■今日は、「沼地の怪物」の戦闘を控えている。リュドラルと比較的相性の良いフロリンダを同行させ、私は待機。 フロリンダからの出動要請が来るまで、私はベテル宮で、リュドラルの事を考えていました。 「出来れば和解したい」。 リュドラルのその言葉に「和解できれば良いですね」と相槌を打っていたが、「まだまだ考え方が甘いな」と心の中で思っていた。和解に失敗したら?攻撃されたら?‥‥それでも貴方は、剣を振るのを躊躇うのですか?。様々な心配事が脳裏を過ぎる。 あれこれ悩んでいたら、フロリンダからの緊急応援要請!リュドラルが怪物と遭遇したらしいとの一報が入った。 ●リュドラルの元へ向かい、戦闘開始。 リュドラルのHPを確認してゲッ!「何でHPがこんなに減ってるの!?」満タンだった筈のHPが、ごく僅かになってしまっていた。 「ウッソみたい、ったく勘弁してよ〜。」 ○さて、戦闘が開始されたのですが、リュドラルが動く気配は無い。リュドラルは剣を振ろうとしない! 「ちょっとリュドラル!早く剣振って!攻撃してください!」と私が言い聞かせても、リュドラルは敵に向かって「止めろ、止めてくれ!攻撃したくないんだ!」と必死に叫ぶ。 リュドラルったら‥‥今にもこと切れそうなHPで何言ってるのよ!気持ちは分かるけど、敵は貴方の言うこと聞いていない!無理だってリュドラル‥‥ 「リュドラル!!」 私の声が聞こえたのか、それとも自分自身で割り切ったのか、リュドラルはついに剣を構えて攻撃体勢へ。エイッと剣を振り下ろした瞬間、敵はあっけなく倒れてしまいました。 「弱かったんだ‥‥助かった‥‥」と胸を撫で下ろす私。 安堵の私とは反対に、敵を倒しても、リュドラルはその場に立ち尽くし、何も言わない。 「あの‥‥リュドラル。やっぱり心残りですか?」。リュドラルは、ユックリと首を横に振り「いいや」とキッパリと静かに言いました。 「あいつ‥‥俺の話を聞こうともしなかったから‥‥」 あれだけ、戦う前に「和解・和解」と連呼して『やる気』だったリュドラル。心残りが無いなんて、本心ではないでしょう。 でも今日の戦闘は怖かった。このままリュドラルが攻撃してくれなかったらと思うとゾッとする。 初陣でこんな調子だなんて、ちょっと問題かな? リュドラルには口が裂けても言えないけど、『敵はサッサと倒して欲しい』。 敵は勇者を殺す事だけしか考えていない。だったら勇者も心を鬼にして、ただ敵を倒す事だけに専念しなさい。止めさせようとか、改心させようとか、そんな事考えている余裕は一切無い。考えに気を取られれば隙が生まれ、さっきのように攻撃されるし、最悪殺される事だってある。 リュドラルは勇者の自覚を誰よりも持ち、正義感も誰よりも強い。リュドラルはモンスターと仲が良い為、モンスターを“悪”とは思えない。救いたい気持ちはよく分かる。でもそれは、ある程度力が付いてからやってほしい。 今朝満タンだったHP。何処でケガを負ったのかはわからないけど、くれぐれも無理しないでね、リュドラル。 あぁビックリした(笑)。 ■帰宅してから、グリフィンに移動を命じ、レイヴに防具をあげました。 用が済んだら速攻帰宅。心身ともに疲れ果て、会話する気も起きなかった(ゴメン)。 a
