32話 出た!最強合体

・現在、月面基地では人間の宇宙進出の夢を乗せて、様々な実験が行われている。
 いつか人間が月面都市に住み、そこを出発点にして別の星へ‥‥。国際宇宙ステーション(ISS)みたいな位置づけなのかな?
 火鳥さんは、人間が他の星に住めるようになるなんて凄いと言い、ケンタは「いつか火鳥兄ちゃんの星にも行けるかもよ」とワクワク。
 天野平和科学研究所にはスペースシャトルがあり、「それに乗っては行けないのか?」と火鳥さんは言うが、それは無理だろう。まず燃料もたないし、スペースシャトルの速さでは絶対無理。だって、1光年先に行くだけで3万年もかかるんですよ。それにスペースシャトルだけでは、地球の引力圏を完全に振り切ることができないから、地球に逆戻りすることになってしまう。でも‥‥いつか行ける日が来るかもしれないから、座標だけは教えといてね♪
・月面には、アルバートさんが登場。あの時は泣き言言って子どものケンタにも急かされていたけど、今では技術主任の地位を任されている。やっぱり、あの時の功績かな?
 さっそくマスドライバーの実験スタート。世界中の人々が見守る中、無人シャトルは無事に打ち上げ成功!となり、ワッと歓声があがった。
 しかし、やっぱり来ちゃったドライアス。
 ま〜た来たのか!と人々が嘆いていると、なんと宇宙戦艦ヤマト‥‥?にしか思えない“船”が現れ、中継を見ていたケンタ達は絶句(でも、世界観が違うから、その理由で驚いたのでは無いと思う)。
 火鳥さんは大急ぎでファイアーシャトルに乗り込みにいくが、ケンタも後ろからくっついていく。オ〜イ、火鳥さんはいいけどケンタはダメだよー!しかし、博士もハルカも誰も止めず、結局一緒に宇宙へ行ってしまったのである。
 そして、さぁ出発!と飛び立った時になってようやく──「あっ!」と博士は声を挙げた。
 ケンタは、宇宙に行くための訓練をしたことが1回も無いのだそうだ(爆)。案の定‥‥シャトル内ではケンタは強烈なGに潰されて気絶してしまったのである。
 しかし、目が覚めると素晴らしい宇宙の景色に感激。火鳥さんも同じ気持ちなんだろうかと目線を向けると、おそらく自分の故郷なのでしょうか?遠くの星を懐かしそうに眺める火鳥さんを見て、ケンタはもう泣きそうである。
 「やっぱり帰りたい?」と聞くケンタに、火鳥さんは敢えて否定をすることをせず、「その前にドライアスを倒さなきゃね」と答えた。
・月面基地に現れた大量のテシターは、いとも簡単に月面基地を占拠してしまう。いつものことだが、人間が支配下に置かれるのが早すぎる。
 シュラはアルバートを脅し、プログラムを組み替えられたマスドライバー発射装置のボタンを押せと命じるが、さすがに隕石の落下位置が地球にセットされている為に、アルバートはボタンを押すのを拒否。
 その頃Dr.ジャンゴは、自分が如何に偉大で素晴らしい人物かを世界中に知らしめるため、モモ子とカメラマンを捕まえて中継するよう脅していた。
 この話はずっと前から延々言ってますよね。電波ジャックできる技術が有るんだから、勝手に自分で作って流せばいいでしょうよ。
・散々脅されたアルバートが、ついに発射ボタンを押してしまう。押した後に「あぁっ!」と悲鳴を挙げ、自分がしでかした事の重大さに頭を抱える。
 撃ち落とされた隕石は、地球に落下!すると、サンダーバロンとスーパーガーディオンが大急ぎですっ飛んできて、手で隕石を制止しようとする。しかし、落下するスピードの方が速く──THE END。というのは冗談で、隕石は海に落下したのである。
 ホッとする一同だが、あの様子だと地上は津波とか起きて地上は大変なんじゃないか?っていうか、下敷きになった2人が心配だ。
・ファイバードは助けに来たものの、人質を目の前にして、手出しができない状態に──。
 日頃のうっぷんを晴らすかのように、ファイバードを隕石に張りつけ、ビリビリと電流を浴びせる(これは酷い‥‥)。
 さらに、隕石ごとファイバードを撃ち落とせばどうなるのか試してみたいシュラは、アルバートに早く隕石を撃ち落とすよう命じている。
 もう、あっちこっちで大騒ぎ。ドライアス、シュラ、ゾル、Dr.ジャンゴがそれぞれやりたい放題し放題。それを唯一止めらるのは‥‥ファイバードだけど、ビリビリ地獄でそれどころじゃない。
・ファイアージェットが、やっと修理されて火鳥さんを助けに来た!
 火鳥さんはそれを見て、「ファイバードとグランバード、二つの力を一つにすれば!」と叫び、天野博士の頭上にはてなマークが点る。
 火鳥さんは、虹色のエネルギーをファイアーシャトルからファイアージェットに送り込むと、なんとその2つと合体してしまったのである。凄すぎる。これって、やりようによっては自分の意志でどんどん継ぎ足し出来ちゃうのではないでしょうか?

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