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■レイヴに同行したら、イベントが発生しました。 お着替え中のレイヴ。今まさにTシャツを脱ごうとしていて────。「きゃぁっ、ご‥‥ごめんなさい!」。私が謝ると、レイヴはアッサリ「気にするな」。気にするなって言われても‥‥ねぇ(笑)。着替え中を女性が覗いても、何も感じないなんて──(私は石かっ!) ●レイヴの脇に、傷があるのを発見した私。それはとても深い傷で、思わず見入ってしまった。 「レイヴ、この傷は‥‥?」「ん?あぁこれか。これは古傷だ」。『勇者』になってから負ったものではないから心配するなと、遠まわしに私を気遣ってくれるレイヴ。 「この傷は、いつ負ったのですか?」。するとレイヴは、俯いて黙ってしまった。聞いちゃいけなかったかしら‥‥?私が困っていると、レイヴは‥‥ゆっくりと話してくれた。 ●「これはの競技会で負った傷だ」「競技会‥‥?」「リーガルの剣を受け損ねて負ったのだ。俺の剣技が劣っていたから仕方が無い」。‥‥レイヴって、昔からサッッッパリとした性格だったのですね(汗)。 レイヴは、自分の昔のことを、思い出しながら語ってくれた。リーガルという友人がいたこと。そして、彼と一緒に隊列を組んで戦に赴いた事。 ある日、戦場でトラブルが起き、どちらかの隊が伝令係となって本隊に連絡を入れる事が必要となった。レイヴは、それは自分の役目だと申し出たが、リーガルはそれを拒否した。 「「必ず戻る‥‥先に行け」。そう言ったが、リーガルは戻ってこなかった」。遠くを見つめ、寂しそうにするレイヴ。「俺は、その戦で功績を称えられ、『騎士団長』となった。でもこの地位は、本来はリーガルが貰うべきものだ」 そして、追い討ちをかけるかのように、言葉を吐いた。「リーガルは戦いで死んだ‥‥。リーガルは戦の犠牲となり、俺は‥‥その犠牲の上で生きている。俺の地位も階級も、リーガルの犠牲で得たものだ」。 ‥‥そんな──。だから!?だからなの?貴方の事を誉めても、ちっとも嬉しそうな顔をしないで、それどころか怒ったりして──。 英霊祭の時、レイヴが不機嫌になる理由がやっと分かった。レイヴ様と称えられ、騎士団長と、部下に尊敬されるのが、辛かったのね‥‥苦しかったのね。 「あの黒衣の騎士は‥‥‥‥もしかしたらリーガルかもしれない。そうだとしたら、俺はヤツに謝らなければならない」 どうしたものかしら。もしリーガルが本当に生きていて、敵となって現れたとしたら‥‥レイヴはリーガルと闘ってくれるだろうか?‥‥いや、無理でしょう。可能性は“0”と言っていい。あれだけ負い目を感じているレイヴだ。まじめな彼は、リーガルに責められたら、土下座して、首を差し出しかねない。そうなりそうで、とても怖い。 ■帰宅後、2人の妖精が事件を見つけて帰ってきた。 『教会襲撃』はシーヴァスの事件ですね。 シーヴァスを訪問し、「教会が襲撃されているんです!」と伝えると、「何!?」と驚くシーヴァス。「すぐに向かう」と言ってくれました。先回りはしてくれているので、次ターンにはつくでしょう。 ab
■教会に辿り着いたシーヴァス。 ・自分にとって大事な教会を襲撃され、怒っているシーヴァス。 堕天使は、そんなシーヴァスを見て面白がり、「堕天使様こそインフォスの支配者となられるお方だ」と言うのだ。 教会を燃やされただけでも怒っているのに、愛する天使の私(そうであって欲しい‥‥)の侮辱ともとれる発言に、ついにブチッ!と、シーヴァスは切れてしまった(笑)。 剣を構え、戦闘態勢に入るシーヴァス。さぁ、どっちが先制に攻撃するか‥‥と、天使の私はバックアップ体制のまま構えていると‥‥フロリンダが颯爽と前へ出て、カンガルーパンチをアドラメレクにお見舞いした。しかも、クリーンヒット(汗)。