13話 ロボット強盗団を追え

・本日非番のジェイデッカーが無線をキャッチ。勇太を呼ぼうとするが、そこへパワージョーがやってきた。
 「非番だから出動しなくてもいいじゃないか」byパワージョー。彼らロボットに『非番』制があるのは嬉しい。初代〜3代のロボット達は、『非番』なんて無かったですからね(笑)。
 それにしても、パワーショベルが喋ってるなんて‥‥何故か違和感がある。今までは、普通車・緊急車両・戦闘機の勇者しか見てなかったから‥‥建設車両でしかもパワーショベル。不思議でたまらない。
・作業用ロボットを運転し、逃げる銀行強盗の前にダンプソンとマクレーンが立ちはだかる。しかし、気にもせずに突っ込む銀行強盗。
 ダンプソンと作業用ロボットとの力の押し合い。どちらが勝つのかしら?と思っていたら、作業用ロボットが力に耐え切れずオーバーヒート。ついには爆発してしまった。彼らは、作業用ロボットが爆発する瞬間を逃亡の手段にしているらしい。爆発するように仕向けたって事ですね(中々敵も考えていますね〜手強そう)。
・銀行強盗3兄弟。名前は‥‥ヨシキ、ヨシト、ヨシヤ。声優は‥‥森川氏、巻島氏、結城氏。方々は後のデューク、ガンマックス、ドリルボーイですね。これは勇者シリーズ各作品のお約束となってますが、後半線でレギュラー担当される声優方は、前半は単発で登場される事が多いですね。
・デッカードは勇太に冷たくされ、スネて家出をしてしまう。家出って‥‥‥子供じゃないんだから‥‥(笑)。
 「ブレイブポリスメンバーのAIは、全てデッカードAIのコピー」と冴島さんは言っていた。ということは、彼らは皆デッカードの分身。それぞれ性格が違うのは、恐らくデッカード自身の中にはいくつもの性格が有り(そもそも人の持つ性格って本来はいくつかあり、その中で最も強い性格が“表”に出るのだと思う)、その中の1つが、それぞれのロボットの性格になった』と考えていいのかも。
 勿論コピーされたものだから、デッカードの持ついくつもの性格もコピーされているはず。ただ“表”に出る性格が違っただけだと思う。
 そう考えると、今回、家出をしたデッカードの子供っぽさをみると、考え方や行動が幼いドリルボーイの性格の1面のように思えます。
・デッカードが強盗団を捕まえようとする。作業用ロボットのドリルを銃で撃ち停止させ、抵抗不能の犯人に銃口を向ける。更に、逃げようとするヨシト目掛けて、バンバン発砲を繰り返すデッカード。もはや威嚇ではなく狙って撃っている(怖)。マクレーンに止められ、落ち着きを取り戻したデッカードだが‥‥。いやぁ〜荒れてますね〜‥‥(;´▽`A``)。今のデッカードは、親に叱られて機嫌が悪い子供の様です。まるで地雷のよう。次怒らせたらブチッといきそうです。
・雨の中を独り歩くデッカード。勇太にちょっと言われたぐらいでそんなに落ち込まなくたって‥‥そんな事で落ち込んでいたら、口の悪い星史の部下になんか絶対なれそうにないな。
・銃撃され倒れるデッカード。
 体からはオイルが噴き出している。これ以上撃たれたら、オイルに引火してドカンかな?と、不謹慎な事を考えていた私ですが、「デッカードのボディって意外と薄かったんだね」と、冷静に知人がポツリ(もっと不謹慎!心配してあげなさいよ(汗))。
・ビルドタイガーは、根性で紅Xの性能に勝ってしまった。『ロボットは性能が全て』と思い込んでいるヨシキの耳には、弟の「逃げよう」の声は全く入らない。
・今回、勇太は「デッカードは友永家の家族なんだ!」と庇いました。
 これって、人間とロボットの永遠のテーマです。『ロボットは人間の家族になれるか?』とても難しい。
★某映画で、ロボットが人間を愛してしまう物語がありました。ロボットは、人間の女性を心から愛してしまい、勇気を出して「愛しています」とプロポーズ。しかし女性の口からは、「貴方はロボット、私は人間。マシンに愛情を注ぐわけにはいかないの」との残酷な一言が‥‥。
 更そして、「君を人間として迎えよう」と言っていた家主でさえも、心底では彼をロボットとして見ていた。
 ロボットは、『どうしたら人間として扱われるのか』と模索するも、愛する人の死を前にしながらも涙を流せない自分、次々と年老いて死んでいく家族‥‥対して変わらず年を取らない自分、改めて自分が人間ではないという事実を叩きつけられ、更に深みにハマっていくのですが‥‥
 本当に難しい。永遠の課題だと思います。


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