35話 勇者に贈る音楽会

・いつもガイスターから人々を守ってくれるカイザーズ。番組でコーナーを設け、活躍の様子を大々的に取り上げている。
23話で、TVを通じてエクスカイザーがガイスターに声明を送ったため、地球人にもカイザーズとガイスターの立ち位置が把握されていますものね。
地球人は、ただ守られているだけでは申し訳ないので(?)、せめて彼らを称える曲を作り、感謝の意を述べて捧げようということになった。
これについては、もちろん地球人は異論なし!しかし‥‥ガイスターは、「なんでカイザーズの野郎が!」とカンカンである(どの口が言うか)。
カイザーズを称える歌なんて許せない!と、ガイスターは音楽会を邪魔する作戦を立てるのである。
・エクスカイザーを称える曲を作曲したのは、所田寿三郎博士。火山学、天文学、地質学、芸術家、科学者、建築士など‥‥実にマルチな才能をお持ちのおじさまです。
音楽会でピアノを弾く大役は、コトミに任されることになった。ピアノの名前は「ミトス・ファリーナ」って、フェラーリじゃないんだから(爆)。
・夜になり、その『勇者を称える曲』を聴きに行くため、コウタ達は公民館へ──。
まるで七五三のようにかしこまったコウタの胸元に、フーコは薔薇の花を胸に添えて「カッコいい」と褒めてあげる。
エクスカイザーは、私達を称える曲なんて恥ずかしいとライトを赤に染め、コウタに「照れない照れない(#^▽^#)」とからかわれる(とっても嬉しそうなエクスカイザーが可愛いですね)。
・公民館に到着したコウタは徳田さんと合流。コトミちゃんの控室に行くために、受付に掲げられた地図を眺めているが‥‥正に迷路である(-_-;)。
現在位置もわからない迷っているとタクミが現れ、「あっちですよ」と指さし、2人が駆け出して行った背中に向かって「いつかはつくでしょう」と酷い言葉を吐いた。すると、タクミの背後のドアが開き、そこにはコトミが──!ひっど〜い。そこに居たなんて(笑)。
・結局、道に迷っていてコトミに花を渡せなかったコウタは、シュンとしながらメインホールに‥‥(ここには来れたのね)。
金有グループが資金を出して建てた公民館。そのメインホールで、大好きなコトミがピアノを演奏してくれる!もうタクミは嬉しくてたまらない様子である。
コトミのことを散々ヨイショして持ち上げたのだが、それが逆に、コトミには凄まじいプレッシャーになってしまう。そりゃそうだ、あれだけ凄い凄いと言われて期待させておきながら、いざピアノを弾いたら下手だったなんて──酷だわなぁ。まだ小学3年生なんだもの。
・名器のピアノを前に、平静を取り戻したコトミ。所田博士が指揮棒を振りあげた瞬間、お約束のガイスターが突入してくる。
ガイスターロボの触手に絡みとられて転倒してしまうコトミを、タクミは助けることせずに逃げ出す(あんたって子は‥‥)。
コウタは助けに向かいたいものの、人の波に流されてしまった。
・ガイスターが暴れ回り、皆困っている。こんな時、エクスカイザーが来てくれれば──!
「だったら呼びましょう」というママ。徳田さんの「せ〜の」で、皆がエクスカイザーの名を叫ぶ。
すると、その呼び声に呼応するかのように、エクスカイザーが登場!
戦隊ヒーローショーみたいですね。決定的に違うのは、私達の世界と違って来てくれるのは“本物”であるということです。
・エクスカイザーとガイスターが向かい合っての一触即発の中を、コウタが割って入り、ガイスター化された公民館に向かって走っていく。
エクスカイザーは勿論「やめろ」というが、コウタは「コトミちゃんがいるんだ」と言って聞かない。
ついにコウタはロボの中に侵入してしまい‥‥攻撃してくるロボに反撃しようとエクスカイザーがジェットブーメランを投げたのだが、それがなんとロボの胴体に命中してしまって、エクスカイザーはビックリ(あんまりコウタコウタって大声で呼ばない方がいいよ(^_^;))
・コウタがロボ内にいるのでエクスカイザーは攻撃できない。それを知ったガイスター達は、ロボの甲羅部分を足場にして、「へへ〜ん、攻撃できないだろう」と笑いながらカイザーズを攻撃。
全くロボに近づけず、攻撃できなければ助けにも行けない状況になってしまい悔しがるカイザーズだが、さすがはリーダーのエクスカイザーである。このような状況であっても対策は考えており、ドリルマックスに地中から助けに行かせることになった。
・メインホールに独り、泣いているコトミの下へコウタが戦車に乗って登場する。
再会して抱き合い、さぁ逃げようとしたとき、メインホールが崩れてコウタ達に襲い掛かった。咄嗟にドリルマックスが庇い、「君たちだけでも逃げろ」と言うが、逃げ場などなかった。
どこから逃げようかと模索していたところ、コウタが名案を思い付く。ピアノを弾くと天井のドームが開く仕組みなので、「コトミちゃん、ピアノを弾いて」。‥‥自動で開く仕組みなのかなぁ?
・ピアノの曲が流れ、外にいたカイザーズ達は耳を澄ませる。自分達の曲が流れて勇気が出ると、ロボを引っ張る手にも力が入るものである。
しかし思ったのだが、レイカー兄弟はバカデカイ都庁(トチョーンだっけ?)をブンブン振り回せる力がありながら、どうしてこのロボは5人がかりでもビクともしないんだろう。
・コウタが助けだされ、やっとエクスカイザーの反撃が始まる!
所田博士の演奏に合わせながらエクスカイザーが合体していく!たまらんだろうなぁ〜いいなぁ博士。
実際に楽曲を作曲した方も、こういう使われ方をしてもらったら嬉しいでしょうね。
・ガイスターを倒した後、しっかりと礼を言うエクスカイザーが素晴らしい。これによって、更にエクスカイザーの株が上がり、ガイスターが嫌われていくのでしょうね。
でも個人的には、私はガイスターが好きですね。エクスカイザーよりも好きです。昔はブルーレイカーが好きだったのですが、年を重ねるうちに、ガイスターがドンドン好きになっていきました。


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