26話 新しいリーダー

・ジェイデッカーが負けていると聞いて、過去にジェイデッカーによって逮捕された嬉しがる囚人たちは大はしゃぎである。
看守は、「皆、生中継にエキサイトしている」というが、そもそもそんなTV放送を囚人に観せるなよ(汗)。
 っていうか、ジェイデッカーがやられる様を、淡々と中継しているTV局も冷たい‥‥。
・ジェイデッカーがやられたことで、防衛軍が代わってチーフテンを倒そうとするも、ガイゾナイトによって防衛軍の機器類はコントロール不可能になってしまい、逆にチーフテン側に回ってしまう。
 チーフテンは、自分がビクティムによって作られ、玩具のように利用されている事に腹を立てるも、新たな力が欲しくないかと打診されると、相棒の仇を取らせてくれるなら──と喜ぶ。“完璧な悪”の心を目指しているビクティムにとっては、仲間を思いやるチーフテンの心が気に入らないようである。
・ブレイブポリスがデッカールームに戻ると、デッカードの席にはデュークが座っていた。
 今すぐ席をどくようビルドチームが責めると、デュークは、この席はリーダー席。新しいリーダーは自分なのだから、この席に座って当然だと言ってのける。
 勇太は当然だが激怒し、デュークに今すぐ出て行くようと命じる。するとレジーナは勇太に、デッカードを思っての発言とはいえ、怒ったり泣いたりすることをしてはならないと責めた。
 デュークは、レジーナの手によって英才教育(?)されており、人間が持つ憎しみや恨みなどの負の心を持たずに(知らずに)成長したため、その心を面と向かって見せられると、デュークが混乱してしまうというのだ。
更には、「仇を取る」などといった“復讐”を匂わせるような発言すらも慎むよう諭す。
 人間の弱い心を悪とし、弱い心を持つ者は罪を犯すと断言し、デュークが勇太の心に触れて揺らいでしまうことを、レジーナは相当恐れているようである(過去にトラウマでもあるんじゃないだろうか?)。
・ブレイブポリスが囚人を保護していくなかで、勇太は、ガイゾナイトに操られたジェイデッカーに会ってしまう。
 レジーナが、合体命令を出すよう勇太に命じるも、勇太はその場で泣き崩れてしまう。
 こうなってくると、レジーナの発言が全面的に悪いとはいえなくなってくる展開である。勇太には大変酷な話だが、ただワーワー泣いていては何も始まらないのである。
・勇太はレジーナに諭され、合体もせずに敵の懐に向かっていくブレイブポリスのメンバーを見て、自分が“甘い”と気づいた。
 ビルドチームを合体させ、ガイゾナイトに操られたジェイデッカーを倒すよう命じる勇太。そして‥‥撤退するジェイデッカーを深追いせず、勇太は、残された囚人を助け出すことが先決であると判断した。
 合体って、絶対に勇太の命令がないと不可能らしいが、ビルドチームの独断で合体させてしまうと何か問題があるのだろうか?
 しかし、それにしても‥‥勇太の合体命令って、「さぁ皆、今から合体しよう!」という単なる“掛け声”や“指示”だと思っていたが‥‥本当に“強制力のある命令”なんですね。「ブレイブアウト!」で、スーパービルドタイガーがバラバラになるシーンは、正直笑っちゃいました(-_-;)。命令ひとつで、“強制”的に合体もさせられるし、解除もさせられるなんて。合体も解除も勇太の思うままなんて、ある意味すごい特権だ(笑)。
※3代目のダ・ガーンでは、隊長の星史が命令しても、反論したり、納得するまで従わなかったり、逆に突っかかったりしてたのに。
・囚人を全て救い出した勇太は、デュークのおかげでデッカードに叱られずに済んでよかったと、感謝を述べた。
悲しい悔しいと言って、嘆いているだけではダメだという事です。

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