■今日は珍しく何の予定も無い日。こんな日は、日頃の疲れを取りたくなる。 一応、自分の『休暇』は入れてはいるものの、毎度毎度、妖精から「勇者が戦闘に参加するので、天使様も──!」と、戦闘への参加を求められる日々(わざと休暇にバッティングする様、仕組んでいるので当たり前だが)。その為、実質休みは無い。 勿論、戦闘に参加せず、「勝手にやっといて」というのも有りだが、やはり自分が管理している勇者が可愛い私。どんなに疲れていても、つい気になるので援護しに行ってしまう。 今日は、勇者の戦闘が無い日。今日こそはベテル宮でゆっくりしたい気分だが、こんな日だからこそ、休日を有効に使わなければ‥‥と思ってしまう、天使の悲しい性だ。という事で、私は天界へ行く事にした。 フロリンダとリリィには、休暇を与えました。次ターンから忙しい日々になるから、今日のうちに疲れを取っておいてね。私は‥‥いつか取るわ(泣)。 ■天界に着いた私。 今の私のAPは900。このままガブリエル様のところへ行こうかな?でも、ちょっとの間に敵をバンバンやっつけている私だから、きっとガブリエル様は褒美としてAPを下さるだろう。 自分の手元に置いておけるAPは999APまでだから、今の900APのままでお会いしてしまうと、頂けるのは99Pだけ。残りは廃棄。勿体無い‥‥!かといって、ラツィエル様から買いたいような武器防具も今の所は無い‥‥。うぅ〜ん、どうしよう。‥‥仕方が無い!勿体無いけど‥‥ガブリエル様に会いに行こう! ●ガブリエル様は、600APもくれました。でも501APは泡となって消えました(泣)。 少し悲しいけど、大回復魔法が使えて良かったです。 これから勇者達には正義感が芽生え始め(?)、敵に臆すことなく向かっていくでしょう。大回復は重宝する魔法です。 あと残すは連撃か‥‥。ある意味大回復より大事な魔法。もっとバンバン敵を倒して一刻も早く頂かなくては! a
■今日は妖精2人に『敵探索』をしてもらいます。今日から、目の回るような忙しい日々が始まります。私は‥‥レイヴに同行します。 ■レイヴの背後に馬車があるのに気づいた。どこか遠出でもするのでしょうか? 「レイヴ、これから何処へ行くのですか?」と聞くと、「英霊祭だ」とレイヴ。 騎士を集めての英霊祭。亡くなった騎士を称える祭。ってことは、騎士団長のレイヴが仕切るってこと?行きたい!凄く行きたい! 「レイヴ、行ってもいいですか?」by私。「あぁ」byレイヴ。 ●英霊祭でのレイヴは素敵だった。若い騎士は皆、レイヴに憧れ、レイヴのようになりたいとおもっている。 そんな光景を見て、何だか私まで嬉しくなってしまう。 英霊祭が終わり、「お疲れ様でした」とレイヴを迎える私。 「凄かったです。レイヴはかっこいいですね〜」。興奮しながらレイヴを誉める私だったが、レイヴは何だか嫌そうな顔(ひょっとして誉められるの嫌いなの?)。 すると、天使の目の前にポコッと『レイヴに聞きたいこと』と、選択肢が出てきました。 私は、特に内容を気にすることなく、「レイヴが騎士団長になれたのは何故?」と、レイヴにとって最大の『禁句』を質問をしてしまった。 たちまち不機嫌になるレイヴ。最初はその不機嫌の意味が理解できなかったが、今後、レイヴの過去を紐解いていくと、怒るのも当たり前だという、暗く切ない──思い出したくも無い過去があった。 そんな過去を思い出させるような質問を、私は無責任にもしてしまったのだ。 「話す事は無い」と、レイヴは私を放って帰ってしまった。 聞いちゃいけなかった質問をした私は、ひたすら後悔。と同時に、何でレイヴを怒らせるようなが質問が選択肢にあるんだよ!と、ゲームに八つ当たりしてしまった。 ■帰宅後、『魔将バルト襲撃』『襲われた領主の居城』が発生したと妖精から伝えられた。 まず『魔将バルト襲撃』は、フェリミに頼む事にします。しかし、リュドラルにもこの事件現場に向かってもらいます。 特に意図は無いけど、『お散歩がてらにザコ敵を倒してレベルアップ』が目的です(笑)。 私はしょっちゅうこの方法を使います。8ターン以内に自分の事件や、近隣に事件が起こるならば、その場で待機し事件発生を待ちますが、それ以外なら勇者は常に移動です。 私が管理する勇者のうち、最低3人は絶えずあっちこっち移動しています。 『襲われた領主の居城』はグリフィンの事件。グリフィンが嫌いな領主の孫娘だ。 領主のお城、襲われちゃったんだ。こんな事言っちゃいけないけど、『自業自得』ってこのことかな?でも‥‥誰かが襲われているなら助けなくてはいけない──。それが誰であろうとも。それが勇者なんだけど、グリフィンはどう思うかな? 早速訪問しようと思ったら、残念、修行中だった。機嫌が悪い時に訪問すると、やたら当り散らすからな‥‥明日にしよう。 a
■フェリミが『魔将バルト襲撃』地点に到達し、フロリンダから急行要請があった。 この事件の敵のレベルを事前に知った時は、フェリミよりレベルが高かったので、「この敵ヤバイかも‥‥」と心配していた。でも、誰かがこの敵を倒さなければならない。──行くしかない!APを満タンにして、いざ出陣! ●予想通り、敵は強かった!小回復を上手く使いこなし、なんとか敵に立ち向かっていく。しかし、とんでもなく強い敵に悪戦苦闘。ちょっとでも隙を見せたら殺されるという危機迫る状況。 私はコントローラーの“X”ボタンに指を添え(笑)、いつでも逃げられる準備をするものの、フェリミは逃げるどころか毅然と敵に立ち向かってゆく。フェリミは敵を倒そうと命がけなのに、私が水を差して『逃走』命令なんか出せるわけがない。天使の闘争心に、ついに火がつき‥‥連鎖的にフロリンダの闘争心にも火がついた(笑)。 フェリミが傷つけば天使の私は大回復魔法をかける。それでもまた傷つけば、今度はフロリンダが回復魔法をかける──。こんな息の合った戦闘は初めてだ!頑張れフェリミー!やったれー!! ○数分後、やっとこさ敵を倒す事が出来ました。 フェリミは3レベルアップ。こんなに頑張って“3”しかレベルアップしてないのか──とがっくり。 しかし、こんな息の合った戦闘は初めてなので、闘っていて楽しかったです。 ■帰宅後、グリフィンに『襲われた領主の居城』事件を担当してもらうため、彼を訪問しました。 グリフィンに「何か用か?」と聞かれ、「実は──」と切り出す私。 「先日、グリフィンを訪ねてきたイダヴェルを覚えていますか?彼女の祖父の居城が何者かに襲われています。イダヴェルに危険が迫っているかもしれません。助けに行って下さい」。 グリフィンは、『イダヴェル』という名前に一瞬眉間にしわを寄せたが、すぐに表情を戻した。 もしかして──やってくれるのかな?期待した私だったが、グリフィンの口から吐き出されたのは、意表をついた言葉だった。 「‥‥それがどうした?」 ──え?それがどうしたって‥‥助けに行ってやってよ。襲われてるのよ!先日来たあのお嬢さんが!!「‥‥だから?」 いい加減腹が立ってきた。例え相手がどんな人であろうと、助けるのが勇者の努め。貴方がイダヴェルを恨んでいるのはよくわかる。でも──イダヴェルに直接の責任は無いじゃない。彼女だって被害者でしょうに‥‥。「ねぇグリフィン、それ本気で言っているの?」私が半ば怒ったような口調で聞くと、グリフィンは「うっ‥‥」と後ずさり。「仕方ねぇな、勇者だからな。やってやるよ」と、渋々OKしてくれた。 本気で『勇者として』と思ったのか、それとも私を怒らせたくなかったのか‥‥。真相は分からないけれど、取り合えずグリフィンに向かってもらうのが目的なので、大目に見てあげました。 a
