31〜40


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ターン31
急行 リュドラル「魔樹ボルンガの反乱」

■事件ラッシュも無事終わって、数ターン。今日はこれといってやることがない。忙しいと大変だけど、暇になるとそれはそれで退屈。事件が起こらないに越した事は無いんだけど‥‥。

■今日は、リュドラルに同行することにしました。
 しかしいざ同行しても、イベントが発生するわけでも無いし、かといって任務中でも無し‥‥。何も起きないまま、同行はアッサリと終了した。

■帰宅後、フロリンダとリリィが揃って敵を見つけてきてくれた。
 『野菜泥棒』『魔樹ボルンガの反乱』だそうだ。
 ボルンガの反乱!?これって‥‥この前リュドラルが私に紹介してくれた『友人』じゃないのか?なんでまた反乱なんか‥‥。
●取りあえず私は、まず簡単な事件『野菜泥棒』を誰かに頼む事に。
 修行中のグリフィンを訪ねた私は、慌てていた為、会話もせずに任務を頼んでしまった!任務を頼み終わってハッと気づいた私。単刀直入に、「ここ行って」なんて言っちゃった。グリフィンは、ただでさえ機嫌が悪いのに‥‥。それに事件の内容が『野菜泥棒』だなんて‥‥。グリフィンと野菜‥‥うぅ、合わない(汗)。こんな事件を依頼したら、盗賊のプライドが傷つくだろうなぁ〜。多分、きっと断られる‥‥しかし、「あぁ、いいぜ」とグリフィン。「へ?」と拍子抜けしてしまった。
 「人助けなんて照れくさいけど、やってやるよ」グリフィン‥‥貴方今『人助け』って言った?盗賊の貴方が人助け?ボランティアをするって?なんて素晴らしい子に育ったの‥‥私の教育も捨てたもんじゃないわね──って感動に浸っている暇じゃない!
 私は、「じゃぁね」とグリフィンに別れを告げ、次はリュドラルの元へ(ひで〜)。
●リュドラルは、血相変えて飛んできた私を見て、「どうしたの?」とビックリ。う‥‥面と向かって言いにくい。
 「あ、あの‥‥あのね‥‥リュドラル」。言葉に詰る私。リュドラルは、じっと私の言葉を待っている。
 「あのねリュドラル。さっき妖精から報告を受けたの。ボルンガ達によって、村が全滅したんだって!」by私。
 「なんだって!?」。驚くリュドラル。リュドラルの大声に、私もビックリ。リュドラルの驚き方は半端じゃなかった。そうだよね‥‥友達なんだもんね。
 真相を確かめる為、急行すると任務を承諾してくれたリュドラル。頑張ってリュドラル! 

 次ターンは、グリフィンとリュドラル、2つの戦闘が控えています。

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ターン32
戦闘 リュドラル「魔樹ボルンガの反乱」 

■ベテル宮で待機していたら、フロリンダが息を切らせて走ってきた。
 「グリフィン様が敵と遭遇しました!」。「わかった。急行するわ!」と、私は早速出発。
 しかし‥‥フロリンダが息を切らせてまで知らせに来た敵は‥‥。うわっ弱そぅ(汗)。
 こんな敵、か弱い天使の私でも倒せそう。フゥッと息を吹きかけたら、飛んで行っちゃいそうな敵。
 案の定、グリフィンの剣の一振りで、敵はあっけな〜く倒れた。
 なんか‥‥不機嫌そうなグリフィンの背中が怖い。「全く、こんな弱い敵を俺に寄越しやがって!」とでも思っているのかな?グリフィンごめんね〜こんな弱い敵でさぁ〜。
 天使が強い敵を好むのは不謹慎。でもグリフィンはきっとそう思っている。『強い敵を倒してこそやりがいが出る』っていうの、グリフィンの中には絶対あると思うのよね。

