19話 フェニックスをつかまえろ

・フェニックスを求めて遺跡へと向かうタクヤ達。いつも思うんだけど‥‥彼らは簡単に遺跡に入っていくなぁ(笑)。こいつらに恐怖心というものは無いのか?
 タクヤ達の背中を、心配そうに見送るドラン。しかし、心配そうにしている割には、背後の気配に気づかないわ、小型メカが目の前を通り過ぎて遺跡に入っていっても、「ん?」というだけで、特にどうでもいいみたいだし‥‥(汗)。本当にタクヤ達を心配しているのかしら?
・遺跡の中を歩くタクヤ達。宝探しみたいなものだと思ってワクワクしている。カズキは、「宝探しといえば、危険が付き物なんだぜ♪」と、まるで危険を歓迎するような台詞。
 タクヤは、「アハハッそんなバカな〜」と笑い飛ばしたが、次の瞬間、変なスイッチを踏んでしまった。たちまち真っ青になるタクヤ達。途端に地面が傾き‥‥落下!しかし、すんでの所で助かってしまうのは、いつものお約束。
 そして、「ロープが無けりゃ登れないよ〜」と愚痴れば、ロープがスルリと振ってくるのもお約束すぎるのだが、それがこの作品ならではで、タクヤ達自身も、その『お約束』を楽しんでいるので面白い。
・タクヤ達を助けてくれたのは、マックという考古学者だった。無愛想で無口で、どこか突き放した態度。タクヤ達は助けてもらったというのに、そのマックの態度が気に入らない様子。でも、堪えて堪えて‥‥!グッと堪えるタクヤは、大人になったものです。
・『マックが気に入らない』と言いつつも、彼の後をつけるタクヤ達。しかしマックは振り返るたびに、タクヤに嫌味な小言を浴びせる。叱られて怒るタクヤ。だったら、そこまでして一緒に居なくても良いのに〜と思うけど、知識が無い自分達が適当に動き回るより、知識が有り、且つ調査をしているマックについていった方が、遥かに効率が良いと判断しての事だろう(適当に動き回って迷ったら、それこそシャレになんないものね)。
・マックとタクヤ達は、『王の歌を讃えよ』の部屋に到着。
 到着したからって、何をすれば良いのやら?タクヤ達は悩むが、マックはノート(調査した資料かな?)を開いて、スタスタと進んでいく。
 マックが石を踏むと音が鳴った。なるほど、石が音階になってるのか。『王の歌』の音階通りに石を踏めば良いって事なのね。
 マックが渡り終えてホッとしていると、後ろから、バラバラな音階が部屋中に響く(汗)。勿論、犯人はタクヤ達。「ヘ〜イ」と言って、石を適当に踏んで、すっかり楽しんでしまっている。
 「適当に踏んだらマズいんじゃない?」byダイ。その通りで、天井が落ちてくるではないか。慌てて走り抜けようにも間に合わない‥‥と思ったら、マックが3人を助けてくれた。「冒険ごっこじゃ無いんだ!」とマックは三人を叱り付ける。タクヤは、何をー!?と怒るが、さすがにカズキとダイは、自分達の非を認めていた。「調査している方が勝ち」。遺跡を調査して来た人と、調査無しで手ぶらで来た人とでは、冒険の重みが違うのかもしれない。
・第3の試練。『真実の扉を叩け』。
 山のように描かれたフェニックスから、本物一つを探す‥‥ふぅ、気が遠くなりそう。
 この試練の場に来てもまだ、緊張感の欠片も無いタクヤ達を怒るマック。タクヤは自分だけキツク怒られ続けているのが気に入らなかったらしく(笑)、完全にすねてしまった。明らかにタクヤが悪いのにね‥‥。タクヤが八つ当たりのように壁を叩くと、なんとその壁がスッと引っ込んでしまった。最悪な事に──トラップだったらしい。入り口は封鎖されてしまった。その次は‥‥天井が下がってくるのかと思ったら、目の前の壁が迫ってきた。
 慌てて後ずさるタクヤ。カズキとダイに責められて、「オイラ何にもしてね〜よ」って‥‥アンタ以外に誰がやったんだよ!!
 もうダメだ〜!と思ったときに、本物のフェニックスが見つかってしまうのは、あまりにもお約束過ぎて笑ってしまった(これがゴルドランじゃなかったら、絶対私は怒っていると思う)。
・フェニックスの祭壇?についたタクヤ達。祭壇に光が当たり、光り輝くフェニックスが現れた!!すげえすげえ!と、子供のようにはしゃぐマック。飛びはね踊り、興奮している。オーバーリアクションだけど、その気持ち、スッゴイ分かるよマックさん。
・フェニックスの祭壇に現れたワルター。パワーストーンが無かった事に怒り狂うワルター。祭壇を火の海にしてしまった(彼の八つ当たりは、スケールがでかくて性質が悪い)。ついに遺跡が燃え出してしまい、マックは、無理だと分かっていながら、小さなジャケットで火を消そうと必死。マックのリュックからは、タクヤと同じフェニックスの絵本が──。
 子供の頃から、ずっとフェニックスに憧れていたマック。十何年も夢見てきて、やっと目にしたフェニックス。その祭壇が破壊されるなんて、悔しいし許せなかったんだと思う。
・スカイゴルドランが、タクヤ達を助けにやってきた。フェニックスさがなら、翼をはためかせ、風を起こして火を消したゴルドラン。実際に翼をハタハタさせるなんて‥‥貴方が初めてですよ^^; 他の方の翼は飾りみたいで、実際にハタハタすることはなかったから。
 しかし、スカイゴルドランの活躍もそれまでで、後はワルターにやられっぱなし──というか、不幸すぎて見ていられない(T_T)。ミサイルよけて遺跡を傷つければ、「遺跡を守れ!」とタクヤ。「それってさぁ‥‥、遠まわしに“ミサイルをよけるな”って事だよね」by知人。酷いなぁ〜タクヤ。悪気は無いと思うんだけど‥‥そういえば、3代目のダ・ガーンも、星史から「遺跡を傷つけちゃダメだ」って酷い命令受けていたなぁ〜。攻撃したら怒鳴られ(汗)‥‥攻撃されたらしっかりしろと言われ(汗×2)‥‥攻撃をかわしたら反撃しろと言われ(汗×3)‥‥じゃぁどうすりゃアンタは納得してくれるのよ!?あん時は、本当にダ・ガーンが可哀想でした。
・スカイゴルドランを見て、感動するマック。素敵な冒険仲間だなと、ハイタッチの別れのシーンは、感慨深いものがありましたね。

映画でも、考古学者が遺跡を探検する映画は沢山有ります。感動して、私も一緒に冒険しているような気分になる。
 中には、DVD特典にメイキングやコメンタリーが有ったりして、遺跡がセットやCGだったと知り‥‥夢も感動も全て吹っ飛んでしまった〜なんて作品もある(爆)。勿論、大半は実際の遺跡で撮影しているらしいですが‥‥。それを教訓として、遺跡を探検する考古学者が出てくる映画の、メイキングは観ないように心がけている私(笑)。


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