■今日は、『襲われた領主の居城』事件の敵を倒す日。 フロリンダがベテル宮にやってきて、私に急行を要請した。勿論、私は急行して現場に向かう。グリフィンがキレなければ良いな‥‥。あぁ、心配が募る。 ●現場に着いた私は、グリフィンの背後から援護を行う。 敵が弱いのか、それとも怒り狂っているグリフィンが強いのか、あっという間に敵は片付いた。 一度も回復魔法をかける事も無く、グリフィンの圧勝。彼の圧倒的な強さに驚く(いつもこんな風に真剣に闘ってくれたらな〜と思うのは不謹慎だろうか?)。 ○あっけなく敵を倒したグリフィン。敵を倒した後、いつもだったら、報酬を寄越せと迫るグリフィンだが、今日は足早に居城を去ろうとしている。 本当にこの城の人達と『関わりたくない』んだ‥‥。しかし、倒れているイダヴェルを発見してしまったのは『運命』だろうか? グリフィンに内緒で、私が助けてあげたいのもやまやまが、いかんせん天使の私は普通の人間には見えないし、妖精だって人間の手の平サイズなので、助けてあげられない。 「グリフィン、イダヴェルが倒れています!」と私は叫んだ。 「え?」とグリフィンは私の指差した方向に目をやる。倒れているイダヴェルを発見したグリフィンは、『余計な事言いやがって‥‥』と言わんばかりにチッと舌打ちをする。しかし、「しゃぁねぇな」とイダヴェルを助けてくれた♪ ●暫くして、イダヴェルは目を覚ましたのですが、グリフィンの態度の冷たい事っていったら──。 イダヴェルは、「私はグリフィン様に嫌われているはずなのに──」と思いながらも、自分を助けてくれたと大感動。私を許してくれたのだ!と勝手に悟ったイダヴェルだったが、それは甘かった。 イダヴェルはグリフィンに感謝の言葉を述べ、『グリフィン様!グリフィン様!』と彼を名を呼ぶ。そして、よしゃ良いのに祖父の件をまたもや持ち出してくる。金持ち嫌いの盗賊グリフィンは、『様』付けされるのが大嫌いなのに、その一件を蒸し返されたのがトドメとなり、ついにブチンッと切れた、「“様”は余計だ!グリフィンと呼べ!!」。‥‥変な切れ方。 ○怒鳴られたイダヴェルは、半泣き状態で帰ってしまった。 あまりにもイダヴェルが可哀想になってしまった私は、「もう少し彼女に優しくしてあげて下さいよ」と頼む。すると、「あぁん?お前はあいつの味方なのか!?」とグリフィン。──味方って‥‥何でそんな風に考えるの?貴方は『勇者』なのよ。確かに、『盗賊』の“頭”として、部下引き連れている貴方の考え方は、荒っぽいのが当然かもしれない。けどさ──。 溜まりに溜まったうっぷんを散々言ってやった私。するとグリフィンは「そこまでお前が言うなら──」と、考え方を変えてくれた。顔を赤らめ、「お前がそうしろって言うならそうしてみる」。 突然の展開にぽか〜んとしている私にグリフィンは、「勘違いするなよ。俺は、『お前がそうしろって言うからそうする』んだぞ!俺はお前以外の女には興味が無いんだからな!」と、わざわざ念を押してきてた。なるほど‥‥そういう事か、とクスリ。 『お前がそう言うから、俺は仕方なくイダヴェルと会う。好きで会うわけじゃない。イダヴェルが俺を好きになったとしても、俺は何も感じない。だからお前は勘違いするなよ』 以上がグリフィンの心理ってとこかしら?私がヤキモチを焼くと思ったのね(笑)。安心なさい、貴方は『盗賊』の頭で、バックに荒くれ者の部下を従えてるのよ。並みの女性は、アンタを恐れて近寄らないわよ。自惚れなんじゃないわよ。だけど、私はグリフィンの事が段々と好きになってきている。初対面が盗賊の真っ最中っていうのが一番パンチ効いたけど、冷たくて、悲しくて、弱くて、寂しげで‥‥。貴方が孤独だと知った時、あぁ、私がなんとかしてあげなきゃ!って本当に思ったのよ。 ab
