13話 たのしい!?幼稚園

・ワルターは、私的な散歩の時にも護衛をつけているらしい。
 ワルター親衛隊(笑)達は、護衛が超下手。仮にも王族の護衛が、こんなドンクサイ奴らだなんて‥‥
・花屋の売り物のバラを勝手に手にとって胸ポケットに挿したり、信号が赤なのに気にもせず渡ったり‥‥果てにはもんじゃ焼きを食べるOLをみてゾッとしたり‥‥(有名な食べ物なのよワルター)。
 ワルターって、独りで外出したことって無いんだろうな‥‥。いつも大使館かザゾリガンかロボットメカの中にいるし、何処へ行くにも執事のカーネルが一緒だし‥‥きっと『王族が“独り”になるのは危険だから』と許されないのだろう。ちょっとワルターが可哀想‥‥。
・借金取りがこひつじ幼稚園に現れる。
 借金取りもパワーストーンを狙っていると勘違いしたワルターだが、「ただ金を返してもらいたいだけ」と聞くと、「何だそんな事か」と、サラサラ〜っと書いた小切手の額は、なんと十億円(汗)。
 ワルターの国ってそんなに裕福なのかしら?まぁ裕福じゃなきゃ、ドランにメカを破壊されても、懲りずにまた新しいメカ作って登場するなんて無駄遣い(汗)は、とてもじゃないけど真似出来ないだろう(笑)。
・子供達に大人気のワルター。ワルターって、からかうと面白いキャラですものね。タクヤなんか、ワルターをからかうのが余程面白いのか、今日の授業も上の空で「退屈」とか言ってちゃっますし。タクヤ達にとってワルターは、単なる『恐ろしい“敵”』じゃないんだろうな。私も、ワルターが来ると、何かひと悶着有りそうでちょっとワクワクするというか‥‥(^^)。不思議です、こんなタイプの悪役は。
・幼稚園の先生は、ワルターの性格を勘違い。ワルターは、『いい人でお人好し。今日はお忍びで幼稚園を視察』だって。
・ワルターは、子供達に良い様に遊ばれている。自分を『高貴』と呼ぶワルターは、最初は幼稚園児を『おさなご』と敬称していたが、さすがのワルターもついにはぶち切れ、『クソガキ』と呼んでいた。
・ワルターが必死になって探していた幼稚園の宝物は、パワーストーンではなくパワーシャボーンだった。
 あまりの悔しさに、目に涙を溜めるワルター。その姿を見て、先生は「シャボン玉を見て涙を流すなんて‥‥」と感動する。第一印象の思い込みって凄いんだなぁ〜(笑)。
・カーネルがやっとこさワルターを見つけた。
 「これでやっと解放される〜」と、ワルターはホッとした気持ちで迎えのヘリに駆け寄ったが、振り返れば、子供達が涙を流しながらワルターに手を振っている。ちょっとだけ、感慨深くなるワルター。
・ドランがサモンダーを斬ろうとした瞬間、サモンダーが分裂。分裂したミニサモンダーはドランの体にしがみ付き、ドランに電流を流す。
 身動きできずに苦しむドランを見てワルターは、「その気持ち、よく分かるぞ」と、ドランと先ほどの自分を当てはめている。子供達との触れ合いは、そんなに苦痛だったのか‥‥(笑)。
・いつも通りドランに負けたワルターは、小型ジェットに乗り、いつものように帰還しようとする。その時、ふいに下を見たら、先生と子供達が心配そうに空を見上げていた。
 ちょっとだけ寂しそうなワルター。子供達と接した時間は、まんざら不快ではなかったようにみえる。
・ラスト。ワルターがまた街を散歩している。すると、子供達がシャボン玉で遊んでいた。それを見て、少し物思いにふけるワルター。
 ワルターって、根っからの『悪』じゃないんですよね。きっと良い部分も沢山持ってるんだけど、何しろ彼はパワーストンが欲しくて欲しくてたまらないものだから、目が眩んでしまって、どうしても『悪』らしき行動を取ってしまうんだと思う(後半、ダイもそう言ってました)。
 ワルターは銃を持っていたが、子供の前で手にする事は無かったし、子供に手を挙げる事も無かった。
 良い奴なんだよね、本当は。なんていうか、人と接するのが『不器用』なのかな?
 最初この作品を知ったとき、敵が『高貴な王子様』と知って、『シ○デ△ラ』や『白○姫』のように、冗談の一つも言わない生真面目でお固〜い王子様なのかなぁ‥‥と思っていましたが、実際にワルターを見ていると、彼はとても楽しい性格。ワガママで不器用でまるで手の掛かる子供のよう。でもそれが何故か可愛くて素敵で、見ているこっちも元気になる。毎回笑わせてもらっています。『一緒にいるときっと楽しい』、こんな王子様なら大歓迎です。

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