(注)シャドウ丸に対して辛辣なレビューもあるため、ファンの方はご注意下さい。 ・前話に引き続き、宇宙人(バラック星人)と戦っているシャドウ丸。 シャドウ丸は相手の目をかく乱する目的なのか、犬になったりタンクになったりジェット形態になったりしている。 しかし、元が弱いので全く意味がなく、やられてしまう(相手も半ば呆れてないか?)。 みかねた防衛軍がシャドウ丸に加勢するも、効果なし。 地球人は、もはやどうしようもない。ブレイブポリスが地球に居ないため、このまま戦闘を見守っていたらとばっちりをくってしまう。そのため、逃げるしかなかった。 ・ボロボロになっていくシャドウ丸。冴島総監と勇太は、シャドウ丸に撤退するよう命令する。 しかし、地球のためにと言って戦うことを止めないシャドウ丸。もはやヤケクソ状態。このままでは死ぬのは目に見えているのに、最期の最期まで戦うようだ。 っていうか、シャドウ丸の特性が『隠密捜査』が主なら、そもそも彼は戦闘用として開発されたロボットじゃ無いよね? 最初から、戦うことに関しては無力なんじゃないの? それなのに、彼が体張って戦っても勝てるはずないて知ってるのに、戦う行為を容認している警察もずいぶん酷いよ。 ズタボロにやられ、もはや立つ気力さえ無くなったシャドウ丸は、カゲロウの元に行くことを望むようになる。 カゲロウか‥‥そういえばいたなぁそんなロボット。 ・宇宙から謎の光がブレイブポリスを包み込み、彼らを地球へと送り届けてくれた。 彼らが眼にしたのは、変わり果てたシャドウ丸の姿だった。 ショックを受ける皆だが、今度はシャドウ丸が謎の光に包まれ、傷が治っていくと同時に、巨大な大砲に変化。 ムチャクチャでかく、皆でやっとこさ持ち上げる大きさに──。 ・シャドウ丸を瀕死に追いやったバラック星人は、いともあっさり逮捕された。 逮捕したのは、宇宙でいう『警察』に近い組織で、銀河の平和を監視すべく、日々パトロールしているという。 彼らは犯罪を憎み、犯罪を憎む者に好意的で、全ては“心”によって善にも悪にも傾倒するとし、“心”の在り方について研究してきた。 そんな時、ロボットでありながら心を得たブレイブポリスに大変興味を抱き、ブレイブポリスが犯罪を憎んで悪を倒し、常に平和を保とうとしている心にいたく感服し、接触の機会を探っていたという。 ・勇太宅の玄関前では、柏崎が友永あずきに告白しようとバラの花束を持って佇んでいた。 そこに‥‥光の球体が現れ、柏崎に憑依。突如、人が代わったように柏崎はバラの花束を捨て去るのであった。 ここから終盤になるにつれ、作画も気合が入ってくるのか、とても綺麗。特に、見せ場となるシーンでは、勇者シリーズ3作目から合流している石田敦子さんが担当することが多いですね。 初代から携わっている大張正己さんが、石田敦子さんの画に惚れ込んで引き入れ、3代目のダ・ガーンでいきなりの作画監督に抜擢される。 石田敦子さんは初っ端から頭角を現し、柔らかく優しいタッチで描かれた星史とひかるの画はとてもファンの間でとても高評価だった。 一躍名前が有名になったのは、4代目の勇者特急マイトガイン。3代目で高評価を得たため、4代目ではキャラクターデザインも担当。 旋風寺舞人のかっこよく厚みのある肉体美&吉永サリーの繊細で華奢な物腰の描き分けは当時話題になり、アニメディアでは特集が組まれるほどだった(舞人のセミヌードが描かれたり(-_-;))。 勿論、今作も石田敦子さんは作画監督をされているが、6代目は大張正己が去られたため、一緒に居なくなってしまった(涙)。 因みに、この『石田敦子&大張正己』ペアは好評で、『魔法騎士レイアース』も担当されていて、ずば抜けた作画にファンは魅了されることになる(2章の気合入りまくりの本編作画はもちろんのこと、セル画総数6000枚のOP作画は、今でもファンの間で話題になっている) |