■今日は、妖精2人に敵探索を命じる。また、目の回るような事件ラッシュが始まる。 私は事件ラッシュが大好きです。敵が山のように現れ、勇者が走り回る時が!特に、APも無い!体力も無い!という‥‥絶体絶命な状況下だと、やたらと燃えてしまう。 ■フェリミは、お姉さんからの手紙を読んで、なにやら深刻そうです。フェリミのお姉さんって、何をやってる人か全く分からない。 あまりにもフェリミが深刻そうなので、「フェリミ、相談に乗れる事はありませんか?」と尋ねたが、「いえ、何でもありません」。とフェリミはニッコリ微笑むだけ。 フェリミっていつもそう。悩みがあっても私に相談はせず、自分だけで解決しようとする。そして、悩みがピークになって、初めて「実は‥‥」と切り出す。切り出された時には、事態は取り返しのつかないほど切迫している事が多い(泣)。ほんっとうに悪い癖だ。しかしこの悪い癖を持っている勇者は、実はフェリミだけではない。何でも話してくれるリュドラルを除き、全ての男勇者どもに共通だったりする。 こんな悪い癖を持ってしまった理由は、やはり、『頼れる人・信頼できる人』がいなかったからだと思う。自分以外の誰も信用できない。自分を理解できるのは自分だけ──。頼れるのは自分の力だけ。皮肉だが、だからこそ『勇者』になれるほど強くなったんだけど──。 フェリミ、いつか、悩みを打ち明けてね。私に話してね。心の中でそう願いながら、フェリミの同行を終えました。 ■帰宅後、3人の勇者に任務を依頼。 ●レイヴを訪問し、「北にいるとこ悪いけど、南の島に行ってくれないかしら?」と頼んだ。意外にアッサリとレイヴは了承。 何故南に行かせるのかと言うと、『シーヴァスとレイヴ2』を発生させるためです。70ターンまでに間に合うのか?と心配になるが、それは大丈夫。彼の正義感をUPさせるよう、アイテムで操作して(悪)、到着までの間、リリィをレイヴ専属としてずっと同行させる。そうすれば──ギリギリ間に合う距離!?ドーピングみたいな方法ですが、目的の為には手段なんか選んじゃいられない。頑張れ!レイヴ。 ●シーヴァスには、『謎の魔人』の事件に向かってくださいと依頼。一発OKのシーヴァス。このごろ、シーヴァスにもやっと正義感が芽生え始めてきたようで、彼を管理する私としては、とても嬉しい限りです。 ●ヤルルには、『魔獣の襲撃1』の事件に向かって下さいと依頼しました。このタイトルの事件は何回か起きるのですが、その都度、ラッシュの秘密が明かされる、重要な事件です。 a
■今日はシーヴァスとヤルルの戦闘日。 2人揃っての戦闘だと、ちょっとドキドキする。どちらの敵が強かったのか、何巡プレイしても、未だに覚えられない。 ■シーヴァスの戦闘。 敵は3人もいて、ちょっとビックリした。シーヴァスが最初の敵を攻撃したら、あっけなく敵は倒れた。ほっ‥‥良かった。数が多いだけか。何が『謎の魔人』よ〜、大げさに言っちゃってさ。弱い敵でも沢山出せば勝てるかもな〜んて、甘かったわね。 でも──甘いのは私だった。部下が弱いだけで、大将は強かった!敵は、フロリンダめがけて剣を振り下ろした!ゲッ‥‥ヤバイ!攻撃されるのを覚悟した。しかし、なんとシーヴァスがフロリンダを庇って敵の剣を受けた。おおっ、シーヴァスが庇うなんて!シーヴァスは、よろけながらも敵に反撃し、大将の敵は倒れた。 生きてて良かった〜と安堵する私。部下が弱いからといって、大将も弱いと勝手に判断した私のミスです。 ■ヤルルの戦闘。 