28話 デッカード再び

・デッカードの修理がやっと直り、勇太は喜んだものの、なんとジェイデッカーは記憶喪失になってしまっていた。
 変な冗談だと勇太はデッカードに言うが、どうやらデッカードのメモリ内には勇太の記憶はないようである。
 勇太の記憶はおろか、殆ど何も残っていない状態。‥‥それって治るのか?
・失われた記憶を取り戻すべく、デッカードは学校で勇太の友達に会ったり、ご近所さんに会ったりするものの、全然ダメ。
 勇太は涙をこらえながら、「記憶が戻るまでずっと一緒に居てあげる」とデッカードに言うが、その言葉に逆にデッカードの表情が曇ってゆく(ある意味、酷な言葉ですね)。
・デッカードの記憶が戻らない時に限って事件発生。新リーダーのデュークは、「あの状態のデッカードが来ても足を引っ張るからおいて行こう」と酷い事を言い、メンバー達は激怒する。
 皆をまとめるリーダー役でありながら、誰1人、デュークの命令を聞かないどころか反発しか返ってこない為、デュークは困惑してしまう。
・勇太は、最初に出逢った状況を再現しようと換気口の中へ勢いよく飛び降りた‥‥。
 抜けた先で、きっとデッカードがキャッチしてくれると思ったのだろう。
 しかし、それを知らないデッカードは、いきなり換気口の穴から勇太が降ってきた為、慌てふためく。
 一応キャッチこそ出来たものの、コツが掴めず、勇太が撥ねてしまい(^_^;)、デッカードの手から転落して足を捻挫してしまった。
 ※第1話は、キャッチすらなくそのまま落下したのに無傷だったけど‥‥その件には触れないでおこう(汗)。
 ドンマイドンマイ!もう1回やろうと、勇太は足を引きずりながら地上へ戻ろうとするが、デッカードは勇太を制止し、何度やっても無理なのだから、これ以上自分を苦しめないでほしいと嘆いた。勇太は、記憶を取り戻す行為から逃げ出すデッカードにショックを浮かべ、罵りながら帰ってしまった。
・デッカード不在の中での闘い。
 デュークが作戦を練るものの、誰一人聞いちゃいない(笑)。あの礼儀正しいマクレーンでさえ、デュークを完全無視である。シャドウ丸に「私達のやりかたがある」と言われてしまう。
・デッカードは、自分のメモリを完全に書き換えて欲しいとレジーナに頼んだ。
 しかし、データを消そうとしても全く消えない。デッカードはデータ消去に同意しているのだが、潜在意識の中では拒否しているのだと悟るレジーナ。だんだん人間ぽくなってきましたね。
※時々Windows上でも、データを消そうとしたりメモリを外そうとした時、「今使ってる」と拒否されることがある。「うそ〜使ってないじゃん!」と、画面小突いて怒ることしばしば(-_-;)
 データが全く消えないデッカード。記憶以外には全く異常が無く、作業員は「まるで人間だ」と驚いた。
 そこへ、換気口から1枚の絵がヒラヒラと降ってきた。デッカードが殉職した時、勇太が見せてくれた画だ。
 それをじっと見つめるデッカードが、なんとも印象深い。
・闘いが苦戦するなか、勇太が現場に到着。
 メンバーらは勇太に、『デッカードの記憶が戻ったら来てくれ』と勇太に告げていた為、てっきりデッカードの記憶が戻ったのだと嬉しがったが、それが違っていたことに愕然とする。
 「デッカード自らがデータを消してくれと、望んだことだから仕方がない」と泣きだす勇太に、それは惨い仕打ちだと皆は勇太を大批判する。
 デュークはそんな勇太に、自分はデッカードにはなれないと言う。リーダーは自分ではなくデッカードが相応しいとし、勇太の居るところはここではないと告げた。
・記憶を取り戻したデッカードが現場に到着した途端、皆に覇気が戻っていく。
 ジェイデッカーは作戦を練り、「皆で気を逸らせ。その隙に弱点を狙う‥‥もしかして、それが作戦?そんな作戦、‥言っちゃ悪いけど、デッカードが居なくても、誰かが思いつきなさいよ!
 それに、弱点が口の砲口だったなんて‥‥なんだそりゃ〜!?というオチだった。

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