・惑星ラドンに向かうタクヤ達。この惑星は、天然の温泉に恵まれた惑星である。 「僕たちもしばらくお風呂に入っていない」とダイ。う〜ん、レジェンドらに出発してから、何日経ってるんだろう。 ミチル先生には2〜3日って言ってたけど‥‥大丈夫? ・温泉に入るタクヤたち。うんうん、傷が癒えるよね。 これで混浴だったらよかったのに‥‥と思っていたら、本当に混浴で、シャランラが入っていた。 裸(水着を着ていたが)を見たか見てないかで言い争いになり、水の掛け合いになり、そしてケンカが始まる。 ・ドランたちは、敵であったシャランラと仲良くケンカをしているタクヤの能天気さに呆れている。 確かに、ワルターとは敵同士だったものの、和解し今では心強い仲間となっている。シリアスとも、そうなれると本気で思っているのか?こんな状態なのに‥‥。 スターシルバーは、「どうしてシリアスが憎くないのか?」と不思議で仕方がないようである。 「主はシリアスを許そうとしている」とアドベンジャー。ドランは、「そんなドランを尊敬している」と言う。 スターシルバーは「わかんない」と首を傾げるが、これこそ、タクヤ達と話す機会が多いドラン達との差だと思う。 ※ファイアーシルバーは温泉にどっぷり浸かっているが、錆びないだろうか? ・ワルターは、一人ででシリアス艦隊に乗り込もうとしている。 キャプテンシャークは危険だと止めるが、「例えキャプテンが行くなと言っても、自分は行く!」と断言。するとキャプテンシャークは、主のためにワルターと運命を共にすることを決意するのである(良い主従関係)。 ・ワルターがキャプテンシャークを共にいなくなったことで、カーネルは大慌てでタクヤ達のもとへ報告しにいく。 キャプテンシャークもワルターの決意をくみ取り、最期まで運命を共にすると覚悟を決めたほど。ワルターの覚悟は相当なものである。 それを悟ったタクヤ達は、ワルターを助けに向かうことを決断するのである。 ・シュバンシュタインに到着したイーター・イーザック船長。 シリアスと対面したイーザック船長は、自分の真の姿を見せる。 「その名も──ワルター・ワルザック船長。そなたの兄なのだ!」と暴露するが、シリアスは、「‥‥で、話とは?」と、スルー(爆)。 ワルターは、「この兄が改心せよと言っている」と叱るが、シリアスは「血の繋がりがなんだ」と突き放す。口で言っても分からないなら‥‥と、ワルターは剣を構え、シリアスもその対決を受ける。 ・両者、戦いながら自問自答している。「どうして兄の言葉が分からない!?」「私は主に相応しくない!?」 剣を交えないと分からない事ってあると思う。 ゴルドランの物語自体、北欧神話北欧をモチーフにしているので、北欧の騎士らしい闘い方であり、そして絵になる。 ※因みに、2人が使っている剣は『エペ』である。 ・ワルターを助けに向かったドランたちだが、シュバンシュタインから現れたロボットに苦戦している。 倒しても倒しても後からゾロゾロと蟻のように出てくるのでキリがない。 ワルターは、艦隊内にいるキャプテンシャークにドランの加勢を命じ、キャプテンシャークが加勢に来ると、俄然強くなるドラン達である(強気になるのかしら?)。 ・ワルターは一度はシリアスに追い詰めるられるが、とっさに配電盤を切りつけてショートさせ(何かわからんものを斬るな!)、形勢逆転。 壁に追い詰められたシリアスは、自分を殺せと命じるが、ワルターが弟のシリアスを殺せるわけがない。 それを知っているシリアスはワルターを嘲笑うが、ワルターは、どんな強大な力を以てしてもドランとタクヤ達の主従関係は切れないと断言する。乾ききった冷酷な心を持つ者は、決して勇者の主にはなれないというのだ。 でも、保険の勇者(キャプテンシャーク))が用意されているってことは、悪者が主になる可能性もゼロではないのよねぇ。ってことは、シリアスだって主になれるかもよ♪ でも例え主になれたとしても、ギスギスした主従関係になるのが目に見えている。 ワルターはタクヤ達によって心を解きほぐされ、改心し、念願のキャプテンシャークという勇者を手に入れた。 主の身でありながらも、キャプテンシャークを決して見下したりねじ伏せたりはせず、自分と対等に扱っている。 キャプテンシャークは、自分が主からどう扱われているかを分かっているので、主のために必死になる。そして、自分のために必死に働くキャプテンシャークの姿を見た主も、それに応えて必死になる。 互いに信頼しあう、ひょっとしたら、ドランとタクヤ以上に素晴らしい主従関係だと思う。 ・ワルターを殺せないシリアスは、ワルターを椅子にしばりつけ、今から自分が行うことを見るようにと薄ら笑いを浮かべる。 プラネットバスターをラドン惑星に向けて発射したのだ。 当然、惑星にはタクヤ達がいるので、ドラン達はミラクルモードに合体してプラネットバスターを抑え込もうとしている。 惑星が破壊される様をワルターに見せつけようと思っていたシリアスはこの展開が面白くなく、プラネットバスターの出力をあげるよう命令。 しかし、このまま出力を上げれば、シュバンシュタイン艦隊が持たない。それでも出力を上げさせたシリアス。 結果、シュバンシュタインは内部から破壊されていき、もはや船が持たない。 キャプテンシャークは大急ぎでワルターを救出するべくシュバンシュタインに向かい、ワルターはシリアスに「キャプテンシャークに乗って逃げろ」と促す。 ここまでされても、まだなお‥‥シリアスの身を案じる兄ワルター。 ・シリアスはキャプテンシャークに乗りこむことを拒否し、シリアス艦隊に残ることに‥‥。 メインコンピューターがは破壊され、艦隊乗組員も全滅し、艦隊内にはシリアスだけが残されてしまう。 自暴自棄になったシリアスは船と共に死ぬ覚悟もしていたが、爆発に吹き飛ばされて倒れたシリアスを、レイザーが脱出カプセルに乗せる。 レイザーは致命傷を負っており、もはや助からない。最期にシリアスを助けたかったというレイザーの思い。 自らの命を投げうってでも助けたい。レイザーにとってシリアスそういう存在だった。悲しいことに、レイザーが死ぬ直前に、シリアスはそれを知ったのである。 |