20話 狂った砂時計

・シャドウ丸とガンマックスが対峙。
 やたらイライラしているガンマックスとは対照的に、落ち着いているシャドウ丸。ガンマックスにとっては、この彼の『落ち着き』さえも、面白くないだろうな(笑)。
 二人でモタモタ言い争いをしているうちに、ブレイブポリス一行が到着。どうやら間に合ったようだ。
 勇太達は、ガンマックスを必死に説得するが、彼は「独りで行く」と突っぱねる。ここで話しても“らち”が開かないと、ガンマックスは勇太をさらって行ってしまった。
・ガンマックスは、パスワードを入力しシャッターを開けるのに成功すると、開閉パネルを破壊してしまう。
 びっくりする勇太。「これではデッカード達が入れない!」と責める。
 しかしガンマックスは、「誰にも邪魔されたくないからね」とアッサリ言ってのけた。
 もう最悪である。もはや一匹狼どころの騒ぎじゃ無くなっている(笑)。
・独り、スタスタと中へ入っていくガンマックス。
 勇太は彼の背中を見送るも、何か思うところがあるのだろうか──意を決し、スライディングして中へと入っていく。
 「あっぶないなぁ〜!」by私たち。途中で挟まったらどうするんだろう(汗)。
 いかにも摩擦がおきそうな地面なのに、綺麗にスルリとスライディングが決まったのは何故だろう?
・ガンマックスは、ノコノコついてきた勇太を避けるが、敵に発見され、攻撃されたことを知ると、仕方無しに連れて行くことに。
 やっぱり、『ここに残してはおけない‥‥』という、良心はあるのだろうか?
 サイドカーが出現した途端、「キャー乗りたい〜!」と、叫んでいた私であった。
・ガンマックスの侵入が気づかれた為、外にいるデッカード達も、攻撃対象となってしまう。
 「どうやって中に侵入する?」と悩む仲間に、「合体しちゃえば良いじゃん」と簡単に言うドリルボーイ。しかし、「通信が出来ないのにどうやって合体命令を貰うんだ!?」と、パワージョー。
 ‥‥例えどんな危機に陥ったとしても、自らの意思で合体してはいけないのか?『臨機応変』という言葉を知らないのか、もしくは、自らの意思で合体できないよう、敢えてプログラムされているとか‥‥。
・デッカード達はようやく中に侵入できたが、そこにもまた敵がいた。
 またまた銃を構えるデッカード達。
 弾を使用しているのにも関わらず、どれだけ撃っても『撃ち止め』が無いという、不思議な銃(しかも回転式だし)とライフル。
 子供番組なので、それは言わないお約束なのかしら?
 でも3代目のダ・ガーンは、ちゃんとその『撃ち止め』の設定があり、マガジンを交換しているシーンがあった
・進んでも進んでも、敵はどんどん沸いてくる。デッカード達は、ついに挟み撃ちにされてしまう。
 何処かに逃げ道は──。パワージョーが、別の部屋に通じるシャッターを見つけた。
 急いでシャッターを開け、ろくに中も確認せず(笑)、「ひとまずここへ──!」と飛び込もうとした所は‥‥焼却炉だった。
 慌てて引き戻り、シャッターを閉じる。
 その、あまりにも安易なパワージョーの行動に、「全く、おっちょこちょいなんだからぁ〜」とからかうドリルボーイ。
 罰が悪く、「お前に言われたくないよ!」とパワージョーは怒っていたが、ろくに中を確かめず、飛び込んだアンタが悪い。焼却炉だったから良かったものの‥‥トラップが仕掛けられていたらどうするつもりだったの?
・ついに中枢へとたどり着いた勇太とガンマックス。
 そこにあったのは、ただのコンピューターがあるだけの、なんとも殺風景の部屋。
 勇太が、洗濯機に入れられてアップアップしている(回されなくて良かったね(爆))。悲鳴を聞いてガンマックスが振り向いた瞬間──敵のビームをモロに浴びて、倒れてしまった。『油断大敵』ってヤツですね(汗)。
・レーンに鎖で固定されてしまっているガンマックス。当たり前だが、むちゃくちゃ怒っている。
 「独りで来ればこんなことにはならなかった」と、何度も勇太を責める。
 申し訳なさそうに謝る勇太が可哀想ですね。でも、ガンマックスの言うとおり、勇太は来るべきじゃなかった──とうか、むしろ『来てはいけなかった』の方が正しい。だって、勇太って何か活躍したっけ?ただの足手まといだったような気がする。絶対に、この場に来てはいけなかった筈。
・レーンが動き出してしまった。レーンの先は‥‥焼却炉。ここにガンマックスを突き落とすつもりらしい。
 モニターには、各部屋が映し出され、ON/OFFを、右回りに繰り返してゆく。「停電ルーレット!?」
 う〜ん。一気に突き落とすのではなく、ルーレットでじわじわ〜となんて‥‥ムゴイな。
・敵を足止めしているマクレーンらと別行動をし、勇太を必死に探すデッカード達。でも、なかなか見つからない。
 「探査装置は使えない。電波状況もこれだし‥‥」。どうしようとパワージョーが嘆くと、シャドウ丸が「あっ!」と気づく。
 犬にチェンジ。匂いで勇太を探し出し、クンクン匂いを嗅いだ後、アッサリと発見。そして、「こっちだ!」と誘導する。
 『犬になって匂いを探す』。「そうか匂いか!?」と感心しているデッカード達に対し、私達は、「今頃かよ!」と突っ込んでしまった。
 勿論、気づかなかった本人が一番悪いが、デッカード達も悪い。この建物に入った頃から、皆は「ボスを探せない」と焦っていたが、5人も居ながら、何故誰もこんな簡単なことに気づかないんだ!?
・勇太がガンマックスを助け出したことから、ちょっと優しさを見せるようになったガンマックス。
「頼むぞ勇太」と、笑顔で送り出している(根は良い人なんですよね〜。口悪くて愛想悪いけど)
・コンピュータールームに入ると、そこは無人だった。
 勇太がコンセントを抜くと、コンピュータは停止。
「え、こんな簡単な事で良いの!?」とビックリ。まぁ、電気はコンセントから来るのだから、抜けば済むって話。分かってるけど‥‥分かってるけど‥‥(-_-;。
・次の日、デッカールームに新しいメンバーが加わった。その人は、ガンマックス。
 正式に移籍し、晴れてブレイブポリスの仲間らしい。
 でも口の悪さは健在で、「気が変わったらすぐ出て行くから心配するな」だって。
 素直じゃないって言うか、またそれも可愛いというか‥‥(笑)。

 巻島さんの演じるロボットって、口が悪いキャラばっかりですね(笑)。
 3代目のドリルランダーや、6代目の空影も、一癖も二癖もある濃いキャラだったし。
 2代目のガードファイヤーも、性格は素敵だが、口は悪かった。しかし、更にもっと口の悪いキャラが居た為に、彼の口の悪さは霞んでしまい、案外『素敵な人』の印象で終わった(笑)。ある意味、得をしたキャラクターだと思う。

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