■帰宅する間も無く、今度はリリィが息を切らせてやってきた。リュドラルの事件だ!
 この事件は、グリフィンの時のようにすんなりとはいかない。だって‥‥敵は『リュドラルの友人』なんだもの。
●リュドラルとボルンガの戦闘が開始された。
 ボルンガは、リュドラルを倒そうと隙を狙っている。しかしリュドラルは、何故か一向に剣を構えようとしない。
 「‥‥リュドラルどうしたの?」by私。
 すると、ボルンガが剣を構えていないリュドラルを攻撃。
 「リュドラル!」と天使の私は焦る。でも、それでも剣を構えようとしないリュドラル。ちょっとちょっとぉ〜ヤバイよ。ねぇリュドラル、剣構えて!お願いよー。
 尚もボルンガは執拗にリュドラルを攻撃。一方、攻撃されてもボルンガを説得し続けるリュドラル。
 あぁ、リュドラル‥‥気持ちは分かるけど‥‥お願いだから闘ってよ!「戦場にはリリィもいるんだから!」
 リュドラルは、「くそっ!やるしか‥‥やるしかないのか!!」と、悔しそうに剣を構える。
○改めての戦闘開始。ボルンガって、『木』の割には意外と強かった!リュドラルの攻撃を食らってもぴんぴんしている。
ボルンガの攻撃がリリィを直撃!リリィのHPが急激に減っていく。でもリリィは逃げようとはしない。「偉いわリリィ!」と嬉しがっていると、なんとボルンガは、またもやリリィに攻撃をしかけた(なんでリリィばっかり‥‥)。早いっ、避けきれないっやられる!と思ったら──リュドラルが飛び込んできてリリィを庇ってくれた。
 リリィを庇ったリュドラルはボルンガの直撃を受け、HPが急速ダウン!「ウッ!」と苦しそうな声をあげるリュドラル。「よ〜し、よく庇った!」。私は思わず拍手。即座にHP回復をリュドラルとリリィにかけました。
 そして、リュドラルの剣がボルンガにクリーンヒット!ボルンガは倒されました。
○戦闘後、リュドラルは、ボルンガの反乱に肩を落として落ち込んでいました。私は、なんて声をかけたら良いのか分からないので、そのままお別れすることにしました。
●帰宅後、リュドラルの件でまだ心の中は若干モヤモヤしていますが、嬉しい出来事もあったので、結果としては満足。
 リリィは、敵の攻撃に遭い(しかもクリーンヒット)、凄い勢いでHPが減少していったのに、決して逃げ出さず、彼女はリュドラルの側にじっと付いていた。グリフィンの戦闘の時では、一目散に逃げ出していたのに‥‥(汗)。リリィはそれだけリュドラルを信用しているんですね。リュドラルだってきっと同じ。リリィを信じていたから逃げ出さなかった。そう思ったら、なんだか少し嬉しかった。
 でもそう考えると、リリィはグリフィンを信じていないということに‥‥(哀)。でも、それは仕方が無い。私だって、グリフィンはあんまり信用してな‥‥(汗)。

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ターン33
イベント グリフィン「グリフィンのお仕事」

■今日はグリフィンに同行。
 夜、グリフィンが泊まっている宿を訪ねると、彼はお金を床に並べて、何やら勘定をしている。
 ねぇグリフィン。これ、アンタのお金じゃない‥‥よね(汗)。
 「さぁって、今日の収穫は‥‥」とグリフィン。その言葉にピンと来た。なんて事!勇者が空き巣をしてきたなんて!
 「グリフィン、これはどういうことですか!?こんな事をして‥‥許されると思っているのですか!?」。私はグリフィンを叱りました。
 しかしグリフィンは、こともあろうに「あぁん!?」とガンを飛ばしてきた。
 そして、悪びれるどころか、「俺が盗みに入る家は、汚い事をして至福を肥やした金持ちばかりだ。それを誰かに盗まれても文句は言えねぇだろ」なんて平気で言うではないか。
 グリフィンは、自分の行為を『義賊』と言って正当化した。
 一瞬固まってしまった。違う‥‥何かが違う(汗)。
 グリフィンの気持ちは分からないでも無い。でも‥‥私は天使だから、悪い事は正さなければならない。
 負けじと私が、「聞いてグリフィン。グリフィンの気持ち、分からなくも無いのよ。確かに、世の中に不公平を感じるときは誰だってあるもの。でもね。やっぱり盗んじゃいけないのよ」。すると、ついにグリフィンがぶち切れた。

「うるせえ!!俺が良いと決めたらそれで良いんだよ!」

 俺が決めたらそれで良いって‥‥“自分が法律”だとでも言いたいの?
 「あーもう、うるさいうるさい!出てけよ!」。グリフィンは私を部屋から追い出した。
 あぁ〜もう。こんな勇者アリか!?敵が金持ちだったら喜んで引き受け、被害者に謝礼金を要求し(あの時は呆れた)、窃盗に空き巣だなんて‥‥。
 このゲームの初プレイ時、世界の平和を守る勇者としては相応しくない『盗賊』という肩書きと、素行の悪い彼の姿を見て、「本当は勇者じゃなくて、堕天使の『スパイ』なんじゃ‥‥?」と、本気で思っていた。

