36話 秘められた伝説

・結局日本海溝は、プラネットエナジーの解放点では無かったことが判明して一安心。
以前の美里村の温泉と同じように、温泉が湧きでてくることもなく‥‥特に何も起こらなかったのです。
ふぅ‥‥命拾いしたね。
・尿意をもたらした星史は、ヤンチャーを連れて近くの島へ──。
星史‥‥女の子の前で、そんな分かりやすい尿意の我慢の仕方はしちゃダメよ(-_-;)
尿を漏らす直前に島に到着することが出来て(ダ・ガーンの中で漏らさなくて良かった♪)、星史が立ちションをしていると、ヤンチャーもつられて共に立ちション。
2人で飛ばし合いをしていると、妙な視線を感じて上を見上げると──勇者たちが覗き見をしていて、星史は赤面。
多分、なんだろうなぁ〜ぐらいだと思うのですが(-_-;)
なぜか螢も見ていて(これは恥ずかしすぎる)、立ちションを見られ〜の、正体も見られ〜のダブルショックである。
でも‥‥実は螢は星史の正体をずっと前から知っていたらしい。
確かに、そんな描写は多々ありましたね〜。3話ぐらいで、もう見抜いていたんじゃ?
・海で泳ぐ星史と螢。ヤンチャーは、螢も誘いますが‥‥女の子にそれを言うな!
日本海溝の近くに、ペンギンの群れがいる島ってどこ──?というツッコミはさておき、星史とヤンチャーは楽しそうである。
そんな時、ペンギン達の悲鳴が聞こえて2人が振り向くと、ペンギンがシャチに食べられそうになっていた。
星史はダ・ガーンにペンギンを助けるよう命令しますが、螢が「ダメ!」と制止。
ダ・ガーンは、星史の命令には例え死にそうになってもクソ真面目に従うのに、螢の一言に圧倒されてしまっている。
シャチに食べられたペンギンの最期を見てしまった星史は、結果としてペンギンを見殺しにさせた螢を責めたてた。
星史は、ただ単純に『ペンギンが可哀そうだから助けてあげたい』という純粋な気持ちだったのだろうが、螢はそれは違うとする。
「自然の摂理を壊してはいけない。シャチはペンギンを滅ぼそうとしているわけではない」という。
シャチは快楽のためにペンギンを殺しているのではなく、生きるために食べているだけである。それは『食物連鎖』というのですが、自然界での摂理に、人間は手を貸してはいけないというのである。
これって、分かっていても出来ない時ってありますよね。
ツバメの巣から落ちたヒナの場合、半数が親鳥がわざと巣から落としているんですよね(実際に見たことがありますが‥‥残酷です)。
確かに、弱ったヒナに与える餌があったら、より強いヒナにあげたいですもの。その分食費(?)は浮くのですから。
私は、親鳥が敢えて落としたヒナを、人間のエゴで巣に戻したりするようなことはしませんし、保護することもしないようにしています(というより、『鳥獣保護法』で禁じられています)。
彼らは弱肉強食の野生で生きているのです。巣から落されたヒナは、その生存競争に負けたのです。可哀そうだからといって巣に戻したり、人間が連れ帰って面倒をみちゃうのは‥‥やはり違うと思いますしね。
※落されたヒナが死ねば、その死骸に蟻が群がり始めます。このヒナの死骸が、今度は蟻の餌になります──。それが正しい自然の姿だと思います。
・砂浜から、赤ちゃんの亀が海を目指して歩いている。
単純に「可愛い〜」と喜ぶヤンチャー。
星史は亀の群れを見ながら、海は危険がいっぱいで、大人になるころには、この殆どが死んでしまうことをどこかで聞いたと呟く(学校で習ったのかな?)。
生き延びにくい種は数多く卵を多く生み、生き延びやすい種は卵が少ない。う〜ん、ホント自然界とは良く出来たものです。
死ぬかもしれないけれど、それでも海を目指していく亀たちは、精一杯生きようとしている。
はかなく健気で、逞しい命の輝きに感動した星史たち。今回『勇者の隊長』として、とても成長したと思います。

因みに‥‥ランドバイソンって、荒くれものでいい加減なように見えても、実は優しくて、よく人を観察しているんですよねぇ。
ヤンチャーの服がいつも一緒とか、服を買ってやれとか、まるでお父さんのようです。
『着たきり雀』って、そんな言い回し、どこで習ったのよ(-_-;)


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