・シリアスがCPUとして取り込まれようとしている。タクヤは大泣きしてしまう。 あの時、シリアスの父の突き放した言葉を、一緒に聞いていたタクヤ。シリアスの悲しさが痛いほどわかるのである。 ・トレジャー・ワルザックは、ミサイル・デスマルクを発射。 とっても大きいミサイルなのだろう。レジェンドラに向かう道中、タクヤ達が立ち寄ったの星々に住む者も、肉眼でミサイルを捉えることができるぐらいである。 ・サイバーデスギャリガンに全く歯が立たないドランたち。 タクヤたちはシリアスを助けようとするが不可能に近い。仕方がないので一旦引くことになったが、デスギャリガンの破壊された部分が、自動的に再生されていることに驚愕を覚える。ただのロボットではなく、まるで生物のようである。 「再生してやがる」「ならば巻き戻しもできるのか?」。この緊張感漂う状況下でくだらないギャグをいうタクヤを叱りつけるダイ(汗)。 ・サイバーデスギャリガンは、全身からミサイルが発射することができるようである。 レジェンドラ王に『課せられた使命』は、シリアスの心を取り戻すこと。 シリアスはいったい何をしたいのか。全てを滅ぼすと言っていたが、それはどういうことか。ワルターは、『自分の運命を狂わせた、レジェンドラを含めた全てのものを滅ぼすこと』だという。 自分の運命を狂わせた‥‥。もしかしたら、シリアスにとっては、本当はレジェンドラなんてどうでもよかったんじゃないかな?国を挙げてのプロジェクトに、ワルターと同じく、強制的に参加させられたんだと思う。 ワルターが手を引いたことで、国家プロジェクトの錘が自分に降りかかってきて、相当なプレッシャーだったと思う。 結果失敗して、父に助けを求めたら突き放されて‥‥すごい悲しい人生なのかもしれない。 ・シリアスがレジェンドラを滅ぼすつもりなのを知って怒りに震えるドランたちは、デスギャリガンを倒そうとする。 しかしタクヤ達は、この状況に陥ってもなお、シリアスを助けたいと思っていて、もう一度だけ、デスギャリガンに乗せてくれと頼むのである。 レジェンドラも大事だけど、シリアスも大事。確かに敵だけど、なんだかんだ言っても、共にレジェンドラの門をくぐり、ここまで一緒に来てしまった。いまさらシリアスを無視してレジェンドラにはいけないという。 その言葉に感動したイーター・イーザックは、意を決して自分の正体を明かした! するとタクヤ達に、アッサリ「知ってた」と言われ、ずっこけるワルター。驚いたのは‥‥シャランラだけであった(本当にワルターが好きなのか?)。 「最終回近いのにすごいボケ」とダイ。うん、来週が最終回なんだよね〜。それをキャラクターが言っちゃダメよ(笑)。 ・サイバーデスギャリガンへ突入しようとするタクヤ達だが、キャプテンシャークも乗り込もうとする。 ワルターはシャランラに「ついてきてくれるか?」と尋ねる。シャランラは、そんな改めて言われなくても「はい」と答えるが、ワルターは──。 「この戦いが終わっても、死ぬまで一緒についてきてくれるか」だって。キャーかっこいいプロポーズ♪ ・タクヤ達とワルターはサイバーデスギャリガンに向かうが、砲撃の中を進むのは苦労する。 せっかく助けようとしているのに‥‥とタクヤは怒るが、ワルターは「怒らないでくれ」と頼む。 シリアスは恐れている。傷つきたくないから、傷つく前に他者を傷つける。知識を高めて優位に立てば、傷つけられまいと思っている。誰よりも愛されたいのに、愛されないのが怖いから誰も愛さない。独りぼっちが嫌なのに、独りぼっちになりたくないから、独りぼっちにされる前に独りでいる。 ‥‥なんかROZEの歌詞みたいである(笑) ・サイバーデスギャリガンがレジェンドラに向かっている。 すべてを滅ぼそうとしているシリアスは、レジェンドラさえも滅ぼそうとしているのかもしれない。 グレートゴルドランは、他の勇者たちを盾にしてサイバーデスギャリガンに突入。皆、シリアスを助けたい一心である。ワルターも泣きながら弟を愛していると叫んでいる。その時‥‥勇者達全員が金色に輝いたのである。 勇者が黄金色に輝くのは初代エクスカイザーからの伝統だが、今回は敵を前にして金色に輝いているわけではないので、ちょっと異例。 ・プールを破壊し、シリアスを助け出したタクヤたち。 目覚めたシリアスを、タクヤ達は優しく説得する。 「みんなで迎えに来たんだよ」「楽しいこと教えるよ」「悪いようにはしないよ」「ワルターも待ってるよ」 するとシリアスは泣き出して、タクヤ達に抱きついたのである。 シリアスの心を取り戻すことができたタクヤ達ももらい泣きし、グレートゴルドランは、そんな主を心底誇りに思った。 ・シリアスは、ワルターと再会を果たす。 今までさんざん敵として攻撃しあった仲だけど、ワルターは優しく迎えてあげるのである。 涙の抱擁──と思ったその時、ついにミサイル『デスマルク』がレジェンドラに到達してしまうのである。 ・さて、いよいよ最終回! 「TVの前のみんな、長い間応援ありがとう」と、三度目の正直である。 しかし、サブタイトルは『冒険が始まる』であり‥‥どこまでがほんとで、どこまでがギャグなのかもはやわからん。 |