見た目、明らかに弱そうな敵。敵のLVを確認するが、ヤルルの方が上だ。先ほどの判断ミスもすっかり忘れ、「大した事無いな〜」と笑ってしまった私。油断はよくないが、シーヴァスは1人で闘ってたけど、ヤルルにはラッシュもついてるし──。 ●ヤルルのブーメランの一撃で敵は簡単に倒れた。やっぱり弱かった‥‥。一安心し、帰ろうとした時、背後から敵の殺気が──! えっ第2戦!?そんなの聞いてない! ←だから油断するなって言ったのに。 第2戦の為、再び戦闘態勢に入るヤルルとラッシュ。私は、オロオロしながら背後で見守る。 幸運なことに、第2戦の敵は弱かった。しかし死に際、妙な言葉を吐いて、私達を混乱させた。敵は、ラッシュを『ジャックハウンド』と呼んだんです。ジャックハウンドって──誰?何のこと?もしかして──とラッシュを見ると、倒れた敵を見つめて意味深な表情。 私は、出会った頃から、ラッシュに対して疑問があった。あれはヤルルのただのペットなのか?闘うペットなんて聞いた事が無い。『野獣』だから闘えるのか?百歩譲って『闘うペット(野獣)』としても、ラッシュは人間の言葉を全て理解しているような感じがする。ヤルルとの会話の際に見せる、ラッシュの表情を私は見逃してはいない。何故だか、ラッシュの前では下手な事を話せない‥‥そんなオーラがいつも漂っている。
■日々疲れているリリィに、今日は少しの休息を──。今日は、特に何も起こらない日だから。 私は、グリフィンに同行するも、特にイベントがあるわけではい。 盗賊をしないし、盗みもしない(一緒か?)。カツアゲしない、脅迫しない、ケンカもしない──。平和な1日だった。そもそも、全て『勇者』がするべきものではない(汗)。 ■ヤルルに、『のろいの泉』に先回りしてもらうように依頼しました。 疲れている筈なのに、嫌な顔一つせず、「いいよ」と言ってくれたヤルル。感謝します。 ★ところで、どうも「のろいの泉」とか、『曰く付きの泉』があると聞くと、、イソップ童話の『金の斧』を思い出してしまうのは何故だろう? 「貴方が落としたのは金の斧ですか?」。落としてないのに「はい、そうです」というと、罰を受ける(笑)。 「私は罰が怖いから、バカ正直に「鉄の斧です」と答える」と知人に言ったら、「バッカ!アンタ欲無いね〜」。何故だか貶された。「だったらアンタはどう答えるのよ?」と聞いたら‥‥「私は先ほど、確かに鉄の斧を落としました。しかし数日前、金の斧を盗まれました。貴方がお持ちの斧かも知れません。印を彫ってあるので、手にとって確認させて頂けませんか?」と言うのだと。 う〜ん、つわものだ。手に取って、傷でも見つけて、それが『印』だと言い張れば良いもんな(笑)。しかし、よくそんな悪い事考えるな‥‥知人よ。 a
■レイヴに同行したら、『レイヴの孤独』イベントが発生した。 いつも、『笑うと損』みたいにムスッとしているレイヴ。私が必死に話しかけても、返ってくるのは「うむ」「いや」「ああ」と、素っ気無い言葉ばかり。 遊び中に訪問した時も、レイヴッたら、噴水の前でボケーッと突っ立ってる。移動中だってそう。そこら中に店があるんだから、息抜きでもすればいいのに‥‥(グリフィンみたいに息抜きが大半だったら困るけど、ある程度なら、私は認めますよ)。 人生楽しくないのかしら?時々レイヴを心配してしまう。 ●今日は、お城で舞踏会。貴族の間ではポピュラーな祭りだ。 いつもはムスーッとしているレイヴだけど──。もしかしたら、レイヴが踊る貴重な姿を拝めたりして♪なんだかワクワク。 レイヴは騎士団長で体格良いし凛々しいし、なんてったって美男子でクール。舞踏会で、赤いマントを翻して優雅に踊るレイヴを想像するだけで、顔がニヤけてしまう。