■リリィが「魔将バルバロッサ」の事件を探してきました。 これはフェリミの事件。早速フェリミを訪問し、すぐ現場へ向かってくださいと頼みました。 しかしフェリミは、「え‥‥」と眉をひそめて怪訝な顔。如何にも「行きたくない」というオーラが全身から滲み出ている。 「フェリミ?行ってくださいますよね?」by私。「‥‥あのぅ、どうしても行かなきゃダメですか?」byフェリミ。どうしてもって‥‥‥(困)。 フェリミの問いに困ってしまった私。「嫌なら行かなくても良いのよ」なんて優しい台詞、言える訳ない。行きたがらない勇者を説得するのも私の役目。 「フェリミ。多くの人々が争いに巻き込まれ、勇者の助けを待っています。事件を解決するのが勇者の務め。フェリミ、貴方は勇者です。どうか行って下さい」と私はお願いしました。 するとフェリミは重い口を開き、「天使様が仰るなら‥‥僕、やってみます」と言ってくれた! 引き受けてくれたとはいえ、「やってみる」とは無責任な受け答え。任務を引き受けてくれたものの‥‥心配です。闘いって、「やってみる」と言って闘うものじゃないんだもの。手探りで「やってみるよ♪」なんて、フェリミ──分かってるのかなぁ?体験学習じゃないのよ〜本番よ〜。敵は勇者を殺すつもりで向かってくるんだから‥‥。吟遊詩人だからかもしれないけど、どうにも戦を甘く見てるような気がします。 怖いなぁ。
■今日はリリィに休暇を与えてあげる予定だっのですが、なんとなく「やってみる」と戦を甘く見ているフェリミを一人にしておくのが怖いので(汗)、リリィはフェリミと共に行動してもらう事にしました(半分監視役)。 ■フロリンダが「泥棒スライム」を発見。このポイント地点は、既にレイヴにさき回りしてもらっている。 早速レイヴを訪問し、「向かってくれますか?」と頼んだら「わかった。引き受けよう」と即OK。次ターンはレイヴとフェリミ。ダブル戦闘ですね。走り回る日になりそうです。 a
■今日は2つの戦闘が控えている日。 両敵とも、幸い勇者よりレベルは低いけど、レイヴもフェリミも初陣だし、この戦が終わったら、その足で直ぐ次の地点まで移動してもらわなきゃならない為(笑)、「倒せませんでした」は絶対避けたい。失敗は許されない為、2人の妖精に念の為同行してもらいました。 ■どちらが先に敵と遭遇するのかしら?、まずリリィが血相変えて飛んできた。「天使様、レイヴ様が敵と遭遇しました!」。その知らせを聞いて、現場に向かう私。 ●現場に着くと、レイヴの目の前で1匹のスライムがぷよぷよ〜と踊っていた。 「うわぁ〜弱そう‥‥」と思わず呟く私。 ○戦闘開始。 「へらず口はそれ程にしておけ」と、レイヴはスライムめがけて軽〜く剣を一振り。すると、ヘナヘナ〜と、スライムはあっけないほどに即消滅。 弱っ! 初の初陣。頑張って敵を倒したレイヴの苦労を、私は笑顔で労おうとしたのに‥‥なんてこった、レイヴは少しも頑張っていない。ヤバイ、このスライム、ムチャクチャ弱い‥‥。呆然と立ち尽くすレイヴ。「よくも騎士団長の私に弱い敵を寄越したな」と怒っているのかな?『お疲れ様でした』の言葉は、一生懸命闘った人にかけるの言葉よね。レイヴは全く疲れてないし‥‥むしろ「お疲れ様でした」なんて‥‥嫌味に聞こえそう‥‥どうしよう〜」 沈黙‥‥空気が重い(爆) レイヴの事だから、初陣だろうと、ある程度骨のある敵に当たりたかったろうな‥‥(大汗)。騎士団長様に、こんな雑魚敵の始末を頼んで、申し訳ない罪悪感に満たされた私。とりあえず、敵を倒してくれたレイヴを評価し多大な感謝をし、「さようなら」と言い早々と飛び立った私です。これ以上重苦しい空気の中に居たくなかった‥‥。 ■お次はフェリミの戦闘。 敵は3人。1人は‥‥ゲッ!騎士なの?何よ!