■『フェリミとリュドラル』イベント準備のため、二人をカノーアに移動させました。 合流することによって、少しでもターンを短縮したいのです。 最終決戦に備え、各自、用が無くても常に移動している状態にし、レベルアップに奮闘して頂きます。
■『地獄の騎士再び』の戦闘が近い。 戦が起こってから向かっていたのでは遅い。先回りをして、常に『先手』の立場にいないといけない。 レイヴを訪問し、発生地点を指差して、「ここに向かってくれますか?」。 不満な顔をしながらも、「わかった‥‥」と小さく呟くレイヴ。そこで何が起きるか、天使だけが知っている──。フッフッフッ‥‥と不適な笑い。 a
■前ターンは久々の休みだった。今日もボーっと外の景色を眺めていたら、「天使様!」と突然フロリンダが現れた。 「ヤルル様が‥‥!」と言い、「向かわれますか?」と聞いてきたので、当たり前でしょ!と、早速私は飛び立った。 ■ヤルルの事件──『魔獣の襲撃3』。 性懲りも無く、何度も何度もヤルルを襲い、亡くなったヤルルの父をあざ笑い、ラッシュとヤルルの心を引き裂きいた憎い相手‥‥。ここで会ったが100年目!今こそ決着のときよ! ●魔獣は、ラッシュのことを散々貶すだけあって、ヤルルの父:ルドックのことも知っていた。そして魔獣は、嫌がらせなのか!?と思うほど、ヤルルの目の前でルドックのことをボロクソに貶し続ける。 ヤルルは、「父さんを馬鹿にするな!」と怒鳴る。 ○戦いが始まった。 しかし、奇妙なことが起こった。魔獣は、ヤルルが攻撃すると、途端にその姿を消してしまう。何度攻撃してもダメージは0。 実はこれ、特殊な事件。敵は、絶対に倒すことが不可能なのです。一応は『戦い』なので、ヤルルのHPは消耗しますが、慌てず動じず、ただ見ているだけでいいのです。初巡目はそうとは知らず、焦ったものです。 ○ヤルルが倒れ、トドメを刺そうと魔獣が足を踏み込んだ瞬間‥‥ラッシュが飛び掛ってきた。 ラッシュは魔獣に戦いを挑む‥‥が、力及ばず、囚われてしまった。
■ヤルルの「魔獣の襲撃3」も終わった為、彼はやっとこさ依頼を受け付けてくれるようになった。 早速、「クヴァールの魔獣」に先回りしてもらうことになりました。 ■妖精が、グリフィンの事件「最後の決戦」を探索してきました。 ついに‥‥決戦かぁ。早いなぁと、時の流れを感じます。 ●グリフィンを訪問し、「ビュシーク卿がまた各地の城を襲っています。向かってくださいますか?」と頼んだ。 グリフィンは、迷うことなく依頼を承諾してくれた。 「俺が行かないと決着がつかない‥‥。だから俺が行って倒す!」と、力強いグリフィン。 凄い‥‥カッコいいい♪とても素敵。育ったなぁ〜と、しみじみ。初めて出会った時は、ずた袋を提げて、盗みを働いていたのに──。 a
■グリフィンが、「最後の決戦」の城に辿り着いた。 戦闘が始まって、私は「あっ!」と、重大な事に気づいてしまった。 グリフィンの防具は‥‥古かった(汗)。‥‥‥‥し、死ぬかもしんない。どうしよう。 ●敵は強い!というか、強すぎた。 いきなり先手を食らわされ、400HPが、一気にストンと落ちてしまった。 ヒェ〜ッ!怖すぎる戦い。 APには限りがある為、回復魔法をポンポンとはかけられない。 グリフィンは人より頑丈に出来ているから(汗)、気合と根性で何とかなりそう。回復するのはギリギリでいいや(酷い‥‥)。 えっと、グリフィンの総HPは‥‥。HPが減ってゆく度に、電卓片手に引き算。 ゲッ!ついに100切った!と、焦った時、グリフィンのHPゲージが光った。必殺技をかけるつもりだ。 キャーちょっと待って────────!!!と、素早く『連撃魔法』をかける私。 ギリギリ間に合い、連撃&大回復。だが、敵はまだ倒れない! グリフィンはその後も何度も攻撃するが、武器や防具が古い為に、敵に与えるダメージも浅い(ゴメンねグリフィン。私のせいなのよ‥‥)。 しかし、文句一つ言わず、傷だらけになりながらも必死に戦うグリフィン。 しかも、ただでさえ傷だらけ&血だらけなのに、「危ねぇ!」と、フロリンダを庇って敵の前に出てくるもんだから、2人分のダメージを受けてしまった(T▽T)。 カッコいいシーンの筈なのに、「キャー止めてー庇っちゃダメ──!アンタ今、人を庇ってる余裕なんて無いでしょー!このおバカ!!」と、私は絶叫。 ○ついに‥‥グリフィンのHPが15に──。ふっ、終わったわね。 あとは逃げる準備よ!とコントローラーを抱えたら、フロリンダがヌッと飛び出し、カンガルーパンチ! やっと、ギリギリのところで敵は倒れてくれた。 ホッとしたのもつかの間、敵の背後から怪しい奴が‥‥。 だ、堕天使‥‥!鳥肌がたつほどの凄まじい毒気。私がブルブル震えていると、グリフィンは何を思ったのか── 「やるのかテメェ!望むところだ!」と、剣を振り上げた。 私は、その言葉を聞いて真っ青&冷や汗ダラダラ。 きゃー止めてー挑発しないで〜。貴方のHPは15なのよ〜(汗)。 しかし堕天使は、まだ時は満ちていないと、高笑いをしながら去って行った。 た、助かった‥‥。 教訓。武器防具は、最新のものを装備すること。 a
