41話 マリオとジュリエット

・基地を壊され、寒そうなガイスター。
マグマの熱さを快適と感じるぐらいだから、日本の冬はさぞ寒いだろうよ。可哀そうに‥‥。
TVを点ければ、暖炉の熱でウトウトしながら欠伸をしている犬が目に入る。
自分はこんなにも震えているのに、たかが犬の分際で偉そうに──!というわけで、今回はお宝目的ではなく、ただの“嫉妬”から犬を襲うガイスターである。
いつもは、ダイノガイストが「○○を狙え」と命令して動いている4将であるが、今回は──っていうか、初めて!独断で動くのである。作戦も実行も自分たちで行う。もはや『初めてのおつかい』に等しい。いつもだったら、ピンチになったら助けてくれるダイノガイスト様の力は借りられない。4将だけの力で、果たしてどこまでエクスカイザーに対抗できるのか!?ハッキリ言って見ものである。
・互いの犬を披露するコウタ達。コトミとタクミの犬は血統書付だが、コウタの犬だけ雑種である。
それをバカにするタクミ。でもねぇ〜雑種の方が強いのよ♪
最近は、“雑種”という言葉が差別用語として“ミックス”と呼ぶようになっている。
それだけではなく、『犬→ワンちゃん』『ケージ→ハウス』『餌→ご飯』『綱→リード』と、だんだん人間扱い(?)されているような気がする。
私も犬を飼っていたが、死んだ時も、ペット用墓地に預け、人間の墓に埋葬しようとは思わなかった。やはり‥‥犬は犬であって、人間ではない。
人それぞれとは思うけれど、一緒に生活をしているのではなく、あくまでも人間が“飼っている”のであって、飼い主はしつけをする義務がある。そして、飼っている以上は、寿命を全うするまで飼育し続けなければならないと思う。
・血統書付の犬は気品が漂うが、さすがコウタの犬は“雑種”な為にそれがない‥‥と言われ、怒るフーコ。
せめて痩せれば恰好がつくのではないかと考え、今までの雑食な生活とはおさらばし、餌はペットフードのみ。
そして、コトミ宅のプードルみたいに毛を刈り揃えれば見違えるという。気持ちはわかるが、プードルとは毛並みが全然違うからダメだと思う。
・家出をしたマリオを探しに行ったコウタは、橋の欄干でしょぼくれている様子を発見する。
フーコは、マリオにいは芸が無いダメ犬だと思っている。でもコウタは、マリオは『タフ』で優しい犬だと思っていると慰めてやる。
アニメ上の演出だから致し方ないが、人間の言葉を理解して返す犬って凄いと思う。
・ワンワンコンテストで犬を攫うガイスター。ダイノガイストが立てた作戦でないのがよく分かるほど、杜撰。
攫って、それからどうするの?その犬をどうするのか?聞いてみたい。
・マリオが、身を挺して他の犬を護ったものの、ガイスターに投げ飛ばされて傷を負ってしまった。
ドラゴンカイザーは、ガイスターに対して怒りを隠し切れない。
そういえば、ガイスターによって傷つけられたのってマリオが初めてかもしれない。
・ヤバい!マリオが死んでしまったと、誰もが思ってしまうような演出。
目を開けないマリオを取り囲むコウタとフーコ。そして、それを心配そうに眺めている人々。
『芸なんかできなくていいから生き返って欲しい』というフーコの言葉は、泣けます。
私も以前犬を飼っていたので、その気持ちはわかります。
犬が死んじゃった後も、今でもドッグランには遊びに行きます。犬と触れ合っていると、死んだ飼い犬を思い出して、とても幸せな気持ちになれます。

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