レイヴの初陣と全然違うじゃないの! ショートボゥを構えるフェリミに「大丈夫!?」と声をかけると、フェリミの顔はいつもの顔とはまるで別人でした。物怖じ一つせず、じっと敵を見据え、敵の動向に神経を研ぎ澄ましている。厳しく──そして強い顔。これこそ勇者の顔、素敵ですねフェリミ。 ●戦は勝利。他の勇者のように、剣でなくショートボゥの為、接近戦にならないから比較的安心してられますね。接近戦は、危険と隣り合わせですからねぇ‥‥ ■帰宅後、レイヴとフェリミには、次の地点まで行ってもらわないといけません。 ●まずはレイヴの元へ。 レイヴは遊び中でした。 「遊びは結構♪羽を広げて大いに休暇を満喫してくださいね」と言おうとしたが、レイヴはただ街中を散歩しているだけのようだった。きっと遊び方もあまり知らないんだろうなぁ〜。 レイヴの性格から考えると、レイヴとシーヴァスが親友だなんて、なんだか冗談のような気がする(笑)。全く性格が正反対ですからね。シーヴァスの奔放さを、レイヴに少し分けてあげたい気もします。 ○地図を取り出し、次に向かって欲しいポイントをレイヴに伝える私。 「ここに向かって欲し──」「断る!」。私の言葉を制して怒鳴るレイヴ。相変わらず断るの早っ!もう少し優しく出来ないのかしら?少し考えてから答え出してくれないかしら?リュドラルみたいに「あっ‥あ〜ゴメンえみり」とか、フェリミのように「すいませんが‥‥」とかさ。即答で「断る!」は、いくらなんでも傷つきます(泣)。 即答拒否はシーヴァスにも見られます。シーヴァスの断り方はレイヴよりも酷くて、「断る!」の後に、「バカバカシイ!」「俺は暇じゃない!」「折角○○へ行こうと思っていたのに」等、刺々しい文句まで言うんですよね。そう思ったら、ただ断るだけで文句や言い訳は一切しないレイヴの方がまだ可愛いかも。 ●気落ちしながら、今度はフェリミを訪問。 レイヴの即答拒否のショックが抜けていない。「フェリミにも即答拒否されたら‥‥悲しいわ」と、不安を抱えながらフェリミに会う私。 「こんにちはフェリミ」「こんにちは天使様、お会いできて嬉しいです」。私に会えて嬉しい?私も嬉しい♪ ○地図を広げ「あのねフェリミ。ここに行って欲しいんだけど‥‥」と言うと、フェリミは少し考えた後、笑みを浮かべながら「ええ。良いですよ」と優しく了承してくれた。 嫌な顔一つしないフェリミに、驚いた私は「え!?ホント?本当に行ってくれるの?」と聞き返してしまった(了解を得たのに確認を取るとは‥‥『勇者不信』に陥ってるかも(汗))。すると、「天使様が仰るのですから、きっと何かが有るのでしょう。僕は、ただ天使様の仰る事を信じて行くだけです」ですって。 フェリミ、貴方って子は‥‥最初出会ったときは臆病な子だったのに‥‥たった数ターンでこんなに立派になって(号泣)。 ●帰宅して感慨に浸っていた私ですが、よくよく考えてみればそれが勇者としての当たり前の行動なんですよね。その先に何が待ってるのか分からなくても、天使が行けと言うならきっと何かがある。それを信じてただ歩む。それが勇者の真の姿。 その心を持つのは、今んとこリュドラルとフェリミのみ。 あとの4人集は‥‥‥‥(汗)。初巡目、グリフィンに任務を依頼し即答で断られ、理由を聞いたら「眠いから」と言われた。「ふざけんな!」とTV画面に向かって思わず怒鳴っちゃいました。 この『FAVORITE DEAR』のゲーム。事件を解決し、世界に平和をもたらすのも大事な仕事だけど、『勇者達の教育』はもっと大事な仕事だと1巡目のラストで思い知らされた。教育がなってないと、大変なしっぺ返しが来ます。 任務拒否なんて、まだまだ可愛いものです。 a
