25話 夏の怪奇シリーズ猫島奇談

・お宝があると噂される『猫島』に向かうタクヤ達。今回はホラーめいて面白かった。シリーズとあったけど、現実は1回だけ‥‥子供向けだから、怖いって言われたのかしら?
・タクヤが見つけた宝石は、猫又を封じる『かつぶしの涙』。パワーストーンでないことは残念だけど、とりあえず祟りが起きなくて良かった。
 しかし、そこにタクヤ達を尾行してやってきたワルターが現れてしまった。お婆さんの話をしらないワルターは、やった!とばかりに『かつぶしの涙』を手に取り、呪文を唱えてしまう。
・祟りが起き、猫のヒゲが生え、しっぽまで生え出したタクヤ、カズキ、ダイ&ワルター、カーネル。ちょっと待て、『かつぶしの涙』を取って封印を破ったワルターが祟りに遭うのはわかるけれど、タクヤ達は触ってないのにどうして‥‥?
・「猫になっちゃう!」と、ドランに助けを求めるタクヤ。こんな非常事態にも関わらず、全く緊張感が感じられない(笑)。ドランは、主が猫になってしまった悪夢を脳裏に浮かべるけれど──タクヤを猫じゃらしで遊んでやる姿は、傍からみると、何故か微笑ましくさえ思えてしまう(汗)。
・ドランとタクヤが合流すると、ちょうど空影から「猫又を見つけた」との報告が入った!それを聞いたドランがさっそく追跡しようとするが‥‥‥‥マイペースな猫と化してしまったタクヤ達は寝ころんだまま動こうとしない。「ヤル気あるか!?猫のままでいいのか!?」なんて、主を叱りつけるドラン(苦労しますねぇ)。
 ところで、タクヤ達は見た目ノラ猫みたいな風貌なのに、ワルターだけ高級なシャム猫風なのが笑える。
・ドラン、空影、ゴッドシルバリオン、アドベンジャーが束になってかかっても、猫又がすばしっこくて、ついていけない。スカイゴルドランでさえ歯が立たない。
 たかが猫だが、ロボットでなく生き物(?)相手だと、動きがしんなりすぎて返って難しいのでしょうか?
・ワルターがタクヤ達に協力することになり、自ら操縦するロボットを毬状に変形させて、猫又の気を引く作戦を取ってくれた。
 猫又は、狙い通りにワルターの毬ロボを追い、その隙にタクヤは猫又の祠へ猛ダッシュするのですが‥‥猫又がワルターの毬ロボに抱きついて破壊してしまう。
 海に真っ逆さまに落ちていくワルターを、チラっと目で追いながらも、どうでもいいのか、無視をするドラン‥‥‥‥ひどい。助けてやりなさいよ。
・戦いが終わり、帰還するタクヤとワルターですが、なんとなく気まずい雰囲気が残りますね。握手して「ありがとう」というのはなんか変だし、かといって「世話になった」というのも恥ずかしい。
 ドランは、貧乏くじを引く勇者と言いますか、苦労している勇者だと思います。3代目のダ・ガーンも星史に苦労をかけられっぱなしで大変でしたが、といっても相手にするのは1人だし、隊長とはいえ、星史とダ・ガーンの関係は対等に近かった。しかしドランは3人を相手にしなければならず、相手は“主”。うぅ可哀想‥‥先が思いやられる。


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