■ヤルルに同行した私。 魔獣にラッシュが連れ去られ、ヤルルはどうしていいかわからない様子。 手持ち無沙汰な感が有り、落ち着かない。 私は、ラッシュが以前──私に話してくれた事思い出した。 ラッシュに裏切られたと嘆くヤルルに、私はラッシュと会い、話した全てを語った。 しかし、例え話しても、ヤルルの父を殺したのがラッシュであることは変わらない。ヤルルのラッシュに対する気持ちは、大して変わらないかもしれない。‥‥でも、話さなきゃいけないって思った。 ●ヤルルは、私の話を隣で静かに聞いていた。 ラッシュとヤルルの父は、力の限界まで、何日も戦い続けていたこと。本当に強くて‥‥互いにその力を認めていたこと。 そして、そんな2人の戦闘に堕天使が目をつけ、堕天使がヤルル父の足に枷をはめたこと。 それを知らないラッシュは、いつもの調子で攻撃し────ヤルルの父の胸を、ラッシュの角が直撃‥‥。 子供のヤルルには、あまりにも酷な話かと思う。でも、ヤルルの目はまっすぐ前を向いていた。 聞き終わった後のヤルルは、なんだか清々しそうな顔をしていた。 全ての真実を聞いて、何かを悟ったようだ。 「お父さんが死んだのは‥‥ラッシュのせいじゃない」と、言ったのだ。 そうと知った途端、「僕は、ラッシュに酷い事を言ってしまった」と、後悔してうな垂れるヤルル。 「大丈夫よ、ヤルル。ラッシュは必ず分かってくれる。ラッシュに会って謝ろう。さぁ、ラッシュを助けに行こう!」 a
■リュドラルに同行したら『フェリミとリュドラル』が発生した。 「お前、フェリミ・マクディルか?」と聞くリュドラルに、「貴方は‥‥?」と尋ねるフェリミ。 なんだか、不穏な空気が漂っている。 「お前、あのミライアをいつまで放っておくつもりだよ」とリュドラル。 フェリミは、「え?」という顔をして固まってしまう。 しどろもどろで、「でも‥‥僕にとってはたった一人の肉親なんです」と応える。あぁ〜あ、姉弟だってばらしちゃった(笑)。 リュドラルは、一瞬言葉に詰まるが(まさか、姉弟だったとは思ってなかったらしい)、「だからって、このままでは行かないだろ!?」と言い放つ。 フェリミは、泣きそうな顔で、「でも‥‥でも‥‥」とモゴモゴしている。 するとリュドラルは軽蔑のような眼差しでフェリミを見つめ、「お前なら分かってくれると思ったんだけど──。どうやら無理だったみたいだな」と吐き捨て、スタスタと帰ってしまった。 呆然と立ち尽くすフェリミ。その顔がとても辛そうで、私は、彼の側にいてあげたかった。 しかし、私はリュドラルに同行している身。リュドラルが去れば、私も去らないといけない。 ●気まずい空気を残して、リュドラルは山道をスタスタと歩いている。。 リュドラルは熱血な分、空気を一切読まないので(汗)、フェリミの傷にもお構いなしで、ズバッと入り込んでいく。 リュドラルの言い分も分かるけど‥‥分かるけど‥‥。 ■リリィが、「アドラメレク」の事件を見つけてきてくれた。 ついに‥‥ついに来た。 シーヴァスを訪問し、「行ってくれますか?」と頼むと即「OK」。 戦に臨む前に、前回のグリフィンの時の反省を踏まえ、最強の武器防具を与えました。 「さぁ、最後の決戦だ!頑張れシーヴァス!!」 a
■ついにシーヴァスvsアドラメレク。 何故かAPが690なのはちょっと不安だけど、フロリンダがいるから大丈夫っしょ!ということで、いざ決戦の地へ──GO! ●新しい武器防具の為、シーヴァスのHPはゆっくりと減り、反撃すればクリーンヒット。 いいぞいいぞ〜♪と思っていたら、アドラメレクの攻撃が、今度はシーヴァスにクリーンヒット。 「うぉりゃ〜!私の可愛い勇者に何てことするんじゃ〜!!」by私(天使の台詞じゃない(汗))。 しかし、そのおかげでゲージが溜まり、LV3の攻撃を連撃することができた。 そしてトドメはいつもの──カンガルーパンチ!! 敵は倒れ、シーヴァスも安堵。 しかしアドラメレクは‥‥うっすらとほほ笑んでいた。 