■今日はシーヴァスと一緒に1日を過ごす事にしました。 プレイボーイのシーヴァスにとっては私はうっとおしい存在かもしれないけど、今日1日だけは文句を言わずに付き合って欲しいと願います。 ●暫く歩いていると急に「用事がある」と言ってシーヴァスは馬車を呼び、何処かへ行こうとする。「何処へ行くの?」と聞くと、「貴族が開く夜会へ参加する」と言うではないか。シーヴァスって、そういえば貴族だったんですよね。 高い背。風になびく黄金の髪。容姿端麗、華奢ながらに剣の腕前は達者。そして‥‥口も達者(汗)。 喋らなければ、シーヴァスは本当言うことなし。『完全無欠』なのに‥‥。歯の浮く台詞だけは何とかして欲しいなぁといつも思います。 私がブツブツ言っていると、「私は夜会に出席するから出かける。では」と、サッサと行ってしまおうとするシーヴァス。ちょっと!「では」って言われても、アンタが行っちゃったら私は何の為にアンタに『同行』したよの〜。 ブスッとしている私にシーヴァスは、「いいか。付いてくるなよ!」と念押ししし、私を置いて馬車に乗り込み行ってしまった。ポツンと独り残された私。徐々にムカついてきた。 「夜会ってどんなだろう?貴族の夜会ってちょっと興味有るかも‥‥」と思ったら、天使の前に「興味ない(帰る)」/「興味があるのでそっと付いて行く(覗き見する)」の二つの選択肢が表示された。『興味ない』を選ぶと、そのまま天使は独り寂しく家路に帰る事になります。『付いて行く』を選ぶと、天使は草葉の陰から覗き見をする事になります。勿論、私の選択肢は覗き見を選択(笑)‥‥いえ、付いて行く(汗)。 「シーヴァスのやつぅ〜!こうなったら夜会を覗き見してやる!」(←もはや天使の考えとは思えない)」と馬車を尾行(笑)。 ●夜会では、シーヴァスは人気者のようです。 女性たちの誰もが、『一度で良いからシーヴァスと踊ってみたい。声だけでもかけてもらいたい」と思っているようです。 シーヴァスに声をかけてもらいたい?私は毎ターンのように声をかけてもらっているけれど、「バカ」だの「アホ」だの、挙句の果てには天使指差して「魔物」だの‥‥女性たちはシーヴァスの真の姿を知らなさ過ぎるわね。知らないって怖いわ〜。今すぐ女性たちの輪の中に飛んで入き、真のシーヴァスの姿を暴露したい! ○女性たちが、シーヴァスをベランダで見かけたというので、木の茂みの中、身を竦めながら移動(ホント天使のする事じゃないよ‥‥トホホ)。 ベランダを見ると、シーヴァスと女性が何やら話をしている。 「シーヴァス様は私がお嫌いになったのですか?」「君への愛は本当だ」。さすがプレイボーイ。また女性を口説いているのね。 「騎士として、全ての女性を大切に思っているよ」byシーヴァス。全ての女性を大切にねぇ〜、私も女性なんだけどなぁ〜。 女性は、「全ての女性ではなく私だけを愛してください」と言う。シーヴァスは「やれやれ、君はワガママだな」と困り顔。ワガママ?いつものアンタに比べれりゃ可愛いもんよ。と言ってやりたかった私。 しまいには、シーヴァスと女性はキスに至り、天使の私は茂みに隠れている自分が情けなくなってきた。 そう思ったらナイスタイミングで選択肢が現れ、「帰る」/「見届ける」の選択肢が表示されました。 私は、このままここに居るのもバカバカシイので「帰る」を選択しましたが、「見届ける」を選択した場合、恐ろしい結末が待っています。 