27話 悪魔の音楽(メロディー)

・まだ懲りずにデビルストーンを触っているジャンゴ。部屋に入った瞬間のシュラの反応を見ると、エネルギー生命体にはかなり堪えるんですね。
 「ドライアス様もなんとかしろと仰っている」と注意するも、強制的に止めに入らないのは、使い方にとっては得になるので放置しているのかもしれない。
・事件が起こり、さっそく出動?と思いきや、なんと火鳥さんの白昼夢。ケンタの呼びかけでやっと我に返り、ボーっとして脂汗を流している火鳥さんに、ケンタはとても心配そうである。
 ケンタは心配しながら、隣のショーウィンドウで、やたら大音量で流れる変なCMにケンタは首を傾げている。さっきから『ドラジャンヌードル』のCMばかり。」でもその割にはスーパーでお目にかかったことはないらしい。
 ※このCM、妙に嫌〜な感じで耳に残るんですよね‥‥(汗)。
・ついに火鳥さんは倒れてしまい、うなされて目を覚ましたら、そこは研究所内のベッドの上。
 尋常ではない火鳥さん。朝から幻覚を見てしまうのだそうだ。一方、ガードスターも道路のど真ん中で立ち止まって、白昼夢を見ている。更にエースバロンも、事件も無いのに勝手に出動してしまい‥‥どうやら、宇宙警備隊全員に起こっているらしい(ってことは、ガードスターもガードレスキューもなのね)。
・この幻覚はただの無作為な幻覚ではなく、『自分が負ける』という悪夢を見てしまうんだとか。勿論、そんな経験は彼らにはないが、それがあたかも真実のように、そして現実のように鮮明に見えてしまうらしい。
 嫌〜な経験を延々と見せられ、強制的にトラウマを植え付けられ(汗)、精神的に追い詰められていく宇宙警備隊。幻覚を見た後は、酷く体力を消耗する‥‥ということは、ストレスでうつっぽくなっているのかしら?
 ネチネチとしたすごい陰湿で地味な攻撃だけど、破壊力はある意味最強かもしれない。
・火鳥さんの治し方が分からない天野博士。
 体が破損したならば、その部分を修理すればいいものの、精神的に負ったダメージを補うにはどうしたらいいか、まるでピンと来ないのである(目に見えて分かる物ではないしね)。
 「大丈夫、貴方は強い!」と連呼すれば良いのでは?と思うが、幻覚は延々と繰り返されるし──う〜ん。
 ハルカは火鳥さんが苦しんでいる姿にパニックを起こして泣き出しそうだし、ケンタはオロオロしっぱなし。『何が何だか分からない』というのは、恐ろしいものですね。
・ついに天野博士が妙なエネルギー派をキャッチしたものの、ドラジャンヌードルのCMに置き換わってしまった。エネルギー派を映像に置き換えたらこうなったんだとか。
 早速逆探知して場所を特定すると、火鳥さんは皆が止めるのも聞かずに、その地点で飛んで行ってしまった。
・幻覚というトラウマに悩まされながら、宇宙警備隊のだれもが、もはや現実と悪夢の境目が分からなくなってしまった中で、必死に悪夢に打ち勝とうとする。
 そこへガードウィングがやってきて、天野博士が開発?したエネルギーを与え、辛くもドライアスを倒すことが出来た。
 しかしドライアスを倒した直後、剣を手にしながら、まるで夢から覚めたかのようにあたりをキョロキョロするファイバード。それってつまり、白昼夢の中で剣を振り回していたってことよね(^_^;)
 ガードチームもサンダーバロンも、「一体何があったんだ?」とぽか〜んとしている。信じたくはないが、多分こいつが敵だろうと、無差別攻撃してたってことか?やめてくれ〜!!
・トラウマという形の『回想シーン』。ただ過去を振り返るのはつまらないという、スタッフの遊び心が嬉しかったです。
 それにしても、あの強靭の宇宙警備隊がそろってトラウマに悩まされるというのも、なんだか人間臭くて笑ってしまった。
 天野博士が開発した光は、ようは太陽エネルギーと似たようなものらしい。‥‥‥‥宇宙警備隊も日照不足?


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