31話 エースバロンと嘘つき少女

・宇宙電波研究所が破壊されたとの報告を受け、火鳥さんが調査に当たった。
イギリス、オーストラリア原因不明だが、メカ獣の形跡がないので、ドライアスの仕業ではないと結論付けられた。
間もなくして、ハワイも同様の被害に遭ったとニュースが報じていた。
その頃、とある田舎でご飯を食べていたマユミは、なぜか「次は日本だ」と大騒ぎをする。
マユミの住む山の上には、宇宙電波研究所があるらしい。なんとかしなきゃと、すぐに向かって危機を伝える(それにしても‥‥ショボイ施設だなぁ)。
 「思いつき」で物を言う子供の戯言なんか聞くわけがない!と新聞社に相手にされなかったマユミは、懲りずにTV局と警察に電話してしまう。
 一応通報を受けた為か(?)、警察が、マユミの家に行って電話の真意を確かめに来てくれた。
 佐津田さんは、「宇宙人はどこからどうやってくるのかな?」と逆に質問をしてマユミを困らせる。
 返答に困ったマユミは「まだ攻めてきてないだけだから、嘘だとは断定できない筈だ」と言い返して佐津田さんを困らせた。
・警察にかかってきた電話の真意を調べようと、ケンタ達もマユミの元へ。
 研究所職員の方達は、「寂しいからマユミちゃんは「UFO-が出た」とか電話するんじゃないかな」と笑っていた‥‥(^_^;)
 マユミは、ケンタを見るなりバッドを振り回して「何しに来たのよ!」と威嚇。いきなりの展開に後ずさりするケンタ。逃げ場が無くなった時、マユミはエースバロンに止められてしまう。
 マユミを優しく諭していくエースバロンだが、言葉の端々でケンタが嫌味を被せてくるので(汗)、説得も台無しである。
・ある日、本当にUFOがマユミの目の前で着陸してしまい、慌ててマユミは警察に電話をする。
 今までは、「今度は日本が狙われる」と漠然と通報していたが、今度は着陸した場所もしっかりと言ってるので、ある程度信憑性はあるのかもしれない。でも‥‥『狼少年』と化してしまった為に、警察は調べる気すらないらしいようである。
※でも‥‥なんでドライアスは、こんな田舎町の掘っ建て小屋みたいな研究所を狙ったのだろうか。
・エースバロンは、マユミを手に乗せ、UFO着陸地点へ向かい調べるが、異常なし。ケンタに『そらみろ。見たと思ったら見た気になるものだ』と呆れているが、マユミは絶対見たと言い張った。
 バロンチームは、研究所をざ〜っと目視。酷いもので、遠目から研究所をぐるっと見渡して「異常ないようだな」って、それはないだろう!!
 いつもは、センサー使ってでも徹底的に調べるのに‥‥。
・エースバロンに、悲しくも『異常なし』と告げられてしまったマユミ。
 エースバロンは、もし自分が悪い宇宙人だったらという仮説を立てるが‥‥う〜ん。
 マユミは誰にも信じてもらえず、最後の頼みの綱であるエースバロンにも信じてもらえず、半泣きになって「私見たんだから!』と訴え続けた。
・天野平和科学研究所に引き返す一行。しかしエースバロンは、マユミの言葉が忘れられず、もう一度調べに行ってくれる。
 上空を旋回し、UFOの着陸跡を発見したエースバロンは「さっきはなんで気が付かなかったんだ」と驚くが、そりゃアンタが“ざっと”目視していただけだからだ!と言ってやりたい。
完全に『初動ミス』。宇宙警備隊の大失態である。
・マユミがドライアスに発見され、銃口を突きつけられた時、エースバロンがマユミを助けにやってきた。
 ケンタとマユミを逃がして闘うが、サンダーバロン1人では手に負えず、ファイバードも出動。
 ファイバードが到着するまでサンダーバロンでなんとか頑張って‥‥といきたいところだが、研究所に爆弾が仕掛けられていることがわかり、悠長な事は言ってられなくなった。
・ラスト。ケンタは天野平和科学研究所の電話番号を教え、寂しくなったらかけるように伝える。
そうだね、ハルカと友達になれればいいね。
「君がこの研究所を守ったんだ」とサンダーバロンは言い、ドライアスが攻めてきたら守るから安心しなさいと伝えたが、あまり余計な事を言わない方が‥‥いい?

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