101〜110

ターン101

■『フェリミとリュドラル』イベント準備のため、二人をカノーアに移動させました。
 合流することによって、少しでもターンを短縮したいのです。
 最終決戦に備え、各自、用が無くても常に移動している状態にし、レベルアップに奮闘して頂きます。

ターン102

■『地獄の騎士再び』の戦闘が近い。
 戦が起こってから向かっていたのでは遅い。先回りをして、常に『先手』の立場にいないといけない。
 レイヴを訪問し、発生地点を指差して、「ここに向かってくれますか?」。
 不満な顔をしながらも、「わかった‥‥」と小さく呟くレイヴ。そこで何が起きるか、天使だけが知っている──。フッフッフッ‥‥と不適な笑い。

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ターン104
戦闘 ヤルル「魔獣の襲撃3」

■前ターンは久々の休みだった。今日もボーっと外の景色を眺めていたら、「天使様!」と突然フロリンダが現れた。
 「ヤルル様が‥‥!」と言い、「向かわれますか?」と聞いてきたので、当たり前でしょ!と、早速私は飛び立った。

■ヤルルの事件──『魔獣の襲撃3』。
 性懲りも無く、何度も何度もヤルルを襲い、亡くなったヤルルの父をあざ笑い、ラッシュとヤルルの心を引き裂きいた憎い相手‥‥。ここで会ったが100年目!今こそ決着のときよ!
●魔獣は、ラッシュのことを散々貶すだけあって、ヤルルの父:ルドックのことも知っていた。そして魔獣は、嫌がらせなのか!?と思うほど、ヤルルの目の前でルドックのことをボロクソに貶し続ける。
 ヤルルは、「父さんを馬鹿にするな!」と怒鳴る。
○戦いが始まった。
 しかし、奇妙なことが起こった。魔獣は、ヤルルが攻撃すると、途端にその姿を消してしまう。何度攻撃してもダメージは0。
 実はこれ、特殊な事件。敵は、絶対に倒すことが不可能なのです。一応は『戦い』なので、ヤルルのHPは消耗しますが、慌てず動じず、ただ見ているだけでいいのです。初巡目はそうとは知らず、焦ったものです。
○ヤルルが倒れ、トドメを刺そうと魔獣が足を踏み込んだ瞬間‥‥ラッシュが飛び掛ってきた。
 ラッシュは魔獣に戦いを挑む‥‥が、力及ばず、囚われてしまった。

☆11


ターン105

■ヤルルの「魔獣の襲撃3」も終わった為、彼はやっとこさ依頼を受け付けてくれるようになった。
 早速、「クヴァールの魔獣」に先回りしてもらうことになりました。

■妖精が、グリフィンの事件「最後の決戦」を探索してきました。
 ついに‥‥決戦かぁ。早いなぁと、時の流れを感じます。
●グリフィンを訪問し、「ビュシーク卿がまた各地の城を襲っています。向かってくださいますか?」と頼んだ。
 グリフィンは、迷うことなく依頼を承諾してくれた。
 「俺が行かないと決着がつかない‥‥。だから俺が行って倒す!」と、力強いグリフィン。
 凄い‥‥カッコいいい♪とても素敵。育ったなぁ〜と、しみじみ。初めて出会った時は、ずた袋を提げて、盗みを働いていたのに──。