なんと、天使はシーヴァスに見つかってしまい、一部始終を覗き見されたシーヴァスは、「天使の趣味が『覗き見』だとは知らなかった」とブチ切れ、帰ってしまいます。 実は私、以前「見届ける」を選択してしまい(どうなるのか知りたかったので)、シーヴァスにど叱られ、次ターンに謝罪しようと思い訪問しようと思ったらフテ寝され、以降10ターンは、任務を完全拒否されてしまいました。 関係を修復するのにかなりの時間を費やしました。 ●帰宅すると、リリィがラダー湖の魔物を発見。早速訪問しようとすると、レイヴは爆睡中。今訪問したら確実にぶっ殺される(怖)。今日は、このまま1日を終えることにしました。 a
■今日はシーヴァスの初陣。 15ターン目でシーヴァスの表と裏の顔を知ってしまった為、シーヴァス不信に陥り傾向。全く‥‥外面(そとづら)が良いとはこのことね(汗)。 ●フロリンダはシーヴァスに同行してもらい、私は待機。 暫く待っていると、フロリンダが「天使様!シーヴァス様が大変です!」と血相を変えてやってきた。 早速現場に急行すると、シーヴァスが剣を構えて立っていた。白いマントを風に靡かせて‥‥くっ‥‥悔しいけど絵になるなぁ。 敵は華奢なシーヴァスを見て、「ヘッ!やさ男が‥‥」と完全に舐めきっている。 油断している敵を相手にシーヴァスは容赦なく剣を振りかざして敵を圧倒。バッタバッタと敵をなぎ倒していく。敵はアッサリと全滅。シーヴァスは傷一つ負う事はありませんでした。 ○敵を倒して帰ろうとしたとき、草むらの中から女性が現れシーヴァスのもとに駆け寄ってきた。「ありがとうございます!騎士様」とお礼を言う女性。 するとシーヴァスは、「いえ。女性を救うのは騎士の使命ですから」と満面の笑み。 女性が「せめて何かお礼をさせて下さい」と言うと、シーヴァスは「お礼は要りません」とキッパリ。「貴方のような美しい女性と言葉を交わせることは、自分にとっては宝石よりも価値のあることです」と、歯に浮くような台詞を照れもせず淡々と話す。女性はカッコいいシーヴァスにキザな台詞を言われ、「まぁ‥‥」ととろけてしまっている。 誰が『女性を救うのは騎士の使命』よ。本当にそう思っているのなら、私の与える任務を承諾するのも使命のうちでしょうに。私も女、是非とも救って欲しいものです。 「天使様、女性と思われていないんじゃないですかぁ?」というフロリンダの声が聞こえてきそうです。 でも、『助けたお礼は要らない』と言うのは勇者として素晴らしい行いですね。シーヴァスの行いを誉めてあげたいと一瞬思いましたのですが、女性関係以外の事件に遭遇した時、彼がどのような行動をとるか‥‥それを見極めてから、検討したいと思います。 なんにせよ、被害者から謝礼金を求め、敵が盗んだ金品を強奪(どっちが悪い奴なんだか分かりゃしない)するグリフィンには、見習って欲しい行動ですね。 グリフィンは、老若男女お構いなし。口は悪いし手癖も悪いわ。頭で頭の中は金!金!金!そんな彼なのに、育て方によっては誰よりも素晴らしい『勇者』になれるんだから、世の中分からないものです。 ■帰宅後、レイヴを訪問しようとしたらまた寝ていた。 ab
