15話 初恋電話をつなげ

・宮田ヨウコちゃんにイタズラをするケンタ。
 この年頃の男の子は、好きな女の子の気を引きたくて、ついイタズラをしてしまうんですよね。
 ケンタのイタズラの内容は、『スカートめくり』。可愛いなぁ‥‥子供っぽくて。時代‥‥なんですかねぇ?昔、流行ったイタズラような‥‥?
 イタズラをされたヨウコちゃんは、「いやらしい」と口では怒ってはいますが、ケンタが嫌いではないようです。
・『恋の病』の意味が分からない火鳥さん。ケンタを本気で心配してしまい、実際に熱があるかどうかを測ってしまう。火鳥さんは、私達と同じように、額に手を当てて熱の有無を調べている。でも額に手を当てても、私たちはせいぜい熱の有無とその熱が高いか低いかしか分からない。火鳥さんはきっと、熱の有無だけではなく、何度何分有るかまで正確に分かるんだろうなぁ〜。
・ヨウコちゃんの自由の女神像を壊してしまった事を謝りたいケンタ。いつか言おう。でもいつ言えば良いのか‥‥。タイミングが分からず、ずるずる今日の今日まで来てしまい、そしてついに言えなかった。ただ『謝る』だけなのに、それって意外と難しいのよね。分かるよケンタ。
 「俺はどうしたらいいんだろう」とケンタは火鳥さんに相談する。すると火鳥さんは、「なら手紙を書けばいい」とアドバイス。「口で言えない事でも手紙なら言えるだろ?」。それはナイスアイデアだとケンタ。
 「早速書いて見るよ」とケンタ。でもケンタって見るからに作文苦手そう(・・;)。果たして大丈夫かしら?(しかし、管理人自身も文章能力に乏しい為、ケンタにあれこれ言える立場では有りません(x_x;))。
・『手紙を書いて謝ろう』と意気込んだものの、やっぱり作文に苦悩しているケンタ。何をどう書いたらいいのかがまるで分からない。
 頭の挨拶を書き始めに、「オレは最近寝不足で‥‥」と書いて、「何書いてんだ俺ー!」と頭を抱える。えー?そんなに悪い文章かなぁ?ヨーコちゃんの笑いが取れる面白い文章だと思うけど‥‥(ウケ狙いにはイイ)。
 ケンタが研究所にやってきた。なんの前触れもなく、「どうだ恋文は?」と博士が聞いてきたので、ケンタは『何で知ってるんだよ』と驚く。
 ケンタが、「もしかして火鳥兄ちゃん喋ったの!?」と聞くと、アッサリ「うん」と認めてしまった火鳥さん。昨日のケンタは恐らく、火鳥兄ちゃんだけになら本当のことを話せると、思い切って相談をしたのだと思う。それなのに火鳥さんは、ベラベラと博士とハルカに一部始終をばらしてしまうなんて〜!火鳥さんって、意外と口軽いんだ‥‥(汗)。
・ハルカとドイツに住む母親との電話が突然切れてしまった。海底ケーブルがドライアスによって切断されてしまったのだった。
 大西洋のケーブルが切られたから、今度は太平洋のケーブルが切られるに違いないと博士。
 「ケンタ、アメリカに電話せい」by博士。突然の展開に一瞬目が点になるケンタ。ハルカは、「ケーブルが切られて無いか確認しなくちゃいけないでしょ」と、無理やりケンタに受話器を持たせる。
 それは絶対嫌だと断るケンタ。そりゃそうだ。直接面と向かってでなく電話越しでも、結局はケンタは『口で謝る』事になる。口では謝れないから手紙を書こうと決め、その為に今まで頑張って手紙を書いてきたんだもんね。
 「早くしろ」とケンタを追い立てる博士とハルカですが、要はアメリカに電話さえすれば良いのでしょう?だったら博士がヒルマン教授に電話を掛ければ良いのではないでしょうか?
 両方から強引に押され、しどろもどろになるケンタ。痺れを切らしたハルカは勝手にヨウコちゃん宅に電話を掛け(うわひでー)、「ほらっ!」とケンタに受話器を押し付ける。ケンタ‥‥可哀想に‥‥(笑)。この後、ケンタはどうなってしまうのだろう‥‥?
・ゾルとシュラは、海底ケーブルを切れば暗黒の世界がやってくると信じている。
 確かに、ケーブルを切ればパニックにはなるかもしれないが、それで暗黒の世界がやってくるとは‥‥考えすぎではないだろうか?誰だよ、そんなわけの分からん計画立てたのは(笑)。
・火鳥さんとサンダーバロンが海底でドライアスと争っている間に、ケンタは既に口下手ではなくなっていた。楽しそうにヨウコちゃんと喋っている。スゴイ‥‥さっきまでとは別人みたい‥‥(汗)。短時間でここまで変われるものなのでしょうか?
・ラストでケンタは、ヨウコちゃんの自由の女神像を壊してしまった事を謝った。ヨウコちゃんは、もう気にしていないとケンタを許す。それよりも、ケンタが電話してくれた事を感謝しているようです。ケンタは、きっとヨウコちゃんに手紙を送ると約束し、電話を切りました。
 掛ける前と後で態度が全然違うと怒るハルカ。

『案ずるより産むが易し』
昔読んだ本に、こんな文がありました。

『汝よ、案ずるな。案ずる時間は一切の無駄 要らぬ備えは憂いの始まり』

 勿論、全てを『案ずるな』という意味ではないと思います。世の中には、『案ずる』事が必要な場合もあります。
 この場合の『汝よ、案ずるな』はきっと、「『取り越し苦労』『杞憂』をするな」と似たような意味なのでしょう。
 この諺は、出産を控えた妊婦の為に作られた諺だそうです。
 出産する前から、出産した後の事を色々心配してもキリが無い。出産前にあれこれと心配しても、結果的にはどうにかなるので、取り越し苦労に終わることが多い。心配は産んでからすれば良い。だから『案ずるより産んじゃいなさい』という意味だそうです。
 『案ずるより産む』。何かを作る『生む』ではなく生命を表す『産む』になっていることから、今のところその説が有力です。
他に有力な説が有ったら、是非管理人に教えてください。

・ケンタの電話が終わったら、今度はハルカがドイツの両親に電話をしようとする。真っ青になる博士。ケンタがアメリカに掛けた電話代は、凄まじい額になっているらしい。
 ところで気になったのですが、ケンタの世界の時代って『メール』は存在しないのでしょうか?

戻る次へトップホーム