■リリィが『魔将セビアの挑戦』の事件を見つけてきた。
 早速シーヴァスを訪問しお願いしたら、即OKしてくれた。

■リュドラルには、イベントを発生させる為に、デュミナスに向かってもらわなければならない。
 訪問した私は、「事件は何も有りませんが、向かってくれますか?」とお願いしたら、リュドラルは、「別に良いけど‥‥」と承諾してくれた。「たまには散歩も良いかもな」だって。
 フェリミ、リュドラル、2人とも良い子ですね〜。彼らは、自分の仲間に、『盗賊』が居ると知ったらどんな顔をするんでしょうか‥‥?
 口が裂けても「貴方の仲間には『盗賊』がいるのよ」だなんて言えない私です。

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ターン34
イベント グリフィン「迷子の森」

■33ターンでグリフィンにあれだけの暴言を吐かれたのに、何故か懲りずにまた同行している私‥‥。
 まだグリフィンに付けられた心の傷は癒えていない。でも、イベントの為なので仕方が無い。
●イベント発生。
 山の中で迷子の子供を発見した私達。
 子供に駆け寄り、優しく「どうした?」と聞くグリフィン。意外に(失礼)優しいグリフィンにビックリ。
 優しい口調で子供と話すグリフィンの背中を、じっと見ている私。
 私は、グリフィンに優しくしてもらったことなんか一度も無い。『天使』が嫌いなのか、単に私自身が嫌いなのか‥‥。ちょっと子供に嫉妬してしまった。
○子供はどうやら迷子みたいだった。母親と一緒に来てはぐれたようだ。森の中ではぐれるだなんて‥‥危ないなぁ。私達が来なかったら、完全に『遭難』してるじゃん。
 グリフィンが、「えみり、ちょっと来い」と手招き。
 「どうしました?」「おいお前、コイツの母親を探して来い」「はぃ?」「だから、探して来いって言ってんの!」。え‥‥探して来いって言ったって──。「探すと言っても、ここ森ですよ。どうやって‥‥」とブツブツ言っていると、「バカ!」と声を荒げるグリフィン。
 「えみり!お前の翼は何の為にあるんだよ。空から探せば良いだろう!ちっとは頭使えよ」
 何よ、天使の私に面と向かってバカバカって‥‥。頭を使え!?失礼な。言っときますけどねー、私は天界の学校を首席で卒業したのよ。貴方よりは頭良いわよ!
○子供が一向に泣き止まない。グリフィンは、私に『姿を見せろ』と言ってきた。
 「私、人間界では無闇に人前で姿見せられないんです」と断る私。でも、そんな事で引き下がらないのがグリフィン。仕方無しに姿を見せる私。子供は泣き止んでくれましたが、なんかドッと疲れが溜まってきてしまった。
○子供を無事返した私達。
 帰り道で元気の無いグリフィン。
 「どうしたの?」と聞くと、「あぁ‥‥ちょっとな‥‥」。グリフィンの言葉に覇気は無い。
 心配になった私は、もし私でよかったら聞きますよと言いました。するとグリフィンは、ポツリポツリと話し始めた。
 グリフィンが子供の頃、その村の領主は正気ではなく、『子供狩り』を始め、村中の子供を殺したのだそうだ。
 グリフィンの両親もグリフィンを守るために死んで、妹も──。
 グリフィンにそんな過去が有ったなんて、知らなかった。いつも楽しそうにしてるし、食後の時はとっても幸せそうな顔してるし──。ゴメンねグリフィン。
 グリフィンは、話を聞いて暗い顔をしてしまった私を気遣ったのか、「過ぎたことだから気にしちゃいねえよ」と言って話を終わらせた。 過ぎたことなんかじゃないよ。
 私、何でグリフィンが勇者候補なのか、ずっと不思議でたまらなかった。ギャンブル好きで遊び好きで、しかも『盗賊』。とても『勇者』とは思えないんだもの。
 もしかして、彼が勇者になった動機は、幼少の辛い思い出が有ったからでしょうか?
ターン35

今日は、皆お休み。
たまにはこんな日が有っても良いよね♪
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ターン36
イベント レイヴ「英霊祭1」