そして‥‥信じられない事に、アドラメレクは倒されてしまった。 いやぁ〜、よりによってフロリンダに倒されるなんて────!!!情けないよアドラメレク。 剣を手に、ぽけ〜っと突っ立ているシーヴァス。私は心の中で、あぁ〜あ‥‥とため息。 ●今回はフロリンダがアドラメレクを倒したが、物語の進行上では、勇者が倒した事になるので、何もしていないのにシーヴァスのレベルがアップした。 「ふっ、どうした?口ほどにも無いな‥‥」とシーヴァスはニヤリ。こらぁ!アンタが言う立場か──!! アドラメレクは、フロリンダの強さ‥‥もとい、シーヴァスの強さを恐れ、「やはり15年前に焼き殺しておくべきだった」と悔やみ始めた。 15年前‥‥?それってまさか!「‥‥あの大火は!?」と、肩を震わせて聞くシーヴァスに、アドラメレクは笑いながら、火を放ったのは俺だと言い放った。「将来、勇者になる子供がいると予言を受けてな‥‥」 アドラメレクは、シーヴァスの愕然とした表情を楽しみながら、去っていった。 シーヴァスは、アドラメレクが去った後も、その場から動こうとしない。『将来、勇者になる子』。その言葉の真意を探る。 『将来勇者になる子供』。それはシーヴァスに他ならない。私がシーヴァスを勇者にするのは、運命だったのかしら?私がシーヴァスを勇者候補にしなかったら、あの大火は起きなかったのかしら? 色々思いは駆け巡る。でも、シーヴァスは私を責めなかった。 ■シーヴァスの事件の感傷に浸る暇も無く、今度はレイヴの『地獄の騎士』の戦闘が起きた(ったく‥‥忙しいなぁ私って)。 敵は、ボスと、あとザコ敵数人。ザコ敵は、いともアッサリと片付いた。だが‥‥ボスは強かった。モンスター以外で、騎士団長であるレイヴと互角の敵は、そうそう居ない。それに、凛々しい甲冑姿の敵なんて‥‥いままでお目にかからなかったわよ。‥‥もしかして‥‥なんか嫌な予感がしてきた。 ●ボスを倒した後、その騎士が、かつての友、リーガルではないかと感じたレイヴ。顔は見えなくても、彼の太刀筋や闘い方で、なんとなくそう気づいたのだろう。 「リーガルなのか?」とレイヴが問うと、「そうだ。久しぶりだな‥‥」とリーガルが答えた。「生きていたんだな‥‥」と、レイヴは呟き‥‥「許してくれ!」とその場に土下座し、リーガルに謝罪の言葉を述べ続けた。 驚いたリーガルは、思わず後ず去った。私はというと‥‥悲しいかな、こうなるだろうと予想していた。リーガルが死んだのは、自分のせいだと、ずっと言い続け、今まで責を背負い続けていた人だから。 私は、もしレイヴがリーガルに会ったら、姿を見せてでも仲介役に回り、2人の仲を取り戻してあげようと思っていた。 でも‥‥‥‥。今は一切、そんな事は思えない。だって、彼が『敵』って事は、彼の後ろには『堕天使』がいるのだから。 この人の身に何が起こったのかは分からない。苦しかったかもしれない。悲しかったかもしれない。でも、『そんな私を堕天使が救ってくれた』なんて言われて、「それじゃぁ仕方ないわね」と同情できるほど、天使は慈悲深くない。 「レイヴ、謝る必要なんて無いわよ!」と、私は冷たく吐き捨てる。 でもレイヴは、それでもリーガルに謝り続けている。何度も何度も頭を下げて、リーガルに身を差し出し、「お前の良いようにしてくれ」と言い出した。 リーガルは、土下座して深々と謝罪するレイヴを怒ったのか、哀れみ情けなく思ったのか、「それが騎士団長の姿か!」と、レイヴを殴り続ける。 殴られ、叩かれ、それでも謝り続けるレイヴ。私は、胸が痛いというか‥‥レイヴがそこまでする理由が分からず、困り果てる。私が出て行って、止めに入るのは簡単だけど、リーガルについて何も知らない私が、割って入るのは許されない気がして、悔しいが、傍観者にならざるを得なかった。 ついに‥‥レイヴは力尽き、その場に崩れ落ちてしまった。 そして────攫われてしまった!!!
