30話 狙われた宇宙基地

・研究所にやってきた美子先生は、研究所内のあらゆる物を見ては「まぁ!まぁ!」を連発する。
山咲レポーターに負けないぐらい、4話の一件以降、火鳥さんを怪しみ、密かに宇宙警備隊を追ってきただけのことはある。やっと‥‥!ていう感じなんだろうな。
これを独力で作り、世界平和のために貢献してきた博士は素晴らしい!と、博士を褒め殺しにする美子先生に、褒められる経験に乏しい博士は有頂天になり、ご機嫌である。
そんな博士に呆れるケンタに、美子先生は今度はケンタを褒め殺しに‥‥。「4年生で、火鳥さんの助手になり働くなんて凄いわぁ」
単純なケンタも博士同様に有頂天になり、ふんぞり返る始末である(美子先生は、職場でも教授らをヨイショするのが得意なのかな?)。
・うず高く積まれた物置。こんなに広〜い家なんだから、一か所に集中して物を詰め込まんでもよさそうですが‥‥。
 中から、オカリナが出てきて、それは博士が昔に使っていたものだという。
 博士からオカリナを受け取る火鳥さんは、オカリナという楽器を初めて見たというのに(どれが『ド』の音とかよく分かるな)、いとも容易く吹きこなす。
オカリナを吹いた事のある者から言わせると、その穴の押さえ方で「○の音」は出る筈がないのだが(汗)、それは言わないお約束である。
火鳥さんの曲に耳を澄ませる3人。不思議なメロディーだと、美子先生は気持ちよさげに聴いています。
※この火鳥さんが奏でたメロディは、「遠い故郷」という歌として『オリジナルサウンドトラック2』に挿入されています。火鳥さんの故郷を想う歌で、とても綺麗な歌詞で気に入っています。
因みに、宇宙警備隊の面々が歌う「FIGHBIRD!」もかなり濃くて好き。後は、火鳥さんが、「これはケンタ宛じゃなくサントラ購入者宛?」と思わせるようなモノローグも‥‥。
でも一番傑作なのは、「ドラジャンヌードルCMソング」である。
・シャトルが遭難したと聞き、ケンタと火鳥さんは助けに向かいます。
スペースシャトルをモチーフにしたファイアーシャトルが発進!もはやこの発進シーンは、研究所を本当に『秘密』にしておきたいのだろうか?と疑問である。あんな爆風をさらしてエンジン全開で宇宙に飛んで行ったら‥‥もろバレであろうに。
・助けられたアルバートさん。火鳥さんが宇宙服を着ていないので、安心してヘルメットを脱ごうとしたところ、コォーッ!という気圧音にビビり、ハメなおす(その時点で、アウトな気がするのだが‥‥)。
※子供向けなので、こんな事を言うのは卑怯だが、宇宙大好き人間の私にとっては、『宇宙空間では絶対あり得ないだろう』という箇所が随所に出てきてしまい、実は‥‥この話の内容はあまり頭に入ってこなかった(笑)。
・ケンタとアルバートがシャトルに閉じこめられ、なんとそのまま発進してしまう。更に、準備もなにもされていない急発進の為、なんと整備不良で電子ロックがかかってしまい、コックピットの切り離しも出来なくなってしまった。
慌てたケンタが火鳥さんに助けを求めるが、火鳥さんも助けに行けない状況のために、とにかく落ち着くようケンタを宥めるが、そんなの無理ってものである。
 時間は刻々と過ぎ、テシターが扉を壊しコックピットへ侵入しようと迫っており、まさしく絶体絶命である。
 そこへ、天野博士から通信が入り、回路を組み替えさえすれば、ロックが解除されてコックピットの切り離しが可能になるとし、今から言う手順通りに作業を始めるようアルバートに指示をする。
 言われたとおりに作業するアルバートだが、天野博士が持っている設計図が古かったため、ラストの段階で、繋ぐ回線がわからなくなってしまう。
どうせ確率は「1/2」で悪くない数字なのだから、好きなのを繋いじゃえというケンタだが(オイオイ‥‥)、一方のアルバートは極めて冷静であり、「扉がもたないから早く!」と、ひたすら急かすだけのケンタを一喝して黙らせた(笑)。

ドライアスは、宇宙で何をしようとしていたのか──?今後、いい感じで伏線となっていきます。

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