■今日はレイヴに同行。
 『英霊祭』のイベントが発生しました。
 「今から馬車に乗って遠出をする」とレイヴ。レイヴと旅行?わぁっ付いていきたい!
 「あの、付いて行って良いですか?」と聞いたら、「ああ」と了解してくれた。2人の旅行なのに、レイヴの応えがアッサリしすぎてちょっと寂しい。レイヴの目には、果たして私はどう映っているのかしら?『ただの天使』『パートナー』?それとも、初対面のまま、『魔物』として映っていたらどうしよう。いつかレイヴが、私を『女性』として見てくれる事を切に願います。
●『英霊祭』が始まった。
 騎士団長のレイヴは先頭に立っている。「英霊祭」は、亡くなった騎士の名誉を称え、冥福を祈る儀式だ。
 若い騎士は皆、『レイヴのような騎士になりたい』と、憧れを抱いているらしい。尊敬されているんだ〜レイヴって。何でだろう?レイヴが誉められると、何故か私まで嬉しくなってしまう。
○『英霊祭』が終了。
 レイヴと待ち合わをした私。
 騎士団長としてのレイヴは、威厳があって頼りがいもある。私は何度もレイヴと一緒にいるが、今日は何処か違うが気がする。騎士団長としてのレイヴはとても新鮮です。
 レイヴは、この祭りを大切にしているらしく、いつもより口数が多い。
 色々会話をしていると、突然天使の発言に選択肢が出てきました。「レイヴもそうだったのですか?」の質問(プレイしてないと流れ分かりませんね(汗))と、「レイヴは騎士団長でm立派ですね〜」の賞賛。
 本当だったら、人は誉められると嬉しい。でも、「立派だ」と誉めると、レイヴの、天使への信頼度は下がってしまう。理由は、レイヴは『誉められるのが嫌い』だから。なんでも、騎士団長の役職上、お世辞やおべっかを散々浴びせられ、鬱陶しくなったんだとか(なんとなく分かる気がする)。
 騎士団長のレイヴを立派に思うのは真実だけど、賞賛=お世辞と受け取ってしまうレイヴなので、ここは、絶対誉めてはいけません。
■帰宅後、レイヴを訪問し、『死者の軍団』発生ポイントに先回りしてもらいました。
 返答もアッサリ「わかった」だけ。もうちょっと、会話が欲しいなぁと思ってしまいます。
ターン37

■今日はシーヴァスの「魔将セビア」の闘いが控えている。
敵は3人なので、念のため妖精を付けることに。
そして、どうせ付けるなら強い妖精のほうが安心なので、フロリンダを向かわせる事にしました。
シーヴァスとフロリンダは、あまり相性が良くないようですが、そんな甘っちょろい良い訳は、私には通じません。
「とにかく──行ってきなさい!」とフロリンダを送り出しました。

■シーヴァスが敵と遭遇した!
フロリンダが血相を変えて、「シーヴァス様がー!」とすっ飛んでくる。
早速現場へ‥‥。敵は3人でした。
最初にシーヴァスは、比較的弱そうな部下の1人をやっつけようと剣を一振り。すると、部下はアッサリと消滅。
次はもう1人の部下──と思った瞬間、セビアが魔法をかけてきた。
シーヴァスに魔法がかかり、シーヴァスの頭に『パラライズ』の文字が!
今の魔法って‥‥何!?パラライズって何!?何の魔法をかけられたの!?
専門用語に疎い私はパニック状態。
シーヴァスは、「ぅっ‥‥え‥み‥‥り!」と、苦しそうに私に助けを求めている。
でも『パラライズ』の意味が分からない私。どうして良いのか全くわかず、ただ立ち尽くすだけ。
オタオタしていると、セビアの部下がシーヴァスを攻撃してきた。
敵の攻撃は無常にもクリーンヒット。私はもうパニック状態。
でも私は天使。なんとか平静を取り戻すと、シーヴァスの身に何が起きているのか?彼の状態を観察しました。
みると、シーヴァスは苦しそうに小刻みに震え、身体は思うように動かせない様子。
‥‥麻痺‥‥しているの?あっ、『パラライズ』ってもしかしたら‥‥。
すぐさまシーヴァスに回復魔法をかける私。魔法は解けて、シーヴァスは麻痺から回復。
ヤバイ‥‥、セビアから倒さなきゃマズイ‥‥。
フロリンダがカンガルーパンチでセビアを殴り、セビアはあっけなく倒れました。残りの部下1人も、シーヴァスの剣によって倒れました。
あぁ怖かった!パラライズって‥‥恐ろしい。

■帰宅した私は、久しぶりにインフォスの地図を確認。
妖精が探索し逃した事件は無いかなぁ〜と、思ったら、あらら、『乙女の敵』が発生していた。いつ発生したんだろう‥‥怖いなぁ。でも、32ターン以降に出現する敵なので、そうそう古くはないでしょう。
今は既に37ターン目。最悪5ターンのロスがある。一刻も早く勇者に移動してもらわなければ、万一の場合も有る。
早速フェリミを訪問し、『乙女の敵』に急行してくれないかと頼みました。フェリミは快く了解してくれました。
ありがとうフェリミ(フェリミは近場にいるから、すぐ着くでしょう)。

