‥‥であるとされていたが、最悪『タイプ4』の文明が栄えている可能性はないだろうか?と議論されている。
しかし万が一栄えていた場合、実に恐ろしいことであり、地球も決して楽観視できない。なぜならそれは‥‥宇宙のすべてのエネルギーを支配できる能力を持つからである。
例えれば、恒星・惑星・銀河を消滅させ、かつ再構築する能力なんだそうだ!

さて、地球はどのタイプの文明でしょう?実は‥‥ガーン!タイプ0なんです!!
自然災害を回避する能力などない。火山の噴火を止められない。台風は予測できるけど消滅させられない。ダムに雨を降らせられない‥‥。何もできない(ノД`)シクシク

※ちなみに、はくちょう座の一角にある恒星が、なにかの物体により20%も遮られているのだとか。それは惑星などの球ではなく‥‥‥‥明らかに角ばっている! これは──!と、世界の天文学者が躍起になって調べている最中だそうです。
私はアニメってあまり観ないけど、勇者シリーズは大好きで、ダ・ガーンはDVD-BOXも買っちゃった(#^^#)。ワクワクする“宇宙”ってところに惹かれたのかな?

・リベンジとして、螢宅に咲いている彼岸花を摘んで螢に渡そうとするヤンチャー。
あのねぇ。人の敷地の花を勝手に摘んでおいて、それを本人にプレゼントするかね普通‥‥(^_^;)。それが非常識だという認識は‥‥ないだろうなぁ。
「今日は貴方に聞きたいことがあって来たんですぅ!」オオ―言えたね!オメデトウ!!
螢は怒ることなく彼岸花を受け取り、じっとヤンチャーを見つめる。見つめられたヤンチャーは真っ赤になって眼を逸らしながらも、「教えて‥‥くれよぉ」って可愛いなぁ(#^.^#)。
・食い逃げしてトレーラーで逃げたヤンチャーを、懸命に自転車で追ってきた星史は、さすがに息が上がっている(お疲れさんでした)。
螢とヤンチャーの会話を聞き、ヤンチャーがチョロチョロ‥‥つまり星史を探していることを知って、何が目的なのかと星史は首を傾げた。
チベットへ行くよう勧められたヤンチャー。疑うことなくチベットへ向かうヤンチャーを追って、星史もチベットへ──。
「チベットへ行けばチョロチョロに会える」という螢の予言通り──というか、そのように仕向けられた2人でした(笑)。こんな単純な2人、さぞかし良い感じにまるめこめそうぁ。
・光の洞窟内にいたセブンチェンジャー。
星史はビックリして攻撃しようとするが、セブンチェンジャーは自分が敵ではないことをアピールする。
しかし‥‥スカイセイバーを殺されかけた星史は信じようとしない。
すると、セブンチェンジャー内にいた“隊長”が現れて、「俺を手伝え」と突然怒鳴り始めた。
少年はキャプテンスーツを着て姿を隠していたものの、あまりにも分かりやすい仕草&態度&声に、星史は一発で『食い逃げ少年』だと見抜いてしまう。
‥‥もしかしたら、星史も既に誰かにばれていたりしてね(^_^;)
・しきりに「俺を手伝え」と連呼する少年に対し、星史はつとめて冷静に振る舞って話し合いに持ち込み、自分のペースに引き込もうとする。
少年は自らを「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリンシウス・ジャックギンガー・ワイルダー14世」と名乗り、それを復唱できない星史を嘲笑った(私も無理です)。
カチンときた星史は、ヤンチャーの幼稚な言動を取り上げて逆に嘲笑ってやる。それにカチンときたヤンチャーは暴言を吐き‥‥双方言い争っている内に2人ともヒートアップ!しまいには取っ組み合いのケンカに‥‥(汗)。冷静になるよう窘めるダ・ガーンを無視し、ヤンチャーを「食い逃げ野郎」と罵り‥‥結局、自らの正体を暴露してしまった星史であった(バカ)。
・ヤンチャーは星史にオーリンを見せて(最初から見せなさいよ!)、改めて自分の仕事を手伝うようにお願い‥‥というか、命令する。
明らかに言葉足らずなヤンチャーである。それでは誰にも通じるわけないのに、「お前って頭悪い」だなんて人をバカにするような事を平気で言う。
言葉に隠された『真意』を読み解くのが不得意な星史は、「何が?何を?」とポカ〜ンとしている。しかし、面と向かって「頭悪い」「バカ」と散々言われてしまっては、例え星史が言葉の真意を悟っていたとしても、手伝う気が失せるってもんである。
しかし、ヤンチャーからオーリンを見せられても「なんでお前が持ってんだ?」と聞き返してしまった星史は‥‥やはりヤンチャーの言う通り、「バカ」である(爆)。普通、絶対ここで気づくはず!
・「これだけ言っても分からないのか!?」と呆れるヤンチャーだが、人にものを頼むならば、直球で「手伝え!」ではなく、「○○だから○○してほしい」と頼まなければダメなのですが──。口下手+天邪鬼+照れ屋=直球になってしまうのかもしれない。
それに、産まれてまもないころからセブンチェンジャーと一緒なので、人との接し方がわからないのでしょう。
ダ・ガーンが気づいていれば、ダ・ガーンから言ってやってもいいのでしょうが、隊長を差し置いて部下がアレコレ言うのもなんだし、そもそもそれは隊長である星史が気づかなければならないこと。ダ・ガーンはそれを待っているのかもしれません。
私としては、セブンチェンジャーとダ・ガーンが話し合えばスムーズに事が進むのでは?と思ってしまった。そうすれば、ビオレッツェがやって来る前に今後の方向性ぐらい話すことができたことでしょう。
・ビオレッツェが洞窟内にやってくることを知り、セブンチェンジャーは咄嗟にダ・ガーンを攻撃する。
その攻撃が、ビオレッツェの目を誤魔化すものだとは‥‥当たり前だが、星史は気づかない(オーリン見せられても首を傾げていたぐらいだから、おそらく無理でしょうな)。
攻撃された星史は「どいつもこいつも嘘つきばかり」と悔しがる。
セブンチェンジャーにスカイセイバーを殺された悔しさと、好きだったピンクやピンキーさんに裏切られた悲しさが相まって、『もう誰も信用できない』といった苦しさが伝わってきますね。

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