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ターン106
戦闘 グリフィン「最後の決戦」

■グリフィンが、「最後の決戦」の城に辿り着いた。
 戦闘が始まって、私は「あっ!」と、重大な事に気づいてしまった。
 グリフィンの防具は‥‥古かった(汗)。‥‥‥‥し、死ぬかもしんない。どうしよう。
●敵は強い!というか、強すぎた。
 いきなり先手を食らわされ、400HPが、一気にストンと落ちてしまった。
 ヒェ〜ッ!怖すぎる戦い。
 APには限りがある為、回復魔法をポンポンとはかけられない。
 グリフィンは人より頑丈に出来ているから(汗)、気合と根性で何とかなりそう。回復するのはギリギリでいいや(酷い‥‥)。
 えっと、グリフィンの総HPは‥‥。HPが減ってゆく度に、電卓片手に引き算。
 ゲッ!ついに100切った!と、焦った時、グリフィンのHPゲージが光った。必殺技をかけるつもりだ。
 キャーちょっと待って────────!!!と、素早く『連撃魔法』をかける私。
 ギリギリ間に合い、連撃&大回復。だが、敵はまだ倒れない!
 グリフィンはその後も何度も攻撃するが、武器や防具が古い為に、敵に与えるダメージも浅い(ゴメンねグリフィン。私のせいなのよ‥‥)。
 しかし、文句一つ言わず、傷だらけになりながらも必死に戦うグリフィン。
 しかも、ただでさえ傷だらけ&血だらけなのに、「危ねぇ!」と、フロリンダを庇って敵の前に出てくるもんだから、2人分のダメージを受けてしまった(T▽T)。
 カッコいいシーンの筈なのに、「キャー止めてー庇っちゃダメ──!アンタ今、人を庇ってる余裕なんて無いでしょー!このおバカ!!」と、私は絶叫。
○ついに‥‥グリフィンのHPが15に──。ふっ、終わったわね。
 あとは逃げる準備よ!とコントローラーを抱えたら、フロリンダがヌッと飛び出し、カンガルーパンチ!
 やっと、ギリギリのところで敵は倒れてくれた。
 ホッとしたのもつかの間、敵の背後から怪しい奴が‥‥。
 だ、堕天使‥‥!鳥肌がたつほどの凄まじい毒気。私がブルブル震えていると、グリフィンは何を思ったのか──
 「やるのかテメェ!望むところだ!」と、剣を振り上げた。
 私は、その言葉を聞いて真っ青&冷や汗ダラダラ。
 きゃー止めてー挑発しないで〜。貴方のHPは15なのよ〜(汗)。
 しかし堕天使は、まだ時は満ちていないと、高笑いをしながら去って行った。

 た、助かった‥‥。
 教訓。武器防具は、最新のものを装備すること。

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ターン107
イベント ヤルル「いなくなったラッシュ」

■ヤルルに同行した私。
 魔獣にラッシュが連れ去られ、ヤルルはどうしていいかわからない様子。
 手持ち無沙汰な感が有り、落ち着かない。
 私は、ラッシュが以前──私に話してくれた事思い出した。
 ラッシュに裏切られたと嘆くヤルルに、私はラッシュと会い、話した全てを語った。
 しかし、例え話しても、ヤルルの父を殺したのがラッシュであることは変わらない。ヤルルのラッシュに対する気持ちは、大して変わらないかもしれない。‥‥でも、話さなきゃいけないって思った。
●ヤルルは、私の話を隣で静かに聞いていた。
 ラッシュとヤルルの父は、力の限界まで、何日も戦い続けていたこと。本当に強くて‥‥互いにその力を認めていたこと。
 そして、そんな2人の戦闘に堕天使が目をつけ、堕天使がヤルル父の足に枷をはめたこと。
 それを知らないラッシュは、いつもの調子で攻撃し────ヤルルの父の胸を、ラッシュの角が直撃‥‥。
 子供のヤルルには、あまりにも酷な話かと思う。でも、ヤルルの目はまっすぐ前を向いていた。
 聞き終わった後のヤルルは、なんだか清々しそうな顔をしていた。
 全ての真実を聞いて、何かを悟ったようだ。
 「お父さんが死んだのは‥‥ラッシュのせいじゃない」と、言ったのだ。
 そうと知った途端、「僕は、ラッシュに酷い事を言ってしまった」と、後悔してうな垂れるヤルル。

 「大丈夫よ、ヤルル。ラッシュは必ず分かってくれる。ラッシュに会って謝ろう。さぁ、ラッシュを助けに行こう!」

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ターン108
イベント リュドラル「フェリミとリュドラル」

