38話 歌え!勇者隊

・次の惑星『ビッグスター』へ到着。
その道中、磁気雲の中に入ってしまうが、なんとか着陸でき、そして‥‥タクヤたちは無傷である(笑)。
タクヤ達は、この星の動物であるゾウに出くわした。
逃げ出すタクヤ達だが、ゾウはタクヤ達を襲おうとしているのではなく、逃げてきたのだった。
そのゾウを追ってやってきたのは、タコの宇宙生物。その不可解な姿に、タクヤは「H.G.ウェルズ野郎」と罵るのである。
タクヤの言うH.G.ウェルズ氏はSF作家である。彼の作中に登場した生物やメカ類のデザインは、後のSF界に多大な影響を与え、今なおデザインは引き継がれているほどである。因みにタクヤが「H.G.ウェルズ野郎」と罵った星の住人の姿は、H.G.ウェルズ『宇宙戦争』に登場するタコ型火星人である。この『宇宙戦争』作品以降、『火星人=タコ型』が定着する。
・タクヤ達が出会った宇宙人は、サーカス団の団長だった(3代目と同じく、塩屋浩三さんだ)
団長は、タクヤたちを“しゃべるサル”として見世物にさせるために捕らえ、サーカスにも登場させた。
「宇宙一の大サーカスをご覧ください」と客を呼び込む団長。う〜ん、私にはもはやブッチョにしか思えない。
・タクヤは、ナイフ投げの的にされてしまう。最近は外していないらしく(怖)、6本同時に投げる。
5本は命中したが、残り1本は大外れ!あわや首に刺さって死──んでいたところ、咄嗟に横に傾げたことで掠めたのである。
・サーカスがの舞台で、ゾウが鞭で打たれて痛そうに苦しんでいる様をみたダイは、ゾウを庇ってしまう。
ゾウの見世物が披露されなくなったことで怒りだす客をなだめるために、ダイは、ゾウの代わりに自分が見世物を披露することを決意。
逆立ちをしたり、長嶋監督の真似をしたり(なぜ知っている?っていうか、そんな物真似、地球人以外には通じないよ)
寒すぎる物まねにシラケる客だったが‥‥歌をうたったところ、拍手喝采である。
「このサル、歌を歌うわよ!」と、完全に下に見られている。芸はウケたが、嬉しいんだか悲しいんだか(涙)。
・歌がウケたため、タクヤとカズキもダイに加勢することになった。
急遽『勇者隊』を結成し、ゴルドランEDをうたっている。すごいなぁ、どんな環境でも順応できるんだなぁこの子たち。
ダイは、自分達が「芸をする『猿軍団』として見られているのかも」と言うが、当のタクヤたちは気にしていない。
・磁気雲の影響を受けていたドラン達はなんとか機能を回復させ、タクヤたちと合流するために探し回っていた。
すると‥‥『勇者隊』のポスターを発見し、ヘナヘナ〜と気が抜けてしまうドラン。
ジャニーズのようなコスチュームを着て、タクヤ達はレコード発売までしてしまっている。
団長はゴマ擦りをし、手のひらを返してタクヤたちにヘコヘコしている。
タクヤは、給料は3倍、週休3日にするよう団長に提案し、それを守らなければストライキすると言いだし‥‥実質3人はドル箱なので、団長は泣く泣くタクヤの意見をのむしかなかった。
いいのかなぁ。部外者‥‥しかも今日入ったタクヤたちがそんな大事な事決めちゃってさぁ。
だって、今日の夜にはこの惑星を去らなければならないんだよ。それ、わかっているのかなぁ?
・シリアス率いるエクセルギア隊がドラン達を襲う。
まだ本調子じゃないドラン達。グレートゴルドランに合体しなければ勝ち目はない。
ドラン達は、サーカス小屋でタクヤ達を見つけ、合体命令をもらうことに──。
「なんだかわからないけど‥‥」と合体命令を与える3人達。呑気なもんだなぁ。
・さて、夜になり、案の定‥‥タクヤ達は次の惑星にいかなければならない。
「今日のファーストコンサートは『勇者隊』の解散コンサートなんだ」って、それは酷くないか!?
解散しても「『勇者隊』は永遠に不滅です!」と声をそろえる3人。先ほどの長嶋監督の物まねもそうだけど、スタッフの中に野球ファンがいるな?


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