34話 赤ちゃん救出作戦

・宇宙警備隊の活躍を称えるような番組を見ているジャンゴ。とってもとっても気に入らない番組。見なきゃいいのに、ついつい見てしまう。
 案の定怒り狂い、自身が望む暗黒世界が遠のいていくと嘆き、その原因はゾルとシュラが不甲斐ないからだと八つ当たり。
 八つ当たりされた2人は、当然ブチ切れて反論するが、ジャンゴは負けずに「乗り手次第で変わるものだ」と言い切る。
‥‥だったら、自分で操縦すればいいじゃんよ。でも、それは嫌なんでしょ?
 あーだこーだ言い合っていると、TVでは次の話題に移っており、お題は『赤ちゃんの教育について』
「幼い時期から英才教育を施せば、本人の知らぬ間に能力が開花される」というもの。俗にいう『三つ子の魂百まで』ですね。
するとジャンゴは、どうして今まで思いつかなかったんだとTVに釘付け。「理想の暗黒社会を作るため英才教育をすればいいのだ」と、赤ちゃんを盗みだそうとする。
しかしジャンゴは子ども嫌いらしく(あんた等はそもそも人間自体嫌いだろうが)、大反対するが、ジャンゴは「ワシに任せろ」と一蹴。
※教育係はジャンゴがやるとして、育てる係は誰がするのよ?
・ショッピングモールにて、ケンタと火鳥さんはハルカに付き合わされて荷物持ちをしている。両手に抱えるほどの大荷物を抱えて更に買うのかい!
 バーゲンだからまとめ買いしているのだというが、ちゃんと食べきれるのか不安である。
 するとそこへ同じく買い出しに来たであろう美子先生が現れ‥‥正面衝突。
 態勢を持ちこたえた火鳥さんとは対照的に、床に尻餅をつかされてしまった美子先生は、カッとなって「どこ見てるの!?」と怒る。
 ぶつかった相手が火鳥さんで、低姿勢で謝られてバツの悪い美子先生。固まっていると、見かねた天野博士が床に散らばった食品を片付けてくれたのだが──!
 カップラーメン・冷凍ピラフ・レトルト‥‥と、自炊はしないのだという。理由は「時間が無いから」。
 これぞ典型的な『医者の不養生』である。うんうん、うちの病院の主治医もコンビニでサンドイッチ食べてたよ〜。帰り際に「お大事に」って言われて笑ってしまった。
 美子先生の食生活を心配した天野博士は「いっそ病院を辞めて家にこんか?」と誘っている。博士、家に呼ぶのは良いけど病院を辞めさせないように!
・託児所から聞こえてきた赤ちゃんの泣き声。美子先生が「この時期の赤ん坊はすぐに熱を出すのよ」というと、火鳥さんは美子先生の腕を引っ張って託児所へ連れて行き、「お医者さんを連れきましたよ」とママに紹介する。美子先生が「小児科は専門じゃない」と必死に抵抗するが聞いちゃいない(笑)。
泣いている原因が分からないと困惑するママ。すると火鳥さんは赤ちゃん(カッちゃん)を上下にシェイク!すると、服の中からポロリとおしゃぶりが出てきた。
「これが欲しかったんだね」と火鳥さんはいい、まだ言葉も話せない‥‥というか、そもそも言葉を“知らないであろう”赤ちゃんと会話をする。
火鳥さんとカッちゃんは会話(テレパシーかも)し、美子先生達に「あれ?分かりませんか」と、会話ができないことに不思議がっていた。
・ショッピングセンターの外で開催される赤ちゃんコンテスト。
会場に置かれている気味の悪い人形で、誰の発案かすぐにわかる。ジャンゴの作戦だとも知らず、参加する赤ちゃん達。
気味の悪い天使赤ちゃん人形と目が合い、泣き出したカッちゃん。つられて他の赤ちゃんも泣き出し、やってきたケンタ達はその大合唱に苦笑い。
すると火鳥さんはオカリナを取り出し、メロディを奏でる。ただの音楽だが赤ちゃんは泣きやみ笑顔になり、ゾルは頭を抱えて悶絶!
その隙を見計らい、アナウンス室で原稿を読まされていたスタッフは「早く逃げてください!」と叫んだのである。
・事態がヤバくなり、ゾルは赤ちゃんをカプセルのために閉じ込め、赤ちゃん人形の中に吸い取って誘拐してしまう。
ジャンゴにより「悪の英才教育を受けさせる」と聞かされた母親たちは失神してしまう。
・誘拐された赤ちゃんは赤ちゃんメカの中で大泣き。ゾルは、赤ちゃんに囲まれて、耳をつんざくような大合唱の泣き声に困惑し、なんとかしてくれと頼んでいる。なんだか、立場が逆転してるっぽいな。
・ついに警察が出動。佐津田さんは銃を構えるが、誘拐された赤ちゃんの母親達に詰め寄られてたじたじになってしまう。‥‥普通、「あぁ警察が来てくれた!」と頼られるものなのではないだろうか(汗)。
・佐津田さんのパトカーを奪った火鳥さんは、ガードチームと共に赤ちゃんメカを追う。
誘拐された赤ちゃんは1歳未満の赤ちゃん。無理にメカをこじ開けて助けることもできないため、唯一の出入り口である背中のハッチから突入する作戦を立てる。
火鳥さんは1人で行くはずだったが、小児科ではないが医者である美子先生は赤ちゃんを放っておけず、同行することになった。
・メカの中に入ると、案の定、赤ちゃんに異変が──!
 火鳥さんは赤ちゃんの声を聴いて「泣き声が聞こえなくなった」としか分からないけれど、美子先生は「どうして泣かなくなったのか」の理由を知ることができる。ホント同行してよかったね。
・赤ちゃんを救出するため、ガードウィングが風を起こして赤ちゃんが入っているカプセルを吸いだし、ポロポロ落ちてきたところをガードレスキューがセーフティーネットで受け止める。‥‥手荒な救出方法ですね(爆)。
・事件が解決し、赤ちゃんたちが無事お母さんの元へ戻ってきました。火鳥さんは、咄嗟とはいえ赤ちゃんが心配でたまらず付いてきた美子先生の勇気を称えている。
カッちゃんは火鳥さんにオカリナをリクエストし、それに応えて火鳥さんはオカリナを吹いてあげる。
その様子を見ていた美子先生は、火鳥さんのことが好きになった──のだと思う。
天野博士から、再度「我が家にこないか?」と誘われ、ついに了承するのである。
純粋に喜んでいるケンタの横で、ハルカは苦笑いを浮かべている。
フフッ、ハルカも火鳥さんが好きだものね♪今までは女の子はハルカ1人だったから、火鳥さんの愛(?)を独り占めしていた。でも、美子先生が現れたら‥‥ライバルかぁ。難しいね。



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