「これで恨みは晴れたか‥‥?シーヴァス」と、アドラメレクは言う。 シーヴァスは顔をしかめる。 「我を倒し、両親の恨みを果たしたつもりだろうが、所詮お前も俺と同じ『コマ』にすぎない。我が堕天使‥‥お前が天使側の──」 シーヴァスは、「ウルサイ!黙れ!」とアドラメレクに激怒していた。しかし、シーヴァスの眼は、明らかに動揺していた。 アドラメレクは、シーヴァスが動揺したのを見届けて‥‥ニヤリとほくそ笑み、塵へと化していった。 ●「大丈夫ですか?シーヴァス‥‥」。 私は声をかけたが、シーヴァスは振り返らない。ただ──「あぁ」と、小さく応えるだけ。 いつもと明らかに様子が違うシーヴァス。 ■帰宅したら、シーヴァスが姿を消してしまったと、フロリンダから報告を受けた。 何処にもいないのだそうだ。 それってつまり‥‥行方不明ってことか。アドラメレクに言われたこと、そんなに気にしているのかなぁ? a
■行方不明のシーヴァスを、リリィに探しに行ってもらいました。 「見つかりました。会いに行きますか?」と言われたので、私は「勿論行きます」と答えた。 ■シーヴァスの居場所を突き止め、探し出し‥‥待ち伏せをしていた私。 向こうからシーヴァスが歩いてきた。‥‥目が合った。私の目を見るなり、とても気まずそうなシーヴァス。 「シーヴァス‥‥。心配してたのよ」。私が言うと、シーヴァスは、「あぁ」と力なく俯く。 「どうして居なくなったの?」 私の心配そうな顔を見て、シーヴァスは苦しそうに頭を抱える。──そして、弱々しく言葉を吐いた。 「分からなくなって‥‥。『勇者』が何なのか、私は何を求めているのか‥‥何もかも‥‥分からなくなった」 ちょっ──今頃そんな事言わないでよ! シーヴァスは、アドラメレクに言われたことを、相当気にしているようだ。 マズイ、このままでは堕天使の思うツボだ。堕天使は、心の隙を狙ってくる。このままではシーヴァスも‥‥ 「奴の言葉が、頭から離れない」と、嘆くシーヴァス。 「勇者は所詮、戦いのコマというやつだ。えみり、お前は私をどう思っている?聞かせてほしい。お前にとって私は──何だ?」 私は、「貴方は『コマ』なんかじゃない!」とか、「シーヴァスは必要な人です!」と説得した。 しかしシーヴァスは、「必要な人とは?勇者として必要な人という意味なのか?」と悲しく言い返してくる。 何かが、シーヴァスの中で引っ掛かっている。 私は、シーヴァスに目線を合わせ、静かに話しかけた。 「シーヴァス、あの教会が今どうなってるか知ってますか?」 「‥‥瓦礫の山だったよ」と、シーヴァスは苦笑いを浮かべて応えた。 「そうです。でも人間は、教会を立て直そうと頑張っているのですよ」。 立て直す──あの教会を?シーヴァスは、虚ろな目でわたしを見つめる。 弱いのは当たり前。傷ついて当たり前。でも、みんな前を向いて頑張っているのですよ。貴方も、前を向いて頑張りなさいよ!私は、シーヴァスに渇を入れる。 それでも、シーヴァスはモゴモゴと言っているので、私は、ついにプチン!と切れてしまった。 「シーヴァス、アンタねぇ!傷ついているのはシーヴァスだけじゃ無いのよ!他の勇者だって同じように傷ついているの!っていうか‥‥アンタより数倍の傷を負った者だっているんだからね!何よ!自分だけが不幸みたいな顔しちゃってさ。アンタが、『勇者の中で一番不幸』だなんて、私は認めないわよ!」 ここまで私が怒ったのも久しぶりだ。 これも、リュドラルの涙を見てきたからだろうか? 親として慕った竜を同族に殺され、リュドラルは竜族から追い出され、泣きながら村に降りれば、今度は人間に疎まれ、恐れられる。 居場所がない──。俺は何処に行けばいい!?悩むリュドラルを、私は近くで見ていた。辛くて辛くて、胸が張り裂けそうだった。 シーヴァスとリュドラルの不幸を天秤にかけるなんて、失礼だとは思う。 でも、リュドラルの涙を見た私にとっては、シーヴァスが彼より不幸だなんて、私はどうしても認めたくなかった。 私が興奮して説得すると、シーヴァスは困ったような顔をしながら、「すまなかった」と一言。 「私はどうやら、臆病風に吹かれていたようだ。もう逃げはしない。私は勇者としての務めを果たす。このインフォスと──君の為に」 やっと、分かってくれたのね〜シーヴァス。 ■帰宅してからは、それぞれの決戦の地に先回りしてもらいました。 ヤルルは『魔獣の襲撃4』の地点へ レイヴは『地獄の騎士再び』の地点へ リュドラルは『魔竜の襲撃』の地点へ みんな正義感MAXだから、2つ返事で向かってくれますね(笑)。 |