35話 掟破りの新勇者

・竜宮城(?)のような惑星を後にするタクヤたち。
この星は海産物に恵まれている星で、その惑星のおやつは寿司だという。うわぁ〜いいなぁ。
最後の1個の寿司を誰が食べるかで取っ組み合いのけんかが始まるほど、美味しいらしい。
・アドベンジャーの目の前に巨大隕石群が現れた。
アドベンジャーは光のレールに乗っているので、脱線するわけにいかない‥‥ので、避けようがない。
あわや衝突か!?と思ったその時、またまたサメロボットが助けてくれた。その名はキャプテンシャーク。
果たしてそのロボットに乗っていたのは──?声だけでワルターだとわかった。おめでとう!ついにワルターも勇者の主になれたのですね。
ワルターは、月面にてキャプテンシャークを目覚めさせ、立場としては船長らしい。ドランでいう『主』ですね。
・カーネルとシャランラは、ワルターを探すためにあえてシリアスの配下となり、シリアス艦隊に乗せてもらっている。
しかし、いざシリアス艦隊に乗ってみれば、とてもじゃないけど自由に動くことができないことに気づいた。
さて、どうしたものか‥‥と悩んでいると、なんとその話をシリアスが聞いていた!
青ざめるカーネルとシャランラ。自分たちはきっと、いずれはシリアス艦隊から宇宙に放り出されるのだと嘆いたのである。
・カーネルとシャランらに、ついに出撃命令が下った。
しかし、力を持たない2人を出撃させてもどうしようもない。ならなぜ‥‥。おそらく、囮か人質だろうな。
出撃命令が下り、覚悟を決めたカーネルは、シャランラがワルターを命を懸けて愛しているのなら、その命を自分に命を預けてくれと懇願してきた。
出撃さえしてしまえば、シリアス艦隊から逃げてタクヤたちと合流することは可能である。
しかし、それはとっても危険なことであり、反逆行為である。何しろ、今のところ敵はシリアスだけのように見えるが、彼のバックにはワルザック共和帝国──すなわち、これは国を挙げてのプロジェクトなのである。
この状況でシリアスに刃向うことは危険だが、それでも、自分達がいつかシリアス艦隊から宇宙に放り出される運命ならば、やってみる価値はあるのである!
一世一代の大博打!がんばれカーネル。
・ワルターはキャプテンシャーク内で、まさか自分が勇者の主になれるとは思っていなかったとしみじみ。
デスギャリガンのロケットパンチで宇宙に放り出されたワルターは、月まで飛ばされていた。
なんとか生き延びることができたが、リバイバロンは大破して帰る手段がなくなってしまったおり、今は生き延びることが出来ても、いずれは死んでしまうので、「全然助かっていないじゃないかー」と嘆いている(笑)。
『心正しき者よ』その時、ワルターの耳に何者かの声が聞こえた。声のする方に目をやると──そこにあったのはパワーストーン!
ワルターが復活の呪文を唱えると、キャプテンシャークが目覚めたのである。
・レジェンドラの勇者は計8人のはず。キャプテンシャークは、果たして一体何者なのか?とワルターが問うと、キャプテンシャークは、自分は“保険”だという。
勇者はパワーストーンから目覚め、目覚めさせた者に忠誠を誓う。しかし、万が一8人全員が悪い心をもった人物によって目覚めさせられたら大変である。
確かに、シリアスはパワーストーンを共鳴させて、8つ全てのパワーストーンの在り処を知る事が出来ていた。
これを、もし第1話でやられていたら‥‥8人全員シリアスの僕となっていたことも考えられたのである。
キャプテンシャークは、その万が一に備えられた“保険”であった。
最悪の最悪、その9人目のキャプテンシャークまでも悪い心を持つ者に目覚めさせられたら‥‥と不安になるが、その心配はなし。
なぜならキャプテンシャークは、“心正しき者”にしか目覚めさせることはできないからである。ワルターは、やっぱり善人だったのね。
ワルターは、正義のヒーローとして陰ながらタクヤたちを見守る役に徹しようとしている。衣装も船長らしく、キャプテンハーロックである。
・シリアス艦隊のロボと戦闘を交えるタクヤたち。
アドベンジャーは光のレールから降りられないために、戦えない。そのために戦力は落ちてしまい、結果苦戦してしまう。
そこへ、シャランらとカーネルが乗る船がやってきた。
シリアス艦隊から距離を離れたところで、シャランラは無線でドランたちに向かって呼びかけるが、なんとシリアスによって通信回線を切られてしまっていた。
何も知らないドランたちはシャランラたちの乗った船を攻撃。とどめを刺そうとドラン達が船に向かって飛び込んだ時、船のコックピットが開かれ、カーネルとシャランラのがドランたちの前にさらされた!
・ドランたちは、シャランラとカーネルを攻撃できず、どうやったら助けだせるかを検討。もう彼らは、敵ではないのである。
この作戦、シリアスはカーネルとシャランらが艦隊に同行したいとお願いした時から仕組んでいたものらしい。
シャランラは、スクエア一族からもらったクリスタルを胸に抱いて、ワルターに助けを請うしかできなかった。
・シャランらたちを救ったのはキャプテンシャーク!
今まではサメ形態だったけど、シャランラを助け終え、ここで人型形態になって決めポーズ!
この人、かなりかっこいいんですよね♪サメの尾びれが海賊のマントになり、眼帯に、どくろマークの三角帽子。ピーターパンの海賊らしく、鈎の手を携え、男の子が持つ『海賊イメージ』の全て揃えました!っていう感じです。
そして、合体してからもかっこいい。「宇宙の海は俺の海──」と口上が始まるのである。
つづいて、ワルターも「キャプテンだけずるい」と口上を述べる。
ハッチが開かれ(真空ですよ!)、ワルターは「悪の少年シリアスよ!」とシリアス艦隊を指し。自分はシリアスの心をただすために大宇宙の海につかわされた正義のヒーローだという。その名も‥‥イーター・イーザック。
本人は、自分がワルターだということを隠すための変装のつもりらしいが、性格自体は変わっていないので、タクヤたちはワルターだと一発で見抜き、ダサいとあきれている。
当然、カーネルもワルターだと見抜いた。シリアスも…当然気づいているだろう。
ワルター=イーター・イーザックだと気づいていないのは、ワルターを愛しているはずのシャランラだけであった(なぜ)。
・シリアス艦隊を追うワルター。だが、速すぎて追いつけない。
悔しそうなワルターを、不思議そうに見つめるシャランラ。
ワルターはイーター・イーザックとして接し、いつかワルターが帰ってくるといい、いつでも見守っていると言ってあげる。
やさしいね。

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