26話 勇者調査指令

・残るパワーストーンはあと1つ。そうか‥‥もうあと1つで全員揃うんだ〜と思うと何だか名残惜しいが、今回の26話になっても全員揃わないなんて、考えてみれば遅い気がする。3代目のダ・ガーンでは、星史がサクサク見つけていたからなぁ、しかもたった独りで!そう思うと、星史って凄い隊長かもしれない。
・タクヤ達の前に、スーツを着た不審な男が現れ、自分はバーチャルゲームを作っているが、協力してくれないかと頼む。
 なんでも、タクヤ達の冒険をバーチャルゲームとして売り出したいので、ゲームを開発する為に、闘いの“記憶”を提供してくれないかと頼んだのだ。正直‥‥売ったらヒットしそうなRPG。
 同時刻、ワルターとカーネルは、国王から健康診断を受けるよう勧められ、父がせっかく心配してくれているのだから‥‥と、受けることに。
・ワルター達の健康診断、タクヤ達の記憶の提供。それぞれやることこそ違えど、どちらも『ドラン達の戦闘データ』の収集が目的。それを仕切っているのは1人の人物‥‥なんとワルター国の王子:ワルターの実弟であるシリアスである。
 ワルターのように、地道にパワーストーンを探し、ドラン達と戦闘を交えながら情報を足で稼ぐ肉体労働(?)とは違い、シリアスはまずは情報を精査し、策略を練っていく頭脳労働をモットーとしているらしい。
・実験場所は同じなのだが‥‥乗り込むトラックは違うため、ワルターとタクヤ達が顔を合わせることは無かった。
 如何にも電気椅子に座らされ、手足を拘束され、頭も固定され、本当に少しも不信に思わないのか?
 タクヤは笑いながら、「悪役はワルターなんだろうな」と言い、どうせ記憶を提供するなら、ワルターの無様な闘いを思い出してやろうと思った。
 敵ながら、この装置は素晴らしい!と思ってしまった。夢や記憶をもとにゲームが作れるなんて夢のようではありませんか?
・タクヤ達の記憶はコピーされていき、それはシリアスの元へと転送されている。ここからは、前半を振り返るいわば『総集編』である。
 といっても、ただ繋ぎ合わせた回想シーンでは飽きてしまうので、“記憶の提供”という形を用いており、少し凝っている。
2代目のファイバードでは、デビルストーンによって見せられた『悪夢』という形で前半を振り返っている。
・シャランラがワルターにプレゼントを届けるために訪れるも、ワルターは不在。落ち込みながら歩いていると、馬鹿でかいコンセントにつまずいて転倒。コンセントはタクヤ達の記憶提供装置(?)に直結しており‥‥電気の供給が無くなってしまったため、実験が中断してしまった。
 続けようにも、タクヤや達が目を覚ましてしまい、工作員は焦りだす(こんな簡単なことで中断になるなんてね)。
・シリアスは、今までのデータを提供してくれた工作員の仕事には感謝するが、最後が頂けなかったとして、“破壊”という制裁を加える。工作員は、ロボットであることが判明し──どうりでワルターの部下は皆同じ顔をしていて変だなと思ったが、やっとわかったよ。
 それにしても‥‥命がかかってるくらい重要な仕事なら、ただコネクタを接続するのではなく、連結部分にせめてテープでも貼っておくべきだったのでは?


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