さぞかし映えるんだろうな〜♪ 果たしてどんな格好をして現れるのだろうか?いつもの甲冑じゃないレイヴの姿ってどんなだろう?シーヴァスみたいな騎士の正装かな? しかし、待てど暮らせどレイヴは現れない。舞踏会はついに始まってしまった。 ○舞台の隅っこで、女性達が何やら噂話をしているのに気づいた私は、盗み聞き(悪)。 「レイヴ様がいらっしゃったそうよ」。やっぱりレイヴはているのね。 「でも、顔をお見せにならないの」。え‥‥じゃぁ何処に居るの? 「声をかけて頂きたいのに‥‥」。ふ〜ん、この人はレイヴと踊りたいのか。でも、無理だろうな。レイヴは人に関心が無いから(爆)。 今の女性達の会話で、レイヴが今何処にいるのか、なんとなく分かった気がした。もしレイヴがこの場にいたら、女性達から「踊って踊って」と詰め寄られるだろう。しかしレイヴは、人と関わるのを嫌う。だとしたら──この会場に彼がいるわけがない! うう、盲点! ○急いで会場を出ると、やはり独り寂しくポツンと立っているレイヴを見つけた私。 く、暗い‥‥暗すぎる!会場内は華やかで明るいのに──、このギャップは一体!! 「レイヴ!探しましたよ」。私が駆け寄ると、レイヴはそっけなく「お前か」と呟く。 「女性達がレイヴを探してましたよ。レイヴは女性に人気があるのですね」。ムスッとした表情で私を見つめるレイヴ。『だからなんだ』と言いたげ。 「一目レイヴに会いたいって方が大勢いらっしゃいます。話しかけてあげては?今日は舞踏会です。女性達のドレスはとても美しいですから、誉めてあげたらどうです?レイヴに誉められたら、女性はきっと喜びますよ。」 レイヴは私の言葉を聞き、しばしの沈黙の後──「その必要は無い」と冷淡な一言。 「何故お世辞やおべっかを使わねばならん?」。お世辞?おべっか?え‥‥これって一種の社交辞令じゃないのか? 「騎士が女性と口を聞く必要は無い。国を守るのが騎士の仕事だ。騎士はただ国を守っていれば良い」。スッパリキッパリ答えたレイヴ。それはとても正論すぎて、反論する事は出来ず‥‥「そうですね」としか言えなかった。 ●レイヴと別れた帰り道、何か違う‥‥絶対何か違う!と、独り自分で葛藤していた。確かに、騎士は国を守るのが役目だ。でも、それだけの為だけに生きているのではないと思う。シーヴァスのように、『毎日舞踏会』でも困るけど、ちょっとぐらい羽目を外しても良いんじゃないのかなぁ? しかし、もしレイヴが華やかな舞台で、女性をエスコートして踊っていたら、ちょっとヤキモチを妬くかもしれない‥‥。しかし、舞台の袖で、独り寂しく俯いているレイヴを見ていたら、なんだか哀れに思えてならなかった。 何故レイヴがここまで人との関わりを拒み、自ら光を閉ざし、自分を痛めつけ、そして戒めるのか‥‥。その答えは、それから20ターン後ぐらいに、明らかになるのでした。
■『翼ある者たち』が自然発生していたので、フェリミに頼む事にしました。 「誰かがやらなきゃいけないんですよね──僕がやります!」とフェリミ。 成長しましたね〜。『誰かがやらなきゃいけない。だから僕がやる』。他の勇者にも聞かせてやりたいです。あいつらは、『誰かがやらなきゃいけない。でも俺はやらない』だから‥‥。アンタらね〜!誰もやらなかったら、じゃぁ誰にやれってーの!?天使なのに、時々ぶち切れそうになる自分がいる。
■私が待機している間に、リリィとグリフィンとザコ敵と争ったらしい。慌ててHPを確認したが、大したケガは無し。結構大丈夫そうで安心しました。 私は、『闘いといえばフロリンダ』と、フロリンダばかりを戦力にしてしまう傾向がある。公平に育てなければいけないってことは、わかっているのですが‥‥反省します。 |