40話 おこさまランド

・データに載っていない若い惑星。
早速降り立つと、そこに暮らしていたのはみんな子供だった。
子供が車に乗って運転し、地球でいうサラリーマンのように忙しく働いていた。
ダイは、「できたばかりの星は、住んでいる人も若いね」と言っていたけど、それはちょっと違うと思う。
ここは、子供しかいない星なのだろうか?
・ゴルドランが、駐車違反のステッカーを貼られてしまう。
そういえば、エクスカイザーも駐車禁止のステッカーを貼られていたっけね。
タクヤは、「ちょっと停めていただけだろう!」と警官を怒鳴ると(もちろん警官も子供)、警官はタクヤたちに銃を突きつけた。
子供が扱うので、てっきりおもちゃの拳銃‥‥かと思いきや、なんと本物であった。
・マフィン国の総理大臣のもとに連行されたタクヤは、椅子に縛り付けられてしまう。3人を見下している総理大臣さえも、子供であった。
国の規則を破ったタクヤ達は、本来ならば厳罰に処されるのだが‥‥、異邦人であることを考慮され、テストで80点以上取れば、無罪放免となるそうである。
マフィン国は、国民の学力を上げることこそが全てである。
学力を上げるために、徹底した秩序を守り、勉学に励み続けることを義務付けられるのだという。
それを聞いたダイは、ダイとカズキを椅子ごと担ぎあげて逃げ出してしまう(力あるねぇ君)。
・タクヤは、マフィン国を逃げ出し、敵対しているグラッチェ国に入国し、その国の王と面会する(もちろん彼も子ども)。
この国は、マフィン国とは真逆の考え方をもち、マフィン国の総理大臣とは実の兄弟だった。
マフィン国の国民(子供)は、遊ぶことが全てである。
話を聞くと、相反する考えを持つ兄弟は、それぞれ理想とする国を作り、真逆の考え方を持つ国を“敵対国”とみなしているそうだ。
タクヤ達は、そんな自由なグラッチェ国をとても気に入り、自身らも住む星は違えど、この国の子供のため、より良い国にしようと案を持ちかける。
・タクヤたちによって新しい法律が施行された。3人が提案したのは以下の通りである。
タクヤ‥‥昼ご飯を食べたら昼寝/カズキ‥‥落書きを咎めない/ダイ‥‥‥夜更かし可
子どもにとっては天国のような法律だが‥‥いざ、やりたい放題し放題の法律を作っても、全然楽しくない。
いつ怒られるかわからないというスリルがあるからこそ、緊張感が生まれて楽しいのだという(わかる気がする)。
・グラッチェ国の処刑場で、洗濯ばさみの刑を与えられた国民を助けるタクヤ。
学力こそすべての国と、自由こそすべての国。考え方は全く違うけれど、法律を破った者には容赦なく制裁を加える。つまり、やっていることはどちらの国も同じである。
タクヤ達は、仲違いをしている兄弟を宥めようとするが、逆に火に油を注いでしまい‥‥ついには戦争を引き起こしてしまうのである。
・戦車を持ち出し、兵士を集め、国境を挟んで両者にらみ合い。
タクヤたちは大急ぎで止めに入り、「実の兄弟同士で戦争なんかするもんじゃない」「これではバカな大人と同じ」と説得するが、聞く耳すら持たない。
その時、2人の母親から電話が入り、タクヤ達は頭に「?」マークを掲げる。
ここは子供だけの星ではなかったの?タクヤはグラッチェの首根っこを掴んで怒鳴ると、グラッチェは、「現在、大人たちは全員『宇宙旅行』に行っており、その留守の間に何か面白い事をしようと、『大人ごっこ』をしていたのだという。
この星は、子どもたちの遊び場として提供されたものであり、実際はここに定住してはいないという(惑星まるごと遊び場かぁ)
最初は仲良く遊んでいたものの、兄弟げんかの定番『物の取り合い』から亀裂が走り、国を二分し、そして今は戦争を起こそうとしている。
それを聞いたタクヤは切れてしまい、だったらジャンケンで決めればいいじゃん!とアッサリ。
・エクセルギア隊が、この惑星を攻撃してきた。
ちょうどよく(?)、戦争をするために戦車を持ち出してきているので、是非とも加勢をしてもらおうと思ったのだが、戦車から放たれたミサイルはおもちゃだった(汗)。
・今度はワルターが加勢に来てくれた。
サメの船首に舵を構え、船長よろしく「スパイラルランチャー!」と叫ぶイーター・イーザック。
スカイゴルドランの礼に、「海の男に礼は不要」と、斜に構えて笑みを浮かべるイーザック船長はかっこよすぎる。
・マフィンとグラッチェの親が帰ってきて、お土産を買ってきてくれた。
中身は2個のお饅頭。だが、中の餡が違う。‥‥親がこういう買い方をしてくるから、兄弟げんかが起きるんじゃないか?
でも、さっそくジャンケンで決めているので、まぁいいか。


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