41話 大奮戦!佐津田刑事

・今週に入り3回目の銀行強盗が起きた。倉庫の金庫に大穴を開けて金を強奪。こんな堂々とした犯行、バレないのかね?
警察が駆け付けたころには誰もいなかった‥‥って、防犯カメラ無いのかな?銀行でしょ?他の2銀行も防犯カメラ無かったのか?
まぁとりあえず、起きてしまったことはどうしようもなく、一刻も早く捕まえないと警察の威信に関わるため、早く犯人を逮捕しなくてはいけない。
‥‥これって、そもそも人間の仕業なのかね?
・銀行強盗のニュースは、TVのワイドショーでも取り上げられていた。
「このままでは安心してお金を預けることができません!警察は一体何をしているのでしょうか!?」と、なかなか犯人を逮捕できない警察に、チクリと文句を言うモモコレポーターである。
そんな警察が、天野平和科学研究所へやってきた──といっても、おなじみの佐津田さんだ。
『警察はどんくさい』だのと言われているため、やけに気が立っている様子である。
佐津田さんは、強盗が起きた銀行に残されていたポケットコンピューターを天野に見せ、持ち主を問う。
画面には、誰がどう見ても天野博士とわかるキャラクターが登場し(;^ω^)、天野博士も、それが自分ではないとは言い切れず、「そういえば見覚えがある」と答えてしまい、署まで連行されてしまった。
・天野博士にはアリバイが存在していたことが判明。
昨夜事件が起きた時間には、あのヒルマン教授と国際電話をして、その記録が残っているという(命拾いしたな)。
それを知った佐津田刑事は‥‥冷や汗に顔面蒼白。この行為が何を意味するのか、自分が一番よくわかっていることだろう。
博士が部屋から出たら、モモコがマイクを手に、何があったのかを問いただしてきた。博士が正直に「間違えて逮捕された」ことを説明すると‥‥モモコはすぐに側にいた佐津田刑事を発見し、逃がさないように取り囲んで取材を始めたのである。
「間違えて逮捕したのですか!?」これは“誤認逮捕”なのですか?と直球で聞かれ、しどろもどろになる佐津田さん。
いくら自分と天野博士の間には面識があり、他人行儀ではなく、時には罵り合いをするほどの仲とはいえ、警察官と一般市民である。
「お年寄りを間違えて逮捕したのです。権力をカサに着た警察の横暴。そうまでして警察は名誉が欲しいのでしょうか?」と叫ぶモモコ。
警察は横暴で、名誉の為なら誤認逮捕もする。そこまで言われたら、さすがに反論しても良いような気もするが、佐津田刑事は言い返せなかった(モモコ相手に言い返すと100倍になって返ってきそうだ)。
・佐津田刑事が、捜査から外されてしまった。納得いかないが、命令とならば致し方ない。「あいつが犯人に間違いないんです」と、何の根拠かは不明だが、あくまでも博士が犯人だと決めつけている。
「メガネの助手(火鳥さんのこと?)が実行犯なんだ!」と結論付けるが、それこそ証拠がないだろう。
捜査から外されるのも無理が無い。このままではヤバいと、課長も思ったんだろうなぁ。しかし、例え捜査から外されても、一人でも証拠をつかんでみせると言い張って去っていく姿は‥‥なんだろうね、何が彼をそうさせるのだろうか?
・佐津田刑事が休職となってしまった。
火鳥さんは、『佐津田刑事=警察官=人々を守る=誤解は解ける』という謎の論理で勝手に納得している。
ガードスターは、日ごろからウルサイ(?)佐津田刑事がいなくなったのでせいせいしたと言っているが、それは愛情の裏返しだということは、他のガードチームにはバレていた(笑)。
とにかく佐津田刑事は博士を目の敵にしているが、多分『無収入なのに研究所の維持費はどこからねん出しているのか』という不信感が大きいのだと思う。
・ポケットコンピュータは、20年前にDr.ジャンゴに盗まれていたことを思い出した博士。おそらくジャンゴは、それを銀行強盗が起きた場所に故意に置いたのだろうと。
それを聞いたガードレスキューとガードファイアーはすっとんでいくが、ガードスターはというと‥‥。
パトロール中なので、行くに行けないのであった。
佐津田刑事さえいれば、自分も捜査にも加われるというが‥‥どうやって加わるんだろう(-_-;)
・佐津田刑事は、休職中なので手帳を持っていないが、懲りずに地域住民らに聞き込みを行っている。
八百屋の店主に博士の事を聞き出すが、店主だって赤の他人にホイホイ個人情報をバラせるものではなく、「あんた誰?」と聞き返す。
手帳を持っていない佐津田刑事は──「訳あって探している。話さないと身の為にならない」と脅しにかかり、当たり前だが断られてしまう。
う〜ん、顔見知りってわけじゃないのね。
・夜も更け、イマイ銀行の金庫からお金を強奪しようとしている現場に出くわした火鳥さん。
その盗んだ金でメカ獣作るんだ‥‥ひどいな。
火鳥さんはテシターと格闘。時代劇を観過ぎた為か、「そろそろ年貢の納め時」という子どもに通用しない諺を放つ。
このアニメを観た子どもが「ねぇお母さん、『年貢の納め時』って何?」と聞くのを想像すると笑える
なんとか現金は守れたが、ドライアスのゾルたちは取り逃がしてしまった。
・佐津田刑事は、今まで博士が襲撃した銀行等(本当はドライアスが襲撃した銀行)から、次は大蔵省の印刷局だと予想した。
 いままでは銀行だったのに、一気に大蔵省とは!
・絶対に銀行強盗の犯人は博士だと決めつけている佐津田刑事は、独断で現場に急行へ。
『事件が起こってからでは遅い。起こりうる事件を未然に防いだ時こそ、はじめて人々の安全を守ったと言える』
正義の塊。まさに警察の鑑のような人だが、それだけに‥‥なんで天野博士に固執するのか?
ガードスターは、佐津田刑事とタッグを組んで動いているわけではない。っていうか、そもそも佐津田刑事は自分が乗ってるパトカーがガードスターということは知らないのである。
 でもガードスターは自ら佐津田刑事のパトカーに融合し、ずっと陰ながら、佐津田刑事が働く姿を見ていたんだと思う。だから、ただの『勘』で動く佐津田刑事を支持し現場に向かったのである。
 相棒っていいね。ガードレスキューと美子先生も、この2人のような関係になってくれるといいね。
 余談だが、実はガードファイアーにも相棒が設定されていたが、『消防士=火事』の為、警察官・医者とは違い、物語の中で活躍させようがないので、結局居なくなってしまったらしい。
 実際は消防士は火事場以外にも仕事は多々あるが、作品が子供向けのため、難しいのだろう。
・紙幣印刷局に到着した佐津田刑事。彼の勘が的中し、ドライアスのメカがやってきた。
 自分の勘が当たったことを喜ぶことはせず、単純に起きてしまった事件についてどう対処するかを考える佐津田刑事。
 偉いね。私だったら「ほらみろー、私の言ったとおりでしょ!」と得意顔になってしまうと思う。


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