■今日フェリミは、『武闘魔人の襲撃』の戦闘を控えている。 まず注意だが、この敵を倒す事は不可能である。 絶対に倒す事は出来ない。 倒す事が出来ない敵ならば、始めから闘わなきゃ良いのですが、私は、最低誰か1人(多いときは3人に対戦させたことがある)は、コイツと戦わせています。 目的は、闘い慣れする為。80ターンを過ぎると、今までのモンスターや盗賊とは違い、『堕天使』と対戦する機会が増えてくる。 敵のレベルも格段に上がり、闘い方も頭脳戦となり、回復・透明・連撃を効率的に使い分けて闘っていかないと、勝てなくなってくる。 となると、場慣れというか、闘い方に慣れておかないと、ちょっと困る。そんな時に、この『武闘魔人の襲撃』は、重宝する敵♪なにしろ倒さなくて良いのだから、倒そうと思って構えなくていい。 勇者が、どこまで粘れるか、HPが尽きかけても頑張れるか、何処までの必殺技を繰り出せるか、必殺技にタイミングよく連撃をかけられるか、逃げるタイミングをどこで計るか、 そこに重点をおいて闘っていく。私が2巡目の頃、リュドラルがあまりに弱く、闘い方も下手だったので、この敵を利用して鍛えさせた経験があります。 もしも下心があれば、この勇者の必殺技を見てみたい♪でも良いと思う‥‥(笑)。私は、フェリミの必殺技『フォースシュート』が見たくて、4回も対戦させたことが有ります(爆)。 ただ、あまりに強い敵なので、闘い慣れをしていないと、即死も有り得ます。
■フェリミを訪問。 ミライア軍が現れる地点に先回りをして欲しい。しかし、フェリミは『ぶらり旅』が大嫌いな為、私は正義感をアップさせる『勇者の本』を与えてドーピングを施し(爆)、「行って頂けますか?」と頼んだ。 すると‥‥嫌そ〜な顔をして、「そこに何があるのですか?天使様を疑うわけじゃないんですが‥‥あのぉ‥‥えっと‥‥」とモゴモゴ。聞いていてイライラする私。行きたくないなら「行きたくありません」ってスパッと断りなさいよ!と、心の中で逆ギレしてしまった。 私が、「今日はこれで失礼します」と帰ろうとすると、「お帰りになるのですね。それでは失礼します」。フェリミは、天使の私を見送りもせず、スタスタと何処かへ去ってしまった。 ‥‥‥‥な、なんて事務的な子なんだろう(ちょっとガッカリ)。 チェッ、ドーピングは利かなかったか。
■ターンも75を迎え、そろそろ堕天使達と闘う機会が増えてくる時期。 堕天使と闘うに当たっては、勇者との信頼関係をしっかり築いておかないと、戦のときには不利になる。 でも私って、リュドラル以外の勇者とは、あまり性格合わないんですよね〜悲しいことに。フェリミは事務的だし、レイヴは無口だし、グリフィンはすぐ怒るし、ヤルルは、私の事を『内職の手伝い』ぐらいに見ているようだし、シーヴァスは私のことをよく思っていないらしい。自分で言ってて悲しくなるけど、好かれる=信頼じゃないから、とにかく私は、信頼される天使になるしかない(‥‥そりゃ、好かれるに越した事無いけど)。 ■シーヴァスを訪問した私。いつもだったら、「なんだ君か」と疎ましく思われてしまうのですが、今日は何かが違う。「どうした、何か遭ったのか?私に話があって来たのだろう?」と笑顔。シーヴァスが優しい!!ぶ、不気味だ‥‥! 私がボケーッと突っ立っていると、「大丈夫か?」と心配顔のシーヴァス。ハッと私は我に返り、任務を依頼。 『アポルオンの復活』。まだ事件は起こってはいないが、早期解決したい為、先回りしてもらう必要がある。恐る恐るシーヴァスに、「行って下さいますか?」と尋ねると、シーヴァスは笑みを浮かべて──「構わんよ。何も考えずに歩くのもたまには良いだろう」。ゾワゾワ‥‥!この妙な優しさは何だろう?と、無性に怖くなってきた。天変地異の前触れか!?それとも‥‥偽者? ←言い過ぎ(笑)。 いつものシーヴァスとは明らかに違う性格に戸惑い、慌てて立ち去った私。帰宅後、シーヴァスのパラメーターを見てみると、彼が優しい理由が分かった。彼の信頼度がものすごく高かった。シーヴァスは、天使の私をとても信頼してくれているらしい。