■リュドラルに同行したら『フェリミとリュドラル』が発生した。
 「お前、フェリミ・マクディルか?」と聞くリュドラルに、「貴方は‥‥?」と尋ねるフェリミ。
 なんだか、不穏な空気が漂っている。
 「お前、あのミライアをいつまで放っておくつもりだよ」とリュドラル。
 フェリミは、「え?」という顔をして固まってしまう。
 しどろもどろで、「でも‥‥僕にとってはたった一人の肉親なんです」と応える。あぁ〜あ、姉弟だってばらしちゃった(笑)。
 リュドラルは、一瞬言葉に詰まるが(まさか、姉弟だったとは思ってなかったらしい)、「だからって、このままでは行かないだろ!?」と言い放つ。
 フェリミは、泣きそうな顔で、「でも‥‥でも‥‥」とモゴモゴしている。
 するとリュドラルは軽蔑のような眼差しでフェリミを見つめ、「お前なら分かってくれると思ったんだけど──。どうやら無理だったみたいだな」と吐き捨て、スタスタと帰ってしまった。
 呆然と立ち尽くすフェリミ。その顔がとても辛そうで、私は、彼の側にいてあげたかった。
 しかし、私はリュドラルに同行している身。リュドラルが去れば、私も去らないといけない。
●気まずい空気を残して、リュドラルは山道をスタスタと歩いている。。
 リュドラルは熱血な分、空気を一切読まないので(汗)、フェリミの傷にもお構いなしで、ズバッと入り込んでいく。
 リュドラルの言い分も分かるけど‥‥分かるけど‥‥。

■リリィが、「アドラメレク」の事件を見つけてきてくれた。
 ついに‥‥ついに来た。
 シーヴァスを訪問し、「行ってくれますか?」と頼むと即「OK」。
 戦に臨む前に、前回のグリフィンの時の反省を踏まえ、最強の武器防具を与えました。
 「さぁ、最後の決戦だ!頑張れシーヴァス!!」

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ターン109
戦闘 シーヴァス「アドラメレク再び」

■ついにシーヴァスvsアドラメレク。
 何故かAPが690なのはちょっと不安だけど、フロリンダがいるから大丈夫っしょ!ということで、いざ決戦の地へ──GO!
●新しい武器防具の為、シーヴァスのHPはゆっくりと減り、反撃すればクリーンヒット。
 いいぞいいぞ〜♪と思っていたら、アドラメレクの攻撃が、今度はシーヴァスにクリーンヒット。
 「うぉりゃ〜!私の可愛い勇者に何てことするんじゃ〜!!」by私(天使の台詞じゃない(汗))。
 しかし、そのおかげでゲージが溜まり、LV3の攻撃を連撃することができた。
 そしてトドメはいつもの──カンガルーパンチ!!
 敵は倒れ、シーヴァスも安堵。
 しかしアドラメレクは‥‥うっすらとほほ笑んでいた。
 「これで恨みは晴れたか‥‥?シーヴァス」と、アドラメレクは言う。
 シーヴァスは顔をしかめる。
 「我を倒し、両親の恨みを果たしたつもりだろうが、所詮お前も俺と同じ『コマ』にすぎない。我が堕天使‥‥お前が天使側の──」
 シーヴァスは、「ウルサイ!黙れ!」とアドラメレクに激怒していた。しかし、シーヴァスの眼は、明らかに動揺していた。
 アドラメレクは、シーヴァスが動揺したのを見届けて‥‥ニヤリとほくそ笑み、塵へと化していった。

●「大丈夫ですか?シーヴァス‥‥」。
 私は声をかけたが、シーヴァスは振り返らない。ただ──「あぁ」と、小さく応えるだけ。
 いつもと明らかに様子が違うシーヴァス。

■帰宅したら、シーヴァスが姿を消してしまったと、フロリンダから報告を受けた。
 何処にもいないのだそうだ。
 それってつまり‥‥行方不明ってことか。アドラメレクに言われたこと、そんなに気にしているのかなぁ?


