37話 俺たちの惑星(ほし)

・戦いが起きて緊迫した状況であっても、乾かしておいた自分を服を取りに戻るヤンチャ―。
「服なんか後で買えばいい」と星史は簡単に言うが、ヤンチャ―は一文無しなのでこの服が無くなったら‥‥(-_-;)
自分の服しか取ってこないヤンチャ―に、星史は怒り、「服なんか後で買えばいい」とあれほど言っていたのに、ランドバイソンに「俺の服を拾っといて」と命令(私用に使うな)。
でも星史もヤンチャ―も、服よりももっと大事なことを忘れていたことに気付いた。なんと‥‥まだ地上に螢が残っていたのである!
・ブッチョによって、ペガサスセイバーもグレートダガーンも拘束されてしまう。
バリアによって空高く挙げられてしまい、手も足も出せない。このバリアすごい!今までなんで登場しなかったんだろう。
グレートダ・ガーンさえ抜け出せないバリアなんて、もし初期のころに登場していたら皆やっつけられていたでしょう。
・星史の服を取りに行ったタイムロスのおかげで、唯一バリアの難を逃れていたランドバイソンは、捕まっているダ・ガーンたちを助けるために装甲獣に向かって攻撃を浴びせようとする。
しかし、螢が激しく制止!
「彼らの悲鳴が聞こえないのか」と、螢はランドバイソンに投げかけたのである。
ランドバイソンは、その声に耳を澄ませ‥‥気が散ってしまい、バリアの餌食に──(哀れだ)。
・星史とヤンチャ―は螢が言っていた『彼らの悲鳴』に耳を澄ませてみる。
動物の悲鳴に混じって、植物、虫、鳥の悲鳴がこだまする。しかしそれだけではなく、『星自身』が悲鳴をあげているのだという。
『空・大地・風・水・生命』を“五大”とし、地球を“1個の生命”として扱う理論を『ガイア理論』という。
かつては科学者によって『オカルト』として一蹴されていたが、「地球から音が聞こえた」と語る宇宙飛行士がいることもあり、あながち否定もできないとされている。
・螢を助けるためには、地上に降りる必要がある。どうやって?おバカな星史は海へ飛び込んで地上に降りようとする。
ちなみに、75m以上の高さから飛び込んだ場合の生還例はほぼゼロであり、高さ15mを超えた時点で水面はコンクリートと同じ強度をもつそうだ。
それを知っていてか、ダ・ガーンは当然制止。この高さから生身の人間が飛び込むのは大変危険だという。
でも、地上に降りなければらちが開かない。どんなに危険なことであっても、星史の命令には逆らえないダ・ガーンは、ハッチを開けてしまい‥‥星史は海へと落下していったのである。
星史は「高い‥‥!」と言いながら鼻をつまんで落下したが、ヘルメットを閉じれば良いのでは?
なお、アニメだから星史は無事だが、本当に飛び込んだら‥‥当然『即死』である。
・ブッチョは、『愛しのジュラルディン』ちゃんに早速会いに行く。
螢はブッチョに対して怖がることはなく、逃げることもせず、それどころか笑みさえ浮かべている。ブッチョは「どうして自分を怖がらないのか」と尋ねた。
その答えは、「あなたは命を愛しく思える心があるから」であった。
ブッチョは最初戸惑うものの、耳を澄ませば、風の音や動物の鳴き声が心地よく響いてくることに気付いたのである。
と、そこへ海へと飛び込んでも無事だった星史が現れ、ブッチョをとらえる。
ブッチョ1人を苦しめれば、残りの7人も苦しむ。意外な事実に星史はびっくりするが、ならば‥‥と、1人のブッチョをこれでもかと痛めつける(笑)。
『生命皆兄弟』の螢は、ひどいことをしないでと星史に言うが、ブッチョを野放しにしたら危険だと言って放そうとしない。
そりゃそうだ。例え螢が大丈夫と言っても、実際に何かあって戦うのは星史なんだもの。
螢のせいでランドバイソンは捕まったが、螢は結局何もしてくれなかったじゃないか‥‥。
・星史、ブッチョ、螢の3人が地上でなにやら話し込んでいる。
まるで、上にダ・ガーンたちが捕まっていることをスッカリ忘れてしまったみたいに‥‥。
ヤンチャ―は、ここでじっと捕まっていてはどうしようもないと、バリアを発生している装甲獣を倒すことにする。
運動神経のいいヤンチャ―は、鞭を使って飛び移り、装甲獣に乗り込むことに成功。
バリアを停止するボタンは‥‥わからないので、適当にあちこちボタンを押して故障させてしまう。
バリアがなくなった途端、落ちていくランドバイソンが面白い。
・螢の『生命皆兄弟』理論では、戦うことは悪いことであり、悲しい事である。
螢はそう星史に伝え、星史もそれは重々わかっているつもりである。
しかし‥‥説得して納得してもらえるほど世の中は甘くない。口で言って分かり合えるなら苦労はしない。
侵略されるのを指をくわえて眺めているわけにはいかない。何が何でも自分の陣地(地球)は守り通さなければならないし、攻撃されたら反撃しなければならない。
これから戦いが繰り広げられることを知り、悲しそうな表情を浮かべる螢に、星史は「俺たちの星を守らなきゃいけないんだ!」と言って、この戦いは正当であることを強く断言するのである。
・ビオレッツェ恐れる新たな敵。
あの星史を、「おバカさん」と言って飄々としている彼が(本当にバカだから仕方ないのだが)恐れる敵ってそうとうやばいのでしょうか?
・地球を宇宙から眺めて、純粋に「綺麗」とつぶやく螢。
かぐやから見た『地球の出』は、本当に感動したなぁ。こんなにきれいな星なら、そりゃ宇宙人は侵略したくなるよぉと思います。


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