●フェリミの後に、シーヴァスを訪問しました。
シーヴァスは「またお前か‥‥」と嫌そうな顔。でも、今日は笑顔で許します。
「今日は、『パラライズ』の意味が分からず、申し訳無かったわ。結局、『パラライズ』の意味は今でも分からないけど、多分『麻痺』なんだろうと思う。
でね、戦闘が終わった後で気が付いたんだけど、魔法をかけられた場合、とにかく何でも『回復』魔法かければ魔法は解けるんだった‥‥(爆)。
それすらも分からないぐらい、私はパニクっていたのね‥‥(← どんな状況下だろうと覚えとくのが当然だが)。
天使がパニックしてちゃダメよね。‥反省してます、ゴメンナサイ」
心を込めて謝罪した私。
○それはそうと、話はコロッと変わりますが、『魔物の襲来』地点へ先回りしてくれない?私がと、頼むと、「ああ」と即答のシーヴァス。
思わぬ即答に、「え‥‥!?今何て言ったの!?」と固まる私。いつもなら「バカバカしい」と断るのに。あぁ‥‥たったの数ターンでシーヴァスがここまで成長するなんて、感激で泣けてしまう。
今回の闘いだってそう。『麻痺』魔法なんか掛けられちゃったら、普通だったら怖くなって逃げ出しちゃうのに、貴方は逃げなかった。
そして、魔法に掛かっている間に攻撃されたのに(しかもクリーンヒット)、それでも貴方は逃げなかった。
シーヴァスを『勇者』として、誇りに思おうと思った瞬間でした。でも、麻痺してたから、逃げたくても逃げられなかったのよね(本心はどうだった?)。

ターン38

■天界でガブリエル様に会いました。
山の様にAPもらいましたよ‥‥持って帰れないっつーの!
今日は、特にやることが無いので、そのまま帰りました。
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ターン39
イベント リュドラル「リュドラルの故郷1」

■今日はリュドラルと一緒^^
リュドラルとの会話はとても楽しい♪話がテンポ良くポンポンと弾むので、ついつい時間が経つのも忘れてしまう。
暫く話していると、突然リュドラルが、「なぁ‥‥俺、行きたいところがあるんだけど」と言うではないか!?もしやデートのお誘い?と舞い上がってしまった私は、「え?ドコドコ!?」と聞きました。

「『龍の祠』に行きたい」byリュドラル。

ちぇっ、アウルの所かぁ‥‥(ガックシ(悲))。
落ち込みつつも、「そうですね。ここからだと近い距離ですもの。ついでに寄っていきましょうか」と、天使の私は冷静に返す。というわけで、2人でアウルの居る『龍の祠』へ向かいました。
●『龍の祠』に到着した私達。
リュドラルはよっぽどアウルに会いたかったのか、天使の私を完全無視し(怒)、自分だけ先に祠に入って行こうとする。私は、置いてけぼりにならないようにと、とリュドラルの背中についていったら、冷たく「アンタは入るな」と言われてしまったΣ(T▽T;)。
ここは『龍の祠』で神聖な場所。龍族以外は入ってはいけない決まりがあるらしい。
『神聖な場所』って‥‥「天使だって神聖なのに?」by私。「龍族以外は入っちゃダメなんだ。例え天使のアンタでも──。
そうまで言われたら、引き下がるしかないではないか。これ以上食って掛かっても、リュドラルを困らせてしまうだけだし、駄々をこねたら、『神聖な天使』のイメージは一瞬で崩壊する(笑)。
「わかりました」。天使の私は、腑に落ちないままリュドラルの背中を見送りました。

私は、同行したからには1日中リュドラルと一緒に居たかった。リュドラルは、1日中ずっと一緒に居たいとは思ってくれてないのかなあ?
私が耳を澄ますと、祠の中から笑い声がする‥‥。楽しそうなリュドラルの笑い声。アウルも一緒に笑ってるのかなぁ?
祠の前で、独りポツンと立っている私。なんだか『仲間外れ』になったような、寂しい気持ちです。
私が、リュドラルとアウルの中に割り込める程、親密な間柄ではないのは分かってるけど‥‥分かってるけど‥‥。

●祠から戻ってきたリュドラル。
私が変な顔をしていたのを察したのでしょうか?「ゴメン、気を使わせて」。私の目を見て謝ってくれ、「さぁ行こう」と手を差し伸べてくれました。
その言葉を聞いた瞬間、今までウダウダと悩んでいた事が、何だかバカらしく思えてきて、『彼は勇者、私は天使。今はこれで十分』と、素直に気持ちが転換されました。

ターン40

何も起こらず、平和な1日でした(笑)。毎日が平和だったらいいのに‥‥
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