■今日はシーヴァスに同行。 移動中の勇者は、いつ敵に遭遇するか分からない為、どうしても周りを警戒しながら1日を過ごしてしまう。でも今日のシーヴァスは待機中。その心配は一切無用。こういう同行も良いものだ。 ●シーヴァスと街をぶらぶらしていると、突然女の子が私達の目の前に現れた。 「あの、シーヴァス様ですね」by女の子。「そうだが、貴方は?」byシーヴァス。 「私、先日助けられたものです。あの時のご恩が忘れられなくて!」by女の子。 先日助けられた?あぁ!あの闇馬車事件の時の女の子だ!お礼を言うため、シーヴァスを必死に探していたのね)。 最初は素直な可愛い子だなぁと見ていたが、話を聞いているうちに、段々不信感が出始めた私。この子‥‥ただお礼を言いに来たって感じじゃないわ‥‥。 女の子は「夜、またここで会えませんか?」とシーヴァスを誘う。 その変な誘いに、さすがのシーヴァスも怪訝な表情。「‥‥夜にですか?それはちょっと‥‥」と答えを渋る。 女の子は、「ではお待ちしていますね」と言い残し、走り去ってしまった。 夜に二人きり?怪しい‥‥怪しすぎる! 女の子の発言の真意を探ろうと、脳内フル回転状態の私。あの女の子はシーヴァスの事が好きなのかしら? シキザな台詞を言われて一目惚れしちゃったのかしら? それとも‥‥罠?女の子は実はスパイって事も十分有りえる。 どちらにせよ、シーヴァスを行かせるべきではない。 「シーヴァス、行くのは止してください」。私は必死にシーヴァスを止めたのですが、シーヴァスは断固として「行く」の一点張り。 もう‥‥どうなっても知らないよ‥‥ ●夜。シーヴァスは女の子と会うため、夜の街を歩いている。 止めても、断固として聞かなかったシーヴァス。もしこれが罠だったら大変。私にはシーヴァスを守る義務がある。‥‥ということでシーヴァスを尾行(汗)。 ○女の子がシーヴァスの目の前に現れた。ハッと身構える天使。 「シーヴァス様!これを食べてみてください」by女の子。 「お礼を差し上げたいのですが、私にはこれしか出来なくて‥‥」。女の子はシーヴァスに手作りパンを手渡した。 へ‥‥?パン?私の体がへなへな〜と崩れ落ちる。罠じゃなかった。良かった〜。 シーヴァスは、女の子が差し出すパンを快く受け取り、「素晴らしい!こんなに美味しいパンを食べたのは初めてだ!」と女の子の腕を誉めた。 そして、「あの疑り深い天使にも食べさせてやりたい」と、私が尾行しているのを知ってか知らずか、凄い嫌味な台詞を吐いた。悪かったわね、疑り深くって‥‥私はアンタが心配だったのよ! ※でも実際、実は女の子は魔物で、本当に『罠』という場合もある。 このイベントの後半部は、2通り存在する。女の子は『パン屋の娘』かそれとも『魔物』か?彼女に会うまでそれは分からない。 私にとっては、女の子は魔物であって欲しいと、毎回願っている。プレイボーイのシーヴァスとってそれは、最良の薬であるから。 ■レイヴがやっと起きていたので、『ラダール湖の魔物』に急行してもらった。 近場にいるが、2ターンで行けそうか!?と、微妙な距離。 しかし、そこはそれ。ブラックアイテム(汗)で、正義感を操って‥‥ 「ダメで元々‥‥いってらっしゃい!」と、笑顔で送り出しました。 a
■次から次に事件が発生するので、妖精に敵探索を頼んでいる場合ではない。 今は、敵が向こうから現れてくれるのを待つに徹する。事件が自然発生してから各勇者に伝令をかけるのが得策。 次に敵探索を頼む目安は25ターンを過ぎたあたりか、もしくはこれからの事件発生と解決の経過をみてから決めるにしましょう。 ■昨日あれだけの嫌味を言われたのに、何故かまたシーヴァスに同行している。 シーヴァスの毒舌によって受けた傷はまだ癒えてないから、出来れば他の勇者に同行したい。でも今日はシーヴァスに同行しないといけない理由がある。 ●『シーヴァスとレイヴ1』のイベント発生。 古くからの友人であるシーヴァスとレイヴ。 あぁレイヴ様。私は貴方に同行したかった。でも決戦が近い貴方には、フロリンダの護衛がどうしても必要だったのよぉ〜(泣)。 ○「シーヴァスか、珍しいなこんな所で」と驚くレイヴ。 シーヴァスも、「おおレイヴか!」とビックリ。 互いに驚く二人を遠くから眺め、「貴方達の出会いは偶然じゃないわよ。全て私が仕組んだのよ」とそっと呟く。 仕組まれた再会。本音を言えば私だって、「あ!レイヴったらここに居たんだ〜」と偶然に出会いたかった。だけど完クリを目指している為、こちら側で全てを仕組まざるを得ない。 a
■レイヴが『ラダール湖の魔物』発生地点に到着。 ●早速戦闘開始! 最初の1振りで、簡単に相手を倒してしまったレイヴ。残りの敵も1振りずつで片付けていく。さすが騎士だけあって強いなぁ。 ○敵を倒したら、お爺さんが森から出てきた。 「お礼を用意しておりますのでどうかお立ち寄りください」とお爺さんがレイヴを誘う。しかしレイヴは丁重に断り、さっさと帰ってしまった。 見返りを求めないのが真の勇者である事は確かだけれど、何故かレイヴはそれとは違う。どこか冷たいような気がする。
■グリフィンが知らないうちに『逃げ出した凶悪犯』を倒して帰ってきた(笑)。 誰も同行しなかったこの事件。事件解決の真相は全て闇の中に‥‥ 「グリフィンは『孤独』の中で闘ったんだ‥‥可哀想」by知人。 確かに今回のグリフィンの扱いは、ちょっと可哀想だったかもしれない。 しかし、正義感が無いと思われていたグリフィンが、逃げ出さず臆する事もなく、しっかりと敵を倒して帰ってきたと知ったときはとっても嬉しかった。 ■天界で、「精霊の書」を5冊も買って帰ってきた私。 こんな本を、一体何に使うのか?勿論、勇者に任務を確実に遂行してもらう為には欠かせない本です。 今の時期は次から次に敵が現れるので、勇者達には機敏に動いてもらいたい。その為に、この「精霊の書」は必須なアイテム。 ●レイヴを訪問。まだ敵が現れていない「襲撃された村」に先回りしてもらいたい。「精霊の書」を渡して、「向かってください」と頼むと、「分かった」とレイヴは一発承諾。 ●グリフィンを訪問。まだ敵が現れていない貴方の事件「街道の魔物」に先回りしてもらいたい。いつものグリフィンだったら目的の無い旅なんて「ふざけんな!」と断ってくる。しかし「精霊の書」を渡すとあら一変!「分かったぜ」と見事に承諾。 ●リュドラルを訪問。彼にも「魔樹ボルンガの反乱」に先回りしてもらいたい。 リュドラルは熱血漢な子ですが、意外にも「目的の無いぶらり旅」が大嫌いな子で、「ヤボ用」を理由に断ってくる(時折、ヤボ用が一ヶ月以上続く事が有る(笑))。 しかし「精霊の書」を渡すと、リュドラルは「分かった。ただの散歩もたまには良いな」と、性格が一変してしまう(ある意味怖い)。 ■帰宅後、満面の笑みを浮かべる私。4人共、快く任務を承諾してくれた。 知人が「「精霊の書」って、勇者を『操る』アイテムじゃないの?」と、ラツィエル様が販売する品を、まるで悪魔の道具のように思っている。 それに対し、「だってー、ああやって操りでもしないと、あの子達動かないんだもん」と私が反論。 「堕天使を倒す旅って聞こえは良いけど、実は私こそが『真の堕天使』ではないのだろうか? 次ターンで、4人が一気に移動を開始する。堕天使えみりと言われようが、私は負けません(笑)。 |