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ターン110
イベント シーヴァス「シーヴァスの心」

■行方不明のシーヴァスを、リリィに探しに行ってもらいました。
 「見つかりました。会いに行きますか?」と言われたので、私は「勿論行きます」と答えた。

■シーヴァスの居場所を突き止め、探し出し‥‥待ち伏せをしていた私。
 向こうからシーヴァスが歩いてきた。‥‥目が合った。私の目を見るなり、とても気まずそうなシーヴァス。
 「シーヴァス‥‥。心配してたのよ」。私が言うと、シーヴァスは、「あぁ」と力なく俯く。
 「どうして居なくなったの?」
 私の心配そうな顔を見て、シーヴァスは苦しそうに頭を抱える。──そして、弱々しく言葉を吐いた。
 「分からなくなって‥‥。『勇者』が何なのか、私は何を求めているのか‥‥何もかも‥‥分からなくなった」
 ちょっ──今頃そんな事言わないでよ!
 シーヴァスは、アドラメレクに言われたことを、相当気にしているようだ。
 マズイ、このままでは堕天使の思うツボだ。堕天使は、心の隙を狙ってくる。このままではシーヴァスも‥‥
 「奴の言葉が、頭から離れない」と、嘆くシーヴァス。
 「勇者は所詮、戦いのコマというやつだ。えみり、お前は私をどう思っている?聞かせてほしい。お前にとって私は──何だ?
 私は、「貴方は『コマ』なんかじゃない!」とか、「シーヴァスは必要な人です!」と説得した。
 しかしシーヴァスは、「必要な人とは?勇者として必要な人という意味なのか?」と悲しく言い返してくる。
 何かが、シーヴァスの中で引っ掛かっている。
 私は、シーヴァスに目線を合わせ、静かに話しかけた。
 「シーヴァス、あの教会が今どうなってるか知ってますか?」
 「‥‥瓦礫の山だったよ」と、シーヴァスは苦笑いを浮かべて応えた。
 「そうです。でも人間は、教会を立て直そうと頑張っているのですよ」。
 立て直す──あの教会を?シーヴァスは、虚ろな目でわたしを見つめる。
 弱いのは当たり前。傷ついて当たり前。でも、みんな前を向いて頑張っているのですよ。貴方も、前を向いて頑張りなさいよ!私は、シーヴァスに渇を入れる。
 それでも、シーヴァスはモゴモゴと言っているので、私は、ついにプチン!と切れてしまった。
 「シーヴァス、アンタねぇ!傷ついているのはシーヴァスだけじゃ無いのよ!他の勇者だって同じように傷ついているの!っていうか‥‥アンタより数倍の傷を負った者だっているんだからね!何よ!自分だけが不幸みたいな顔しちゃってさ。アンタが、『勇者の中で一番不幸』だなんて、私は認めないわよ!
 ここまで私が怒ったのも久しぶりだ。
 これも、リュドラルの涙を見てきたからだろうか?
 親として慕った竜を同族に殺され、リュドラルは竜族から追い出され、泣きながら村に降りれば、今度は人間に疎まれ、恐れられる。
 居場所がない──。俺は何処に行けばいい!?悩むリュドラルを、私は近くで見ていた。辛くて辛くて、胸が張り裂けそうだった。
 シーヴァスとリュドラルの不幸を天秤にかけるなんて、失礼だとは思う。
 でも、リュドラルの涙を見た私にとっては、シーヴァスが彼より不幸だなんて、私はどうしても認めたくなかった。
 私が興奮して説得すると、シーヴァスは困ったような顔をしながら、「すまなかった」と一言。
 「私はどうやら、臆病風に吹かれていたようだ。もう逃げはしない。私は勇者としての務めを果たす。このインフォスと──君の為に」
 
 やっと、分かってくれたのね〜シーヴァス。

■帰宅してからは、それぞれの決戦の地に先回りしてもらいました。
 ヤルルは『魔獣の襲撃4』の地点へ
 レイヴは『地獄の騎士再び』の地点へ
 リュドラルは『魔竜の襲撃』の地点へ

 みんな正義感MAXだから、2つ返事で向かってくれますね(笑)。

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