だから、あんなに優しく笑顔で接してくれていたのだ。 エヘヘとにやける私だが、貴族でプレイボーイのシーヴァスは、いつも舞踏会に行っては女性を口説いている。信頼されていても、それは“天使”としてであって、まだ、“1人の女性”としてでは無いのだろう。 彼の、私への信頼が今度どう変化していくかは、もう少し先の話かもしれない。 ■地図を広げたら、『翼ある者たち』が自然発生していた。この地点に一番近いのは‥‥フェリミ。 ぶらり旅が嫌いなフェリミですが、事件と聞あらば、怯えながらも行ってくれる優しい子。 早速訪問して『行ってくれますか?』と頼んだら、「お任せ下さい」と即答。善は急げと、早速向かってくれるらしい。いや‥‥今すぐ行かなくても良いんだけど‥‥。私が困っていると、「何を言っているのですか!一亥も早く向かわなければ被害が拡大しますよ!」 あらら‥‥ちょっとドーピングが利きすぎたかしら(爆)。 ●一方、前回ドーピングを与えたヤルルも、『魔獣の襲撃2』の地点に 先回り してと頼んだら、疑いもせずに「いいよ」と言ってくれた(笑)。 ★このドーピングですが、『勇者の本』が一番効き目があります。以前、6人全員が任務遂行中だった際、全員にこのアイテムをあげたところ、次ターンでは、全員が『移動中』なんてこともあった。 面白かったので、全員が待機の時に、このアイテムを与えたら、なんと全員が『修行中』になってしまった(笑)。ただ、この現象はその後は一切起きていないので、単なる偶然の重なりだったのでしょう。しかし偶然とはいえ、ちょっぴり怖かったです。 a
■今日はリュドラルに同行しました。リュドラルとの旅は本当に楽しい♪会話のテンポは良いし話は弾む。笑って話せる唯一の勇者です(うぅ、私には6人も勇者がいるのに、心許せる勇者がたった一人とは‥‥)。 友達みたいに話しながらテクテク森を歩いていたら、突然リュドラルのピタリと足が止まった。「あいつは‥‥もしかして!」。 リュドラルの視線の先には、木‥‥?じゃない。いやぁ〜、動いているぅ〜。「ボルンガ!」と、リュドラルはその“木”に駆け寄っていく。 ●ボルンガと話をするリュドラル。彼を怯えさせないよう、優しく語りかけるリュドラルの姿を見ていると、私まで優しい気持ちになってくる。このボルンガの為に、何かしてあげたいという思いがこみ上げてくるのが不思議。 「ボク、人間に悪さをしたけど、そんなつもりじゃなかったの」と、ボルンガは訴える。「魔法にかかっておかしくなっちゃったの」。リュドラルが、「魔法‥‥?誰だ!そんな事した奴は!」と聞くと(相変わらずリュドラルは熱血だわね)、黒いアザがあるドラゴンにやられたとボルンガは言う。一瞬、顔を曇らせるリュドラル。 ○ボルンガはリュドラルに、ボルンガの種を託して、森の中に去っていった。愛しそうに種を見つめるリュドラルを背に、私は、「ボルンガの種か‥‥モンスターの種なのよねぇ。芽が出たら、やっぱり喋るのかしら?」と、不謹慎な事を考えていた。 ○帰り際、私は思い切って聞いてみた。「リュドラルさぁ、ボルンガから『黒いアザがあるドラゴン』って聞いたとき、少し戸惑ってたでしょ?もしかして知ってるの?そのドラゴンの事‥‥」 リュドラルは、しばらく俯いていたが、「あぁ‥‥知ってる。多分マキュラのことだ」と静かに答えた。「彼は竜族の“長”を狙っていたんだ」。なるほど、“長”か──。ったく!何処の世界にも、より高い地位に立ちたいという奴は居るものなのね。 彼は“長”になりたかった。でもアウルに力及ばず、“長”にはなれなかった。「あぁ。マキュラの力は俺もよく知ってる。アイツには魔力なんか無かった。どうやって、アイツは魔力を手に入れたんだろう?」 ねぇそれって‥‥堕天使が絡んでいるってこと?“長”を狙うマキュラに漬け込み、堕天使が彼にに魔力を与えたとすれば、納得がいく。 リュドラルが勇者であり、そして当事者の竜族である以上、貴方はマキュラと闘うことになるかもしれない。多分‥‥きっと! リュドラルには、もっともっと強くなってもらわないと!!
■地図を広げたら、『魔獣の襲撃2』と『暴徒の拡大』の事件が自然発生していた。『魔獣の襲撃2』は分かるけど、『暴徒の拡大』って何それ?そんな事件知らないんですけど‥‥と思ったら、ユリアナの事件だった(爆)。 近くにいるのはグリフィンだ。敵のレベルは‥‥「??」になっている。ま、いっや(いい加減)。 ■グリフィンを訪問し、「暴徒の拡大の事件が起きています。レベルは分かりませんが、とにかく行って下さいませんか?」←酷い頼み方。 グリフィンは頭を掻きながら渋っていたが、「大丈夫よ。だってグリフィンは強いもの〜」と私がヨイショすると、「あぁ、まぁいいぜ。人助けは照れくさいが、俺に任せとけよ」と、承諾してくれた。あぁ、ドンドン自分が堕天使になっていくような気がする‥‥(泣)。 ■『魔獣の襲撃2』は、もともとヤルルの事件なので、即効依頼でOKだった。
■『翼有る者達』の戦闘を控えている。この事件は、もはやフェリミの事件になりつつあります(実際は他の勇者の担当だけど、その人は勇者に迎えてないので)。 何度も担当してるから、手慣れたものよね〜ハハハ〜と、笑っていたいものだけど、敵のレベルが不明な為、さぁ戦闘!と弓を構えて敵のレベルを確認したら、フェリミの3倍近いレベルだったこともあった。 ●さぁ、今回の敵のレベルは‥‥‥‥ホッ、フェリミと同等のレベルだった。とはいえ、そのレベルの敵が3人いるので、油断はできない。 しかし、フロリンダがいてくれるので、安心して闘え、見事勝利を手にしました。
■ヤルルに同行しました。 イベントも無いし戦も無いし、お散歩気分でぶらり旅。心地よい秋の風に吹かれて話も弾む‥‥。 その時──殺気を感じたヤルルが辺りを見回した。敵だ!勇者の首を狙う奴らが3人。でも、所詮は自らの名を挙げようとしか考えていない弱い奴ら。というわけで、ヤルルのブーメランとラッシュの一噛みでアッサリと片付いた。 しかし‥‥なんとザコ敵襲来は4回も続いたんです。倒しても次の敵‥‥次の敵‥‥と、どんどん湧いてくる。ヤルルってそんなに勇者として有名だったのかしら?いや違う。インフォスの治安が悪くなってきたということですね。堕天使が、人間を誑かして勇者を倒そうとしているのでしょう。
■今日は『暴徒の拡大』の戦闘を控えている。 敵のレベルが分からないと、APをどれだけ備えたいいいか全くわからない。妖精を護衛に付け、自分は待機するべきか‥‥それすらも分からない(笑)。 でも、グリフィンのレベルは勇者の中でダントツなので(盗賊やってる勇者が1位なんて皮肉だなぁ)、フロリンダには休暇を与えて、私がグリフィンに同行することに決めました。 ●実際、敵に会ってみると「なぁ〜んだ」というレベル。Lv14だって〜。グリフィンの1/2のレベルだった。 フロリンダに休みを与えて正解だったですね。 闘いも余裕で見ていられる。敵が攻撃してもダメージは「1」。フフッ、話にならない。回復魔法もつける必要が無いわね。 ○第2戦。2回戦があったのには驚いたが、その敵のレベルも「15」だったので、余裕でした。 私は一度も回復魔法を使わず、ただボ〜ッとグリフィンの闘い方を傍観していただけ。 戦闘後、グリフィンは汗だくになって立ち尽くしていた。そうとう疲れているようだ。そうだよね、2回も闘ったんだ物ね。偉い、偉いよグリフィン。 |