21話 燃える映画村

・せっかく屋外で映画を観るというのに、車に乗ったまま‥‥?不思議な鑑賞会。屋外ならば、車からも出なさいよ。臨場感も感動も半減しちゃうじゃないの(笑)。
・映画の番宣で紹介された「城物語」。近日公開──の筈なのに、何で今頃子役を募集するの??どう考えても、間に合わんと思うのだが‥‥。
・コトミは、「城物語」の子役に応募したそうだ。しかも、自分だけではなく、コウタとタクミの分も、まとめて応募したという。
 オイオイ、人の分まで勝手に応募するなよ──と言いたい所だが、この3人は、もはや『セット』なので、この展開は仕方ないのかな?
・「城物語」の監督は、かなり危ない。岡本太郎氏の『芸術は爆発だ』と、どこか通じるものがある気がする。
 因みに、城は最後には燃やしてしまうらしい。なるほど〜。だから子役を今頃募集したのか〜と思ったが、『近日公開』と謳うのならば、今からそのシーンを撮るのも、遅すぎるぞ。
・ダイノ様、「映画は宝」と聞いた瞬間、目を光らせて、コウモリを使いに出す。
 コウモリは、「「お前らは、何度ガイスターの名を汚せばすむんだ!」とダイノ様が仰っている」と言う。
 さすがのダイノ様も、「ダメでした」と、毎度のように謝り続ける部下に、ぶち切れそうになっているらしい。
 確かに‥‥仕事は出来ない連中ではある。──しかし私の中では、好感度はグングンUPしている♪
 コウモリは、「ダイノガイスト様は、お前たちの無能さにお怒りだ」とも言っている。お前たちの無能さって‥‥ダイノ様も、人の事を偉そうに言える立場じゃないような──。
・映画の説明をしている助監督。
 コウタら子役の中に、『若君』がいるそうだ。そんな重要な役を、今日来たばかりの子供たちに任せるなんて‥‥。映画の『中核』にあたるのでは?
・監督は、シーンのテスト撮りをするも、なんとなくしっくりこないらしい。門番を、徳田さんに急遽変更しても、まだ何かが足りないと悩む。
 「敵がしっくりこない。‥‥意外性が欲しい」と唸っている。
 そして、再テスト。タイミングよく地鳴りが鳴り‥‥ガイスター登場(爆)。
 コウタ達や他の役者は、パニックになって悲鳴をあげるが、監督は逆に大喜び。「カメラを回せ〜!回せ〜!」と絶叫。
 もしかして、これは映画のワンシーンに使われるのだろうか?確かに、意外性がある敵だけど‥‥時代劇には意外すぎる(汗)。
・ホーンガイストとサンダーガイスト。せっかく襲いに来たのに、おバカの為に、どれが宝だか分からない。とりあえず‥‥城をもらうらしい(いいのか?そんな大雑把で)
・もはや監督はメガホンを投げ捨て、カメラマンのカメラを分捕っていた。テンションは最高潮。カメラのレンズを通して景色を見ている為、現実との境目が無くなってしまい、コウタ達『子役』が城にいるのもスッカリ忘れ──城を爆破。‥‥‥‥酷すぎる。
・やっぱり、城を盗むことに失敗してしまったガイスター。しかし、それでもガイスターに罰を与えないダイノ様って偉い(おそらく、だいぶ溜まっているだろうに‥‥)。

因みに‥‥監督は、ガイスターが登場する瞬間からカメラを回していた。ということは‥‥エクスカイザーやマックスチームの登場シーンも、撮られているのかが心配。
 もし映画で公開されたら──悲惨だな(